ゆうマニに改造の前回投稿の2日後(7/21)に、奇しくも北海道に向け輸送され大きな関心を集めたようです。私自身も熱の冷めない内に加工を再開することにします。
残作業に着手する前に、過去の関連記事の全てに目を通し留意点を再確認しておきました。
残るは、(1)屋根上設備の作り直し、(2)床板へのカプラー取付穴加工、(3)ボディ全体をゆうカラー仕様に仕上げることの3点です。この中で、(2)床板へのカプラー取付穴加工は、片側は処置済みにも係わらず、残る片側が未加工の理由が明確になりました。
KATO製の双頭カプラーをカニ24用の取付座を利用して装着していますが、双頭カプラーを装着した際に連結面間隔が広くなっていることで、加工作業を躊躇していました。更に、この連結した写真から、カプラー取付座と一体成型されているステップが斜めに傾いていることにも気が付きました。これは、ゆうマニのカプラーがお辞儀をした状態で取り付けられており、この結果、右側のクハ111のカプラーも引き連られてお辞儀をしているということです。
カプラー取付座の先端部分が、車体妻板の下辺に当たっており、このため前端が浮き上がってしまい、カプラーもお辞儀した形にならざるを得ない状況に陥っています。
双頭カプラーの取付位置を台車側にシフトすることで、カプラーのお辞儀は解消すると共に連結面間隔も狭まりますが、シフトし過ぎると台車に当たって台車の回転に支障が生じるので、シフトの限界は0.5mm程度です。こちら側の取付穴を0.5mm台車側に拡大すると共に、未加工の他端側も同様に取付穴の開け加工することにしました。
一方、連結面間隔が広くなってしまうのは、カプラーの柄が長いことに原因があります。
左側から、双頭カプラー,一般的なナックルカプラー,長い柄のナックルカプラーです。全長を比較すると、双頭カプラーは右端の長い柄のナックルカプラーと同じですが、一般的なナックルカプラーよりも2mm長いため、一般的なカプラーでの連結間隔に比べると当然広がってしまいます。
曲線区間での双頭カプラーの首振りにより、使用していない連結器(写真では自連)側が出っ張っているため、前側の枠に当たり易く、カプラーの柄を長くせざるを得ないことが判ります。従って、カプラーで加工することは無理の様です。取付座を止めて台車マウントに戻せば、枠もなくなるのでカプラーの全長を縮める加工も可能になるかも知れませんが、今回は取付座方式で進めます。
(1)屋根上設備の作り直しについても、改善のアイディアがありましたので、実現可能か並行して確認しておきます。
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