前回の続きで、6日間パス乗り鉄1日目・7月23日の後半です。

前回は森駅までの行程でしたが、ここから先の行程を紹介します。

 

 

 

当駅から伊達紋別駅までの間、『北の大地…』を順に買い廻るのですが、特急と普通を交互に乗り継ぐという行程が続きます。

13:02発の札幌行11D特急北斗11号で次の八雲駅まで向かいます。

 

 

 

改札後北斗が発着する1番線ホームに出ると、反対側の2番線ホームでは4833Dだった車両の切り離し作業が行われていました。先頭のキハ40 1801のサボは『長万部-森』に交換されていたので、13:44発の893Dの運用に入るようです。

 

 

 

 

北斗11号が到着しました。やはりキハ261系による運用で、編成は下記の通り。

函館←①(G)キロ261-1114 ②(指)キハ260-1114 ③(指)キハ260-1323 ④(指)キハ260-1334 ⑤(指)キハ260-1402 ⑥(自)キハ260-1214 ⑦(自)キハ261-1214☆→札幌(全車函ハコ

 

 

 

 

次の八雲までたった20分しか乗車時間がありませんが、昼食として先程購入した『いかめし』(¥780)を車内で食べます。

実はこの日初めてのまともな食事だったりして…。

ほんのり温かいのが嬉しいのですが、イカが大振りだったためか味の浸み込み具合がちょっと足りなかったかな…。

なお、いかめしには割り箸と手拭きが付いてこないため、車内で食べる際は注意が必要です(私は予め用意していたが…)

 

 

 

いかめしを食べ終えて一息つくヒマもなく、八雲駅に到着します。

 

 

 

13:22、八雲駅に到着します。

短い停車時間中に車番を控えるのは大変だ!

 

 

 

八雲駅の『北の大地の入場券』ですが、当駅の分は2枚分連なった横長サイズ…。

あくまでも折り曲げるか切り離す事を前提にしているのでしょうが、コレクターにしてみればそのような事はタブーなのであって、この場合は小児用との組み合わせで通常サイズの券を2枚セットで売るほうが良かったのでは…と思います。

このタイプの券は何箇所も存在するため、折らずに持ち帰るためにはA4サイズ以上のクリアケースかクリアファイル等の持参は必須です。

図柄は入場券側の右側が電気式気動車H100の甲種回送、左側は183系で運転されていた当時の特急北斗です。

 

 

 

八雲駅では次に乗車する長万部行普通893Dまで約1時間の空きがあります。

 

 

 

待ち時間の間コンビニに飲み物を買いに行ったり(私が普段飲んでいるモノはどこの自販機に行っても買えるワケではない…)、待合室で翌日以降の行程の計画を練るなどしながら時間をつぶします。

改札が始まり2番線ホームに出るのですが、反対側の1番線ホームには紫陽花の花が咲き誇っていました。

 

 

 

14:23発長万部行普通893Dが到着。先述の通りキハ40 1801の単行。

 

 

 

893Dという列車番号ですが、反社のコワいおっさんやお兄さんは乗っていません。その代わり18キッパーなどの乗り鉄がほとんどでしたが…。

海側のBOX席は既に先客で埋まっているので、まだ空いていた山側に席を確保しました。

 

 

 

八雲のお隣、山崎駅は素朴な旧来からの木造駅舎が残っています。

京都にある東海道本線の山崎駅は「やまざき」(サントリーのウイスキーで有名ですね)ですが、コチラは「やまさき」と読みます。

 

 

 

14:57、終着の長万部駅に到着。

「おしゃ、まんべ」と聞いて由利徹のギャグを思い出すのは中高年世代ですね…。ちなみに私は『永遠の鉄道少年』ですよ。

 

 

 

側線にはキハ40 1784と、函館本線山線で活躍するH100-12が留置されていました。この組み合わせが見られるのはいつまでだろうか…。

なお、今回の6日間パス乗り鉄では山線区間は乗車しないため(一日散歩きっぷでも廻れるため)、H100にも乗る事はありません。悪しからず。

 

 

 

長万部駅の『北の大地の入場券』。ここでようやくゾロ目をゲット!

