こんにちは。

今日はNゲージ鉄道模型、北海道型交流電機ED76 500番台整備の話です。当初detail upだけの予定でしたが..それだけでは済みませんでした(笑)。

 

KATOの品番3071が1両在籍しています。写真は整備後の姿です。

函館本線の電化区間(小樽-旭川)を走った機関車、北海道内専用という意味では唯一の電気機関車です。 ED76は九州に0番台、1000番台が居て今も一部現役と思いますが、この500番台も同じくED76を名乗っています。B-2-Bの軸配置、SG(蒸気暖房)搭載の交流電機という意味では確かに同じですが、

・前面貫通扉、ヒサシ付き

・KE70ジャンパ栓を装備する”重連型”

・位相制御にサイリスタを採用した進化形

・屋根上に高圧機器群が無い

と、0/1000番台とは”別物”といった感じの内容です。

22両が製作され活躍しましたが、今は全て廃車になっています。模型はそのラストナンバー、522号機としています。

 

フライホイール付、サスペンション機構の効くKATOの最新設計です。中間台車付きのB-2-B配置、長い車体、ヒサシ付きの前面、別パーツの高圧碍子に銅配線など、いい感じに表現されています。唯一の難点が製品のパンタグラフがオーバーサイズだったので、早々にTOMIXのPS103へ交換しています。碍子部を残し、これに瞬間接着剤付けです。車体が長いっすねー。F級交流機EF71とほぼ同サイズです。

 

この車両、2013年の購入でした。意外と長く走っています。TOMIXのED75(ヒサシ付など)もまだ増備していた頃でした。そしてDCC基板は、緑のDN163K1Bが入っていました。DN163K4aだとばかり思っていた、すっかり忘れていました。K1BはDD51に搭載しているものですが、接点の位置はK4aと共通設計です。違いは基板のサイズが長い、ED75には入りませんがED76の図体が大きかったので入ったのでしょう。2013年購入時はまだK4a基板の存在を知らなかったかも知れません。

 

同じく北海道を走ったED79と並べてみました。ED79は青森-函館の津軽海峡線で運用されたED75 700からの改造車です。雰囲気、車体の長さ、ジャンパ栓配置など大きく異なります。

”北海道型”の共通点はどちらも進行方向に関わらず函館方(小樽方)のパンタ1基上昇に固定されていたこと。同方面行の列車は”前パン”走行となります。これぞ北海道型 という感じで私は好きでした。

ED76 500から津軽海峡線用に改造された551号機が存在しましたが、これだけ車体長が違うと、停車位置合わせなど大変だったんじゃないかな?

 

前置きが長くなりましたが、今回行った主なものはブレーキホース類の装備改造です。

 

ホーム駅舎部照明の記事で出て来た同車の写真には無かったホース類が付いています。

小樽方はホース類が右側に集中します。

右から2本はTOMIXのPZ-001、その内側、連結器脇に銀河モデルN-105を付けたのはED75,79などと共通ですが、その下から連結器下をV字形状で左側に伸びるホースを付けています。これ、SGホースと思われます。

 

実車写真よりこのようにしました。右から2本目、釣合管ホースコックに黄色い塗装も北海道型の特徴?模型でも再現しました。なおSGホースはエアホースより太めに見えたので、模型でも0.55mmとちょっと太い銅線を使って表現しました。

1988/08 小樽駅

 

反対側(旭川方)は雰囲気が異なり、2本のブレーキホースが左側に来て、SGホースもありません。

 

これも実車の姿を参考にしています。写真は地上駅時代の札幌駅、急行大雪の先頭に立つ520号機です。旭川までED76の牽引でしたね。私事、初の北海道撮影旅行時の撮影、この列車に乗車して網走へ行きました。この撮影行では宿代を浮かすために座席夜行を多く使っていましたが、どの列車も混んでいた記憶があります。もう32年前なんですねー。

1988/08 札幌駅 511レ 急行 大雪

 

模型はここまでだとdetail upで終わりなのですが..

 

駅舎部照明入れの記事でUpした写真(再掲)、撮影時は気づいていませんでしたが、ホース類取付未改造の他に、このED76 500 何かがおかしい・・・

① 信号炎管が無くなっている

② MicroTrains連結器の平板側が折れて?無くなっている

この2点の不具合が発見されました。よく見ないとわからないですね。これは整備しなおさなきゃ..

 

先ず信号炎管、KATOのHP写真より、銀色のパーツが付いていたようなので、手持ちのもの(多分EF58のパーツ)を取り付けました(矢印部)しかし、穴が大きすぎてユルユルだったので、少量のゴム系接着剤を使って固定しています。製品状態から緩かった記憶がおぼろげながらあります。両エンド2本とも飛んで無くなったってそうは無いですしね。まー手持ちパーツで補修できたのでヨシとします。

 

続いて連結器、ちょっと写真がブレちゃいましたが、右がこれまで付いていたもの。何でこうなったんだか?...左側のものに交換です。製品はMicro TrainsのNo.2004、(No.2001のショートシャンクと同じ)です。キットを自分で組み立て、固定にハンダゴテを当てて少し溶かして接着するのでハウジングの左右に溶けた跡が残ります。

連結器交換のため台車も外したので、清掃と、トラクションタイヤ交換といった整備も行いました。

 

これでdetail upと整備は終了です。牽引しているのは51系(50系51型)客車です。ED75からの交流電機繋がりで何度か撮影した馴染みの車両です。機関車の話が長くなっちゃったので、51系については実車走行写真も交えてまた改めて書こうと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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