思えば今年の梅雨は豪雨災害で各地とも散々な目にあいましたね。
被害を被られてしまった皆様方へ心よりお見舞い申し上げます。
コロナ禍との二重の苦難、心中いかばりかとお察し致します。
ここ数年、尋常ならざる豪雨災害が頻発していますが、もう今までの想定は通用しない、と覚悟を決めざるを得ない時期に足を踏み込んでしまったのでょうかね。
何処かの大統領のように「地球温暖化」はフェイク!、などと未だにうそぶいている方もおられますが、温暖化加速の発端となったものは18世紀の産業革命に他ならないのですから、200年を経てここまで顕著に気候変動が起こるようになるのであれば、まだ手を打てるものがあれば何か手を打たないと、もう全てが手遅れになった時におこる地球規模の現象は、もう想像の範疇を越えてしまうのではないか、と恐怖さえ感じてしまいます。
地球の胎動である自然現象の中で地震や火山噴火、全地球的な気候変動などはあちらの世界の神仏でさえ全てを抑えることは不可能で、それに巻き込まれる人々すべてを救い出すことは無理だそうです。
であるならば、「人」の力でコントロールできることは、例え微力ながらでも改善に向けて努力すべきではないでしょうかね。
なにか、今回の全世界的なこのコロナ禍も、思いあがった人類に対する、地球が上げている悲鳴の胎動の一つのように思われてなりません。
1990年代撮影 豊肥本線立野 急行「火の山」
この先少し上ると、立野の駅です。
阿蘇の外輪山越えに挑むこの列車、良く見ると先頭のキハ58※2エンジン、に後ろ二両はさらに出力アップ型のキハ65Wです。
立野のスイッチバックを登っていく列車は、今も昔もスピードは衰えてエンジン音を唸らせ排気煙を盛大に噴き上げながら、喘ぎながら登っていくのでしょうね。
なにより、運転再開が喜ばしい事ですが、代わりに肥薩線が不通になってしまったのは返す返すも残念無念です。