皆さま、こんにちは!
駅巡りを楽しんでると、ステキな駅員さんに出会うことがあります。
最近の出会いの経験はここかな?
環境が著しく変化してる最中にあった、こちらの駅でした。
あいの風とやま鉄道・東富山(ひがしとやま)駅です!
古い木造駅舎が残る駅なのでJRの時代に来たかったのですが、
平成27年に第三セクター化されても大きな変化はなかったみたいです。
よかった~
北陸本線が開通した明治41年に開業した駅でしたよ。
東富山駅は富山市内東部の住宅地にある駅ですが、
市内を縦断する国道415号線や市道から離れた場所にあるので
駅前はとっても静かな感じでした。
新幹線駅のすぐ隣にある駅なのに、
こんな古風な駅前風景が楽しめるってスゴイと思いません?
なお、来年の10月には富山駅~東富山駅間に新駅が設けられるとのこと。
この区間にはJR貨物の富山機関区や富山貨物駅、
あいの風とやま鉄道の車両センターもあるので今から楽しみにしてました。
トレインビューな駅が爆誕か!?
東富山駅のお楽しみは目の前にある古い木造駅舎です。
コレ目当てでここに来たと言っても過言ではありません。
自動券売機等、一部は「あいの風とやま鉄道」仕様に変わってますが、
基本的にはJR時代から変化は無さそうな雰囲気。
券売機がある場所に昔は荷物の引き渡し窓口があったのでしょう。
ここで入場券を購入して構内を眺めようとしたところ、
駅員さんから「工事関係の方ですか?」と聞かれたのですよ。
構内を覗くと駅舎とは反対の東側で工事が行われていたので、
尋ねられたのかもしれませんね。
そこで、自分は工事関係者ではなく
駅舎の写真が撮りたくて東富山駅を訪れたことをお伝えしたら、
駅員さんが「ここは明治時代の駅舎なのでいいですよね~」と
返してくれました。
もちろん自分も、建物財産票で駅舎の建立年を確認済みでしたぜ☆
その後も駅員さん、嬉しそうに東富山駅のお話を聞かせてくれました。
東富山駅はちょい前まで東側は田んぼだらけでしたが、
ここ数年で宅地化が進んだために東口の増設が決定したとのこと。
構内で行われているのは、そのための工事なんですって。
それと構内には国鉄時代、
工場に伸びる貨物線と車両を留置させるための側線があったそうです。
そこで後日調べたところ、この奥に大協石油の貯蔵タンクがあり、
そこまで総延長0.4キロの専用線が伸びてたらしい。
留置線では専用線の貨車の他、
国鉄時代は間合いの優等列車も停まっていたみたいですよ。
昔の構内は賑やかだったのでしょうね。
駅員さんに丁重にお礼を言い、引き続き構内を眺めます。
東富山駅は相対式&島式ホームによる複合2面3線構造でした。
駅舎寄りの1番線ホームは、
開業当時に造られた煉瓦積みの油庫があります。
こちらに貼られた建物財産票ですが、
一般的に見られる「倉庫」ではなく「駅灯室」と表記されてました。
油庫は、街が電化される以前に使われた、
建物に装備されたオイルランプに光を灯すための油を貯蔵する倉庫です。
その当時の様子がわかる「駅灯室」の表記…
自分は初めて見ましたけど、他の駅にもあるのでしょうかね?
ホームに架かる上屋も開業当時からあるモノだそうですよ。
それと待合室にあるベンチ、
樹脂製のベンチと古い木製のベンチが共存してましたが、
古い方ってひょっとして開業当時からあるヤツなんじゃないです?
東富山駅は明治時代が体感できるアトラクションなの!?
…思わずそう言いたくなる、あいの風とやま鉄道の東富山駅でした。
最後に…この日対応してくれたのは若い駅員さんでしたが、
駅の歴史を知る駅員さんはなかなかいないと思いますよ。
イケメンさんでしたし、自分が女性だったら惚れちゃってたかも?
訪問駅リスト(第三セクター 私鉄線 ほか)
あいの風とやま鉄道線
↑(倶利伽羅駅方面)
高岡駅
越中大門駅
富山駅
東富山駅(令和2年6月25日)
水橋駅
魚津駅
↓(市振駅)
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