羽衣線のクハ103-194の自作スカートには難儀していますが、手元にあるスカートを装着していない205系にも、スカートを装着してみました。

 

山手線クハ204-33、関西色クハ205-38、京葉線クハ205-108で、JRマークの印刷表示がなく、スカートも装着されていない、この3両は205系の旧製品です。

 

左側の旧製品のクハ204-33(品番4131)に対し、右側は後に発売されたクハ205-22(品番4461-1)では、JRマークが前面窓右下と戸袋部に印刷され、JR時代になってから装着されるようになったスカ-トも装着されています。旧製品の中でも最初に発売された山手線色は、国鉄分割民営化と同じ1987年に発売されており、JRマークのない国鉄時代の姿で製品化されました。民営化時に貼り付けられたJRマークのある姿にするには、別売のJRマークのインレタを転写することで対応していました。上記の旧製品に相当する関西色や京葉線色(JR化後に投入されたメルヘン顔)も、JRマークのインレタを転写するのが前提でした。

 

後に生産された京葉線色では、当初からJRマークが印刷され、実車に合わせてスカートも装着されるようになりました。スカ-トは、クハ204(左)とクハ205(右)では形状が異なっています。

 

スカート形状の異なるクハ204(左)とクハ205(右)。

 

JR東日本仕様の205系スカートのASSYパーツ(Z04-3384)も、クハ204/クハ205用の2種類が各5個ずつ封入されています。なお、4408とは京葉線色(メルヘン顔)のクハ205の品番です。

また、JR西日本仕様の205系スカートは、201系スカートと同一形状でASSYパーツ(Z04-2987)が発売されています。なお、205系の短編成化転用により不足する先頭車を中間車から改造された車両には、別形状のスカート(Z04-4314)が装着されています。

 

スカートを装着するために、床板前方の左右に切り欠き(床板前端から2mmの位置で後方に2mm×0.6mm)が追加されています。従って、スカートが未装着の車両にも装着するには、糸鋸でこの切り欠きを作るだけで実現できます。

 

先程の旧製品の3両にも床板を加工してスカートを装着してみました。前面が引き締まった表情になりました。後は、JRマーク(→こちら)を転写すれば完成です。(関西色のJR西日本仕様のスカートは、手持ちパーツがないため201系京阪神緩行線色のクハ200から一時借用)

 

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