『ご当地入場券』の時でも何箇所かゾロ目に当たりましたが、『北の大地…』では初めて。あと何箇所ゲットできるかな?

なお、『北の40記念入場券』は2月に購入済みです。

 

 

 

山線と海線(室蘭本線)が分かれる長万部駅。

国鉄末期から駅舎の形態はあまり変わっていません。

 

 

 

駅舎のそばには長万部のゆるキャラ『まんべくん』の顔ハメ看板がありました。

 

 

 

森がいかめしなら、長万部はやっぱ『かにめし』っしょ!というワケで、駅前のかにめし本舗かなやで買っていく事にしました。

 

 

 

長万部からは再び特急の旅。

15:21発札幌行13D特急北斗13号で洞爺に向かいます。

 

 

 

北斗13号もまた261系による運用。編成は下記の通り。

函館←①(G)キロ261-1109 ②(指)キハ260-1109 ③(指)キハ260-1324 ④(指)キハ260-1328 ⑤(指)キハ260-1407 ⑥(自)キハ260-1210 ⑦(自)キハ261-1210☆→札幌(全車函ハコ

 

 

 

北斗13号の7号車自由席も余裕で席を確保できました。

 

 

 

いかめしを食べてからまだ2時間程度しか経過していませんが、洞爺までの25分の間に先程購入した『かなやのかにめし』(¥1180)を食べる事にします。駅弁はさめても美味しいというのはわかっているのですが、せっかく温かい状態で売られているのだからできるだけ買ってすぐに食べたいのです。

 

 

 

室蘭本線に入ると、より一層どんよりとした空模様に…。

 

 

 

15:46、洞爺駅に到着。

雨は止んでいましたが、周囲は濃い霧に覆われています。

 

 

 

駅舎は北海道洞爺湖サミットの開催を機に国鉄時代からの建物を大幅にリニューアルし、右側には『駅交流センター』と呼ばれる公共施設が増築されています。駅の裏手にそびえるのは洞爺湖町役場庁舎。

 

 

 

洞爺駅の『北の大地の入場券』ですが…さすがに確変連チャンというワケにはいかず、1番違いでゾロ目を逃した…orz

図柄は噴火湾と駒ヶ岳をバックに走行するキハ40(日高線色)です。

 

 

 

次の伊達紋別駅までは16:07発東室蘭行普通481Dに乗車します。

 

 

 

481Dでやってきたのはキハ40 1784(札トマ)。先程長万部駅の側線に留置されていた車両です。

「1784」は語呂合わせで「稲葉氏」と読めますね(^_^;)

 

 

 

481Dは単行ですが、長万部からの18キッパーに加えて豊浦方面からの地元客、さらには『日本一の秘境駅』小幌駅に訪問した帰りと思われる乗り鉄らで比較的混雑しており、BOX席は諦めトイレ前のロングシートに席を確保しました。乗車時間はたった16分なのであまり気にしませんが。

16:23、伊達紋別駅に到着。

 

 

 

伊達紋別駅の『北の大地の入場券』の図柄は、隣駅北舟岡駅付近の海沿い区間の夕陽をバックに走行するキハ261系です。

 

 

 

伊達紋別駅の駅舎は1925年開業当初からの建物を改修しながら使用しており、道内の現役駅舎の中でも指折りの歴史を誇ります。

石北本線の網走駅旧駅舎(1932年築)もこの駅舎に類似しており、特徴的なマンサード屋根を有する建築様式が共通しています。網走の駅舎は国鉄のディスカバー・ジャパンキャンペーンの時期に大変な人気があったようで、現駅舎に建て替えせず改修して使用し続けていれば、今頃は門司港駅舎のように重要文化財になっていたかもしれません。

 

 

 

この日の『北の大地…』収集も伊達紋別が最後で、またフツーの乗り鉄旅として17:00発の札幌行15D特急北斗15号で東室蘭駅に向かいます。

 

 

 

北斗15号も、またもや261系の運用。編成は下記の通り。

函館←①(G)キロ261-1115 ②(指)キハ260-1115 ③(指)キハ260-1329 ④(指)キハ260-1326 ⑤(指)キハ260-1403 ⑥(自)キハ260-1213 ⑦(自)キハ261-1213☆→札幌(全車函ハコ

