こんばんは

遅まきながら梅雨明けしましたが結局暑さなどからやる気ダダ下がりなため過去の話題で繋いでいきます。

そういえば以前知り合いより此処はお金になるのかと問われた事がありましたが、YahooブログでTポイント稼げていた時代は微力ながら稼ぎになっていましたがライブ扉に移行後は一銭の収入にもなりません。完全に道楽と暇つぶし、文章を書く訓練(特に仕事にする積りはないが)とタイトル通りの「備忘録」としてやっています。
時々昔の記録をまとめたブログを拝見しますが、あのような存在を目指しています。まぁYahooも突然サービス終了になったので此処もずっと残るとも限りませんし、そもそも書き手も悪い箇所の方が多い人間なのでいつまで書き続けられるかは永遠の謎です。

さて前置きが長くなりましたが今回の記事へ参りませう。

IMG_1087


2012年夏、所用で長津田方面に行った際にこどもの国線恩田駅に隣接する東急長津田工場を外から見ました。
※すべて敷地外or列車内より撮影。

9315

東横線の副都心線直通を翌春に控え、東横線から撤退する9000系及び1000系の工事の真っ最中でした。
写真は記録によるとデハ9315。転用されずに廃車となってしまった模様で、この後建屋内に取り込まれて部品類を外されます。9000系のうち大井町線転用に漏れた約1/3は車両としての転用はされず8500系に先んじて廃車となりましたが台車など部品単位では1000系と組み合わせて譲渡された例もあるようです。

1303

一見9000系に見えますが3扉なので1000系。東横線編成は他社に譲渡されるであろうと思っていましたが多くが3連化されて池多摩線に転用されるとは当時思っていませんでしたね。
写真の1003Fのデハ1303号は先頭車化改造の上福島交通に譲渡されている模様です。


IMG_1065

デハ1353は解体済みの模様。1両たりとも解体するなと言う指示の下で改造やら譲渡された7000系と比べると明暗が分かれる形となっています。

IMG_1029

工場前には、廃車となった9000系の中間車が陸送での搬出準備を行っていました。

IMG_1103IMG_1100
行先表示やクーラーなどの部品は外され、ドアもだらんと開いていました。
本来線路の上を走るはずの電車がドンガラ状態で道路を物も言わずに走っていく姿は時々他社様の動画で拝見しますがやはり物悲しさを感じますね。

7507-90

9000系の中間車は第2の人生叶わずでしたが、9000系よりも年長の元8089Fは秩父鉄道仕様に改造され7500系7507Fとして第2の人生を歩むことに。3連としての増備はこの編成をもって終了し、あとの4本は中間車を先頭車化改造した7800系となります。

IMG_1051

そしてこんなものも…

IMG_1061

この年の2月に引退したデヤ7200系7200・7290が留置されていました。単行で走れる事もあってか他社への譲渡も期待され、この後もしばらく保留されるなど東急も譲渡の照会を待つかのように廃車を渋っていた節がありましたが結局叶わず、7200は一時期等々力競技場に展示され、7290も2014年にイベントで展示されたのを最後に共に廃車解体となっています。

IMG_1044

この時はダイヤモンドカット顔側を突き合わせていたので、特徴的な増設運転台がよく見えました。

IMG_1063

顔を突き合わせて、何を語る…

時代の変わり目が垣間見えた8年前の夏の長津田工場でした。

OMAKE

IMG_9178

1954年に落成し東急で活躍後、上田個通に譲渡されて廃車後は里帰りを果たした東急5000系の栄えあるトップナンバーデハ5001。鉄道史に残る車両ではありますが、里帰り後の処遇は散々で長らく保管された後何と車体を半切りにされてボディだけの状態で渋谷駅前に置かれる事に。少々保存環境に難がありながらもゆかりの地で人々に囲まれ余生を送るものと思いきや、渋谷駅再開発の波に呑まれる形で撤去が決定。幸いにも移設されますが行先は何と秋田県大館市。何でも大館市は近接する忠犬ハチ公の故郷という事ですがそれならハチ公像を移設するのでは…と少々疑問。熊本などでも保存されてるからいーやみたいな考えだったんですかね。
雪深い環境故に今後の動向が気になります。

IMG_9176

前面サボ。
旧字体に歴史を感じます。

IMG_9165

運転室。
床下機器は失われ半切りにされながらも、草創期の高性能電車の首都圏における数少ない生き残りでしたが…
ちょくちょく周辺を通りますが常に人が多い場所なので中々撮りに行けず、撮ったのは2013年3月ただ1回のみでした。

移設は残念ですが、そのままの形で永遠に残しておくには限界があると思うので今一度考えてみる機会かもしれません。

最後までご覧いただきありがとうございました。