今回は秩父鉄道で急行用車両として使用されていた300系の新塗装です。

 
パッケージ
秩父鉄道急行用の車両として登場した300系。オープンパッケージ版は鋼製の中間車サハ351が製品化されました。
実車は2両で登場した後、3両化されました。鋼製のサハ351、アルミ製のサハ352の2種類の中間車が製造されそれぞれ組み込まれました。
オープンパッケージ版は旧塗装と新塗装の2種類が登場しましたがどちらも鋼製中間車を挟んだ301編成となります。

商品情報

・2016年7月発売
・1箱4500円円+税
・展示用レール、動力化台車枠、無線アンテナが付属
・デハ301‐サハ351‐デハ302の3両セット

推奨パーツ

・動力ユニット 20m級A TM-08(現:TM-06R)
※先頭車のみ動力化対応で、連結面側スペーサーL、運転台側は300系に付属するスペーサーTを使用
・走行化パーツ TT-04(グレー 現:TT-04R)
・パンタグラフ TOMIX 0238 PG16

レビュー
〇寄居・羽生寄り先頭車 デハ301

デハ301

寄居・羽生寄りの制御電動車デハ301です。

当時流行りの湘南窓スタイルの車両で、デザインや搭載機器類が先に製造された富士急行3100形に近いものとなっています。

日本車輌が作る車両で、私鉄で似たような車両は長野電鉄2000系や南海20001系などがありますね。

明るい黄色のボディに青色の帯がさわやかでいいですね。

 

正面

正面です。車番(301)とHM(急行秩父路)が印刷されています。

Hゴムはグレー、アンチクライマー、ワイパーがそれぞれ塗装済みとなります。

金型がリニューアルされ、前照灯と尾灯がクリアレンズ化されました。

旧製品では中央部には行き先サボ差しがモールドで表現されていましたが、それが撤去されてHMが印刷されています。

 

側面

社紋、車番、ロゴが印刷済み。窓サッシは銀、Hゴムはグレーで塗装。

床下機器類は主抵抗器や制御器類が搭載されます。

 

表記類

表記類です。社紋の地色は帯色と同じ青になっています。

 

妻面

妻面は貫通扉とはしごが設置されています。

Hゴムも塗装され、さらに貫通扉の取っ手も銀色に塗られています。細かいですね。

 

屋根

屋根はパンタグラフと無線アンテナが別パーツで、後は一体成型品となります。

旧製品にはあったベンチレーター脇のランボードがなくなっています。

 

パンタ部

パンタ配管は1本だけ引かれているんですね。

 

無線アンテナ

無線アンテナはユーザー取り付けパーツとなります。

 

〇中間車サハ351

サハ351

300系の製造から7年後、1966年に登場しました。

製品化にあたり2色とも鋼製中間車のサハ351となります。アルミ車のサハ352が欲しい方はあまぎモデリングイデアのキットを組み立てる必要がありますね(一応購入しました)。

 

妻面(羽生寄り)

羽生寄りの妻面ははしごや銘版がなくすっきりしています。

 

側面

7年の差がありますが、窓や扉配置は先頭車と同じように作られています。

床下機器はタンクやMGがついています。

 

妻面(三峰口寄り)

三峰口寄りは片側妻面扉なしではしごが設置されています。

 

屋根

屋根はベンチレーターが7基設置されています。

 

〇三峰口寄り先頭車 デハ302

デハ302

三峰口寄り先頭車デハ302です。こちらはパンタがないタイプとなります。

 

正面

正面です。

 

側面

側面です。元々トイレが設置されていた車両ですが、黄害の問題から撤去されました。

トイレが設置されていたため小窓が3つ並ぶ窓割に変更されています。

 

妻面

左側に窓がないのは元々トイレがあったため。

 

屋根

ベンチレーターが一体成型となっています。

 

無線アンテナ

こちらにもユーザー取り付けパーツで無線アンテナを取り付けます。

 

1編成導入

旧塗装を購入したので揃えたくなったので購入。

通常販売されている秩父鉄道シリーズは揃いました。あとは真鍮キットやマイクロエースなどから販売されているものを少しずつ集めていこうと思います。