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「半沢直樹」見ております。
個人的には半沢直樹は「帰ってきた時代劇」とだ思っております。大仰なせりふ回しや見得を切るような演技、印籠を出して悪役の「土下座」で終わるというわかりやすい勧善懲悪ストーリがかえって新鮮です。
堺雅人さん演じる半沢直樹を追い詰めるのが香川照之さんと市川猿之助さん。このお二人ご本人は従兄弟同士の関係で、親戚一同で半沢直樹に返り討ちに合うのか、と。
古田新太さんも重厚感が出ていて良いですね。昔関西の伝説的深夜番組「現代用語の基礎体力」でのクイズマンや「ムイミダス」でエレキギターを適当にかき鳴らしながら杉良太郎さんの「君は人のために死ねるか」の替え歌を叫んでいた頃の姿を見ていたものとしては、感慨無量と言うほかありません。
HDDに撮っておくのではなくリアルタイムで見たいと久々に思わせてくれるドラマです。
本日は「倍返し」とまではいかなくとも、鉄道輸送として航空業界に立ち向かい、一定の成果を収めたこちらの車両のBトレインショーティーをご紹介したいと思います。
700系新幹線は1999年にそれまでの0系、100系を置き換えることを目的として登場した車両です。
先に登場した500系新幹線の300km/hという速度には及ばないものの、500系は高速性能を追求したために座席部分の車体も円筒形となっていて居住性が犠牲になっていた部分は解消されており、高速性と居住性、コスト面等のバランスを重視した設計となっています。
300系に代って「のぞみ」運用に就き、N700系登場まで速達列車を中心に運用されてきました。
カモノハシ と称された前面形状は、従前の車両から大きくイメージチェンジしています。
今回のご紹介は700系通常色ではなく、「ひかりレールスター」仕様のBトレです。
「ひかりレールスター」は、山陽新幹線(大阪-博多間)において、航空機に流れた顧客を取り戻すためにJR西日本が投入した「ウエストひかり」の流れを汲んでいます。
「ひかりレールスター」は指定席をグリーン車並みの2席-2席配置とし、他にもノートPCが使用しやすいオフィスシートや、移動を睡眠時間に充てる人にピッタリなサイレンスカー(車内放送、車内販売の声掛け無し)、家族旅行にピッタリなコンパートメントカー等、意欲的なサービスが多数盛り込まれました。
多くの支持を得、予約の取りにくい列車でした。
現在では「ひかりレールスター」の多くは九州新幹線「みずほ」「さくら」に継承される形でなくなってしまいました。
九州新幹線ではコンパートメントカー、サイレンスカ―などのサービスは無くなってしまいましたが、2席-2席の座席配置は継承され(自由席は東海道新幹線と同じ3席-2席の配列です)阪福間を行く旅客に現在も厚い支持を得ております。
阪福間輸送に大きなインパクトを残した車両と言えるかと思います。
700系ひかりレールスターは、現在では山陽新幹線の「こだま」運用が主戦場となっておりますが、今でも遅い時間などでごくわずかに「ひかりレールスター」での運用が残っています。
コロナの心配が薄れたら、東海道新幹線からは引退してしまった700系新幹線に再会しにいらしては如何でしょうか。↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