私はTOMIXのE501系(2012年発売の床下グレー仕様)を15両持っています。TOMIXのE501系は209系の床板を流用しており、実車とは床下機器が大幅に異なります。

付属編成5両は2018年に床下機器の改造をしました。

 

 

この改造作業では、大半の床下機器をマイクロエースのE501系からの複製(おゆまるで型を取ってポリパテを充填)に頼っていましたが、マイクロエースのE501系は床下機器のモールドがかなり緻密で、うまく複製できていない個所が多いです。上の写真はモハE500ですが、機器箱の取っ手など、欠けてしまっている部分が目立ちます。当時はそれなりに満足していましたが、今見るとちょっと仕上がりが雑だなと感じます。

 

そこで、基本編成の改造では複製部品の使用は最小限にとどめ、なるべくGMのバルクパーツを使うことにしました。

 

作業中の写真を撮っていないので、いきなり作業後の写真です。スマホが不調のため、一眼レフで撮影しました。

 

各車の加工内容を説明していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

主変圧器周辺のスミ入れのしやすさを考慮し、高速度遮断器は塗装後に接着することにします。

 

モハE501とモハE500では共通配電箱の大きさが異なっており、それも再現しました。これはマイクロエースでは再現されていません。

主変換装置とSIVは、機器更新後の形態を再現しています。

 

 

 

 

動力車はもともと8号車のモハE501に設定されていましたが、主変圧器周辺を立体的に作りこむためにT車化し、動力ユニットは7号車のモハE500に移設しました。

動力車の床下カバーはプラ板で自作しました。マスキングの手間を省くために一部の床下機器は別に塗装してから接着します。

 

今後は床下機器を塗装し、カプラーのTN化・車端部床下機器の再現をしていこうと思います。改造済みの付属編成も、基本編成と同等の仕上がりになるように再改造したいと思います。

また、ボディ側も標記インレタの転写や色差しをしてディテールアップしていきたいです。

 

床下機器の改造に際して、自分で撮った写真やかけやま写真館のほか、鉄道ファン1995年7月号も参考にしました。この号では新車ガイドの記事でE501系が紹介されており、巻末には車両の図面と台枠機器配置が収録されているので大変参考になります。