本日7月31日は、山手線で国鉄の通勤電車初の冷房車導入(1970年7月31日)や羽越本線全線開通(1924年7月31日)などの出来事がありました。
鉄道車両の冷房装置(東急電鉄8500系)
冷房装置を外した状態
羽越本線 村上駅~鼠ヶ関駅間が延伸開業した事で、福井県の敦賀駅と青森県の青森駅を結ぶ「日本海縦貫線」が完成
羽越本線の花形列車、特急いなほ号

そんな今回の「今日は何の日」ネタは、本日デビューしたJR阪和線で異彩を放つ283系オーシャンアローなど簡単に紹介させていただきます。

【JR西日本 283系オーシャンアロー】

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1996年7月31日に、JR阪和線の特急車両283系オーシャンアローの営業運転が開始しました。

関西で有数のリゾート地である南紀地方への足に相応しい、「リゾート」と「スピード感」を反映させ、JR西日本の車両のグランドコンセプトである「明るく、静かで快適な車両」を基本コンセプトに、イルカのようなデザインの振り子式車両283系が、6両編成(2本)と3両編成(2本)の計18両が製造されました。

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車体および機器は耐寒・耐雪構造となっています。

2024年度以降、新型車両に置き換えられる計画があります。

【阪急電鉄 9000系】

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2007年7月31日に、阪急宝塚線で9000系の営業運転が開始しました。

宝塚線、神戸線系統の車両で、快適性向上と、更なるバリアフリーを目指して開発された次世代の標準通勤電車で、京都線用の9300系と開発コンセプト・外観は、ほぼ同一仕様になっています。

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阪急9300系

阪急で初めて、前面・側面の種別・行先表示装置は従来の幕式表示器からフルカラーLED式表示器に変更したのが9000系でした。

【高松琴平電鉄 1300形】

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2007年7月31日に、高松琴平電鉄 長尾線で1300形の営業運転が開始しました。

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1959年から京浜急行で都営浅草線や京成線への乗り入れで活躍した1000形を譲受、2編成4両を長尾線に導入した事で長尾線の冷房化100%を達成しました。

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京浜急行1000形

琴平線用に京浜急行1000形を改造した別形式1080形も活躍中

【養老鉄道 養老線開業】

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1913年7月31日に、養老鉄道 養老線 養老駅~大垣駅~池野駅間が開業しました。

開業から6年後の1919年4月27日に全線開通。

その後、揖斐川電気(現在のイビデン)への合併・分離を経て伊勢電気鉄道の傘下に入りますが、再び分離の後、改めて参宮急行電鉄に合併されるという複雑な経過を辿り、運営主体の名称が8回変わった歴史を持っています。

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2007年10月に、近畿日本鉄道養老線(桑名~大垣~揖斐)の運営を引継いだ近鉄100%出資の子会社として養老鉄道が誕生しました。

2018年1月1日から公有民営方式へ移行され、線路や車両は一般社団法人養老線管理機構(第三種鉄道事業者)が保有し、養老鉄道は第二種鉄道事業者として運行を担う形態になりました。

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近鉄南大阪線や名古屋線の中古車両を使用していた養老鉄道は、東急電鉄から譲受した7700系(上写真)2両編成と3両編成3本ずつの計15両を30年使用する計画があります。

車体は製造から50年以上経過していますが、台車や電気系統などは比較的経年が浅いため、今後30年間の使用を見込んでいるそうです。

今日はこんな出来事があった日でした。

令和2年の7月最終日も皆様にとって素敵な1日になりますように流れ星

今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。

鉄道コム