 

 

 

黄金付近の噴火湾。遠く雲の隙間から日差しが海を照らし出す…。

 

 

 

室蘭の港と、対岸の室蘭半島が見えてきました。

 

 

 

特急で16分の乗車時間は勿体ないですが、コマ切れ乗車にも対応できる6日間パスはやっぱり『神切符』です。

 

 

 

17:16、東室蘭駅に到着。

ここから『すずらんくずれ』の789系普通列車で室蘭へ向かいます。

 

 

 

17:38発の室蘭行1438Mは1008M特急すずらん8号の末端区間で、東室蘭から先が普通列車として運転されます。もっとも、登別から先は冨浦のみ通過でほとんど各駅停車なのだから、その区間のみの乗車なら料金不要にしても良いと思いますが…。

 

 

 

1008M特急すずらん8号が到着します。私としては2編成のみ残存する785系を期待していましたが、残念ながら789系の運用でした。

編成表は下記の通り。

【札サウ 789系HL-1003編成】  札幌←①(自)クハ789-1003 ②(自)モハ789-1003 ③(指)サハ788-1003 ④(指・uシート)モハ789-2003☆ ⑤(自)クハ789-2003→室蘭(※東室蘭~室蘭は全車自由席)

 

 

 

東室蘭から先の普通列車区間は全車が自由席となるため、短い間ではありますがuシートの4号車に乗車してみました。

 

 

 

5両編成と輸送力過剰なため、各車両ともガラ空き。

uシートの座席自体は気動車特急で採用されている『グレードアップ指定席』仕様のそれとほぼ同じ形状で、差異といえばシート地と背面コンセントの有無くらい。但しシートピッチはコチラのほうが広いので、『プレミアムエコノミー』とも呼べる仕様でしょう。

 

 

 

たった11分の乗車時間で終着の室蘭駅に到着。

 

 

 

隣に停車中のキハ40形2連は、長万部行484Dの車両です。

 

 

 

室蘭駅も『北の大地…』の発売箇所で、改札口にはまだ駅員がいたにも関わらず、みどりの窓口は17:30で営業終了なので今回は買えません。コレは事前に承知の上なので、購入はまたの機会にします。

せめて折返しの普通1441M(東室蘭から1011Mすずらん11号)の発車時刻あたりまで営業してくれたら有難いのですが。

 

 

 

1997年に現在地に移転となった室蘭駅。

さすがに保存されている旧駅舎を見て廻る時間はないので、またの機会にします…。

 

 

 

室蘭駅の線路終端部。夕張駅や志布志駅などもそうでしたが、近年、周辺の再開発などで終端駅が移転される際は線路が従来の駅より手前側になるため営業キロが短くなってしまっています。

 

 

 

18:12発札幌行普通1441M(東室蘭より1011M特急すずらん11号)で折返し、そのまま札幌への帰路に就きます。

 

 

 

同じ編成なので編成表は省略。

帰路は先頭1号車(自由席)のクハ789-1003に乗車します。

 

 

 

毎年、『母の日記念乗車券』が発売される母恋駅。

私は収集鉄でもあるのですが、この乗車券は硬券時代に一度買ったきりで、それ以来買った事がありません…。

 

 

 

東室蘭操車場にはまだ『THE ROYAL EXPRESS』の姿が!

この後、深夜に札幌運転所へ向けて甲種回送されたそうです。

 

 

 

特急すずらんの全列車が停車する千歳駅。

前週に旭川→深川で乗車した721系F-1編成は千歳線の運用に入っていました。

 

 

 

室蘭から2時間弱で20:04、終着・札幌駅に到着し、この日の旅が終わりました。

 

 

 

この日に収集した『北の大地…』は特急北斗の停車駅中、函館~伊達紋別の7駅を揃えました。

すずらん11号乗車中に、翌日以降の行程をいろいろと考えていて複数パターンの計画を立てておいたのですが、まだ完全な行程は決まっていません。とりあえず翌24日は行く方面を決めておき翌日に備えますが、細かい行程は移動中に考える事にします。

次回は2日目前半の行程の紹介の予定です。

つづく