今回はTOMYTECの通販サイト、テックステーションで発売されているイベント限定品の名古屋市交通局の3000形(3122H)です。

 

パッケージ

通常版の3123Hの時と異なり、パッケージは灰色+青帯の背景から白地の物に変わりました。

今回は6両化の際に組み込まれた中間車の向きが違うバージョンの編成がモデルとなります。

商品情報

・2020年7月発売

・1箱6両セット(豊田市・赤池寄りから3122-3222-3121-3221-3722-3822)

・1箱9900円

・ユーザー取り付けパーツで列車無線アンテナ、誘導無線アンテナ、信号炎管が付属

・動力化台車枠付属

メーカー推奨パーツ

・動力ユニット TM-08R(20m級A)※スペーサーLを使用

・走行パーツ TT-04R

・パンタグラフ TOMIX 0250 PT-4212-S

レビュー

〇豊田市・赤池寄り先頭車3122

3122号車

豊田市・赤池寄り先頭車の3122号車です。パンタグラフを搭載する制御電動車です。

1977年に名古屋市交通局鶴舞線(伏見-八事間)開業時に製造・投入された車両でセミステンレス車両となります。

車両は20m級4扉車として登場しました。名鉄犬山線や豊田線に乗り入れ、名鉄側から地下鉄鶴舞線に乗り入れる100系や200系も19m級3扉から20m級4扉車に規格が変更されました。

 

正面

社紋、車番(3122)、行先方向幕(赤池)が印刷済み。ライトパーツはクリアーパーツで窓はワイパーが印刷済み。ライトケースの形状もリアルでいいですね。

運行番号はクリーム地で白抜きになっていて、屋根とシャーシを外すと分解できるので付属するステッカーから番号を選択して貼ることができます。

 

側面

床下機器はチョッパ装置や断流器箱が取り付けられています。先に発売された東急8500系とかと同じ床下機器を使用している感じですね。

側面は路線表記、車番、方向幕が印刷済み。方向幕から車側灯までの間のコルゲーションがないのも実車と同じ。

 

側面表記

路線表記は文字がつぶれてしまっています…他メーカーでインレタが販売されていますのでそれを使用したほうがいいかと思います。

 

妻面

妻面はステップがモールドで表現されています。

 

無線アンテナ・信号炎管

3122号車には名鉄型無線アンテナと信号炎管を取り付けます。

 

屋根

元々2パンタ車だったので運転台側はパンタ撤去跡が表現されています。屋根上配管やパンタ台がモールドで表現されていて、ベンチレーター・クーラーは別パーツです。

 

パンタ周り

運転台側はパンタ撤去部が再現されています。これは導入時に2パンタ車両であった名残です。

後年6両化されたときに撤去されています。

 

〇中間車3222号車

3222号車

中間電動車の3222号車です。

 

側面

表記類は先頭車と同じ。床下機器はCPやMGが搭載されています。

 

妻面(赤池寄り)

赤池寄りの妻面はステップなし。

 

妻面(上小田井寄り)

上小田井寄りもステップなし。

 

屋根

屋根は車体中央寄りにクーラーなどが配置されているのですっきりしています。余計なモールド類は無し。

 

〇中間車3121号車

3121号車

パンタ付きの電動車3121号車です。4両編成で登場した3000形を6両化する際に編成を真ん中で分割してた編成に組み込むようにしたため、この車両は末尾の数字があっていません。

3122H(限定版)と3123H(通常版)はそれぞれ6両化の際に3121Hを真ん中で分割して組み込んでいて、この3122Hには赤池寄りの3121‐3221のユニットが組み込まれています。

(通常版の3123Hは上小田井寄りの3721‐3821のユニットが組み込まれました)

 

正面(赤池寄り)

貫通扉は撤去され、ライトユニット、方向幕は埋められた姿が表現されています。

社紋と車番は印刷済


側面

表記類は他車と同じ。床下機器は3122号車と同じものがついています。

 

妻面(上小田井寄り)

上小田井寄りの妻面は扉なし・ステップありとなります。

屋根

3123号車と同じくパンタグラフは赤池寄りが撤去された後年の姿となっています。

 

信号炎管

信号炎管と無線アンテナを取り付け。無線アンテナは土台のみを設置しています。

 

〇中間車3221号車

3221号車

3221号車です。3121Hの赤池寄りのユニット中間車です。

 

妻面(赤池寄り)

赤池寄りの妻面は扉なし・ステップなしです。

 

側面

側面は他の中間車と見た目は同じ。

 

屋根

屋根です。

 

〇中間車3722号車

3722号車

パンタ付き中間電動車の3722号車です。この車両にのみ貫通扉が取り付けられています。

4両の時は1か所あり、6連化の時に分割して上小田井寄りのユニットを組んだ編成には貫通扉が2か所になるんですね。

赤池寄りのユニットを組み込んだ編成は今でも1か所なのでしょうか…

 

妻面(赤池寄り)

赤池寄りは扉あり・ステップありとなります。扉はクリーム色で塗装されています。

 

側面

床下機器類は他のパンタあり中間車と同じ。

 

妻面(上小田井寄り)

上小田井寄りの妻面は扉なし・ステップありとなります。

 

屋根

屋根は他のパンタあり中間車と同じ。

 

〇上小田井寄り先頭車3822号車

3822号車

上小田井寄り先頭車の3822号車です。こちらは誘導無線アンテナを取り付けます。

 

正面

社紋、車番(3822)、行先方向幕(赤池)が印刷済み。

 

側面

側面は他の先頭車と同じ。

 

妻面

妻面は貫通扉なし、ステップなしです。

 

屋根

屋根は誘導無線アンテナを取り付けます。

 

誘導無線アンテナ

無線アンテナ、信号炎管以外に3822号車には誘導無線アンテナを取り付けます。

大型は運転台側、小型は妻面側に取り付けます。

 

1編成導入

3000形3123H、3050形3151Hと3159Hと発売されてかなりアツい鶴舞線シリーズですが、今回は組み合わせ違いの3122Hが限定品で販売されてとてもうれしいです。

今までなら屋根と床下機器を組み替えて作るのが鉄コレでしたが、今回は最初から組み替えられた状態で番号印刷済みで発売するとは思いませんでしたね。

N3000形も欲しいところですが、名鉄100系とかも欲しくなってきてしまいましたね。

 

当初は開始時間が1時間ずれ、そして開始5分ほどで売り切れていたのでめっちゃ人気で売り切れたのかと思ってあきらめましたが、後日エラーで売り切れ表示になっていたとのことで数日たってから改めて販売され、購入することができました。

さて、N-TRECさんのパーツをつけてちょっとカッコよくしよう。