北急8000形 リニューアル車 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

箕面への延伸が楽しみな北大阪急行、9000形の登場で廃車も出ている8000形ですが、まだまだOsaka Metro御堂筋線直通運用で頑張っています。

 

そんな8000形ですが、たまに乗る御堂筋線で待っていると内装がリニューアルされた8000形が来たではありませんか。完全に知らなかったのですがそのまま取材開始です。

 

車内です。最近の親会社に似た色使いでかなり濃い目の味付けになりました。

 

ドアです。焦げ茶色の化粧板になりましたが、親会社のように窓の拡大や押さえのフラット化はされていません。そう言えば、直通先のリニューアル車はLCDディスプレイが取り付けられていますが、この車両は特に増設されていません。あまり長く使う気も無い?(^^;;

 

車端部です。こちらも化粧板が焦げ茶色になりまして、リニューアル前に比べて色のコントラストが非常に激しくなりました。

 

優先座席とフリースペースを有する車端部です。通勤電車にしてかなり早くから仕切り扉の自動化を行っていたこの車両ですが、リニューアル後も引き続き自動のままで残されています。

 

最前面です。車端部と同様で化粧板のみ貼り替えられています。

 

ローレル賞のプレートも残されていますね。

 

天井です。いつ見ても、冷房装置手前部分に設置された枕木方向の照明は斬新です。照明カバーはそのままですが、灯具自体はLED灯に変更されています。

 

座席です。かつては着席ラインが入ったものでしたが、リニューアルに伴い無地のアンゴラ山羊生地となったため一層阪急感が増しています。親会社のように、仕切りとなる肘掛けを入れることはしなかったようです。着席定員自体は変わり無いと思いますが、実際は5人掛けとして認知されることの方が多いでしょうね、直通先はそのようにしましたし…。

 

優先座席とセットになった6人掛けです。こう見ると6人で座ってもらえそうですが、それは優先座席のモケットをオレンジにしたからでしょう。

 

車端部の3人掛けです。まだリニューアルされてから日が浅かったため座面は詰め物が結構モリモリに入っておりました。

 

で、優先座席がこちら。妻窓部分には余寸が設けられ、肘が逃がせるようになっているのは変わりません。

 

最後にフリースペースです。相変わらず手すりが縦方向に長くなっています。横方向からモロにぶつかることを考えると、この方が衝撃は吸収出来そうです。固定用具は妻面に備えられています。

 

さて、以前から特異な点があった8006Fですが、こちらもリニューアルが実施されています。

 

この編成では行き先表示が幕からフルカラーLED表示機に変わっています。

 

側面もこの通りで、漢字とアルファベット+駅ナンバリングを交互に表示します。

 

車内です。一見8007Fと変わりませんが、ちょこちょことリニューアルメニューが変わっています。この編成では、化粧板の材質が最近の親会社で見られるツヤが出たものに変更されていますね。


ドアです。8006Fの特徴でもあるLED表示機はそのまま残されていますね。

 

LED表示機についてリニューアル後も特に変わりは無いようです。

 

で、開閉ランプも増設されました。9000系とは異なり、中央に一つ付くだけとなりました。そうそう、ドア窓の押さえは地味にフラット化されたものになっていました。

 

車端部です。一見変わりなく見えますが‥。

 

仕切り扉の持ち手、赤い矢印だけで「自動」のプレートが消えてしまいました。「自動」の解釈がセンサー式と取られるからかもしれませんが、何も知らないで開けようとするとちょっとビックリしますよねこれ‥。

 

窓です。こちらは8000系では初となるロールカーテンとなっており、親会社の費用をケチった時期の簡素リニューアル車でも見られた従来の(戸袋ならぬ)日除け袋を流用した引き上げ式です。ただこれ、巻取りの力が強いのかこらえ性が無いのか、ほとんどの区画でズリズリと落ちてしまいます。日除けの意味、無いよね‥親会社ではこんなこと無かったのですが‥。

 

座席です。こちらは先の8007Fと変わらないようです。

 

フリースペースです。プレートが車椅子マークとベビーカーマークが一体のものになったという地味過ぎる変化‥。

 

50周年(当時)、おめでとうございます。リニューアルが行われた8000形、果たして箕面へ辿り着くまで現役で走ることが出来ますでしょうか。