こんにちは。
昨日も記事にしたばかりですが、今日も名古屋付近の少し変わった?踏切の話題です。
近鉄名古屋線の近鉄名古屋駅から1駅、大都会の中にありながらとてもこぢんまりとした米野駅があります。普通電車のみが停車するので急行や特急に乗っていると気づかないことも多いかもしれません。
そんな米野駅付近には踏切が多く見られます。電車から意識的に眺めるとよりわかると思います。付近の道路も歩いてみると近鉄に並行する形で走っており、ところどころ踏切が見られます。
しかしながらこの付近にある踏切少し特殊なのです。というのも・・・
上の写真がその踏切なのですが、実はここ一般の人たちは渡れないのです。踏切というのは本来道路や歩道を線路の反対側へ渡るための通路としての役割がありますが、ここではその役目をはたしていません。
ではそれはいったいなぜなのか…???
その答えは、踏切を渡った先、すなわちこの写真の奥側がJR東海の敷地になっており関係者以外の立ち入りが禁止されているエリアになっているのです。
踏切の横に「関係者以外立ち入り禁止」というフレーズも見られます。また、ちょうど近鉄の米野駅付近とは反対がにあたるささしまライブの方へは行けませんという旨も書かれています。
近鉄とJR東海の関西線は八田駅付近から並走して名古屋駅まで向かうようになっていますが、途中近鉄の烏森付近から米野駅付近にかけてJR東海の名古屋車両基地が広がっており、気動車を中心に留置車両が多くあります。
また車両の検査も行っているようで313系や211系も見られます。その真横を近鉄が通っているのですが、もちろんJR東海の作業員が出勤や移動などで車両基地へ向かうために近鉄の線路を越えなければいけないのでこのような踏切が設けられているのです。
おかげで近鉄の米野、黄金、烏森の駅はJR東海の人たちの利用が多いんだとか…笑
ささしまライブ方面へは大きな連絡橋が整備されているので歩行者と自転車の人はそこを通れば一気に渡ることができます。自動車の場合は少し名古屋駅まで行くことになりますが、すべての線路をアンダーパスする道路もあるのでそこを回っていくことになります。
連絡橋は先に書いたJR東海の車両基地をも越えていくので途中でJR東海の車両がたくさん留置されているのを眺めることができます。
訪れた日はHC85系も留置されていました。ここには主にJR東海の特急車全般と関西線などで使用される気動車や電車が留置されています。
連絡橋を渡り切るとあおなみ線のささしまライブ駅に到着します。この駅付近は最近再開発が行われたばかりできれいな高層ビルが並んでいます。
そしてこの連絡橋からは新幹線など名古屋らしい眺めも見られます。(残念ながら名鉄は視界に入らないと思いますが…)
さて、最初に取り上げた渡れない踏切は事情はそれぞれ異なりますが全国にそれなりにあると思います。面白い踏切などがあればぜひ教えていただきたいです。ありがとうございました。