昨年から始まった「JR北海道の観光活性化」のための施策第2弾は、
THE ROYAL EXPRESS
~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~
これまでにない世界に誇る旅舞台
「さあ、煌くたびに出かけよう」
と銘打って
伊豆急が所有する豪華電車
2100系『ロイヤルエクスプレス編成』を使って
「北海道一周クルージング」
を実施する事になりました。
(ちなみに第一弾は昨年の「風っこそうや」です)
そのため、北海道へ2100系を送り込む「甲種輸送」が行われました。
一昨日、伊東を発った2100系甲種輸送列車は、昨日当地を通過。せっかくなので近場で撮影いたしました。
撮影地には9:30頃に到着。先着の方が一人いて、2番目の到着でした。
本来は10時過ぎに通過する予定でしたが、昨晩の大雨と朝方の濃霧の影響で宇都宮貨物ターミナル出発が3時間30分程遅れ。途中の長時間停車を短縮し、遅れを若干回復しましたが、当地通過は2時間30分程の遅延となりました。
準備時間を入れると、撮影地には3時間ほどの滞在となりましたが、「YT先輩」および「KNさん」「YWさん」、一番乗りだった「Iさん」と楽しくお話しして待ちましたのであっという間に感じました。
「郡山を通過した」との情報を頂いた頃には、追っかけ組の若いお兄ちゃんたちが次々とやってきて、跨線橋の上は30人を超えるように膨れ上がりました。ちょっと密が心配でマスクをして撮影です。
「クダリセッキン」と列警が鳴っていよいよ真打登場!
1、EH500-64+マニ50+2100系5B 9173レ「甲種輸送」 松川~金谷川 2020.07.22。
マニ50は、元JR東日本の「ゆうマニ」…マニ502186です。
2100系ロイヤルエクスプレスの北海道運行するにあたって解決が必要だったのは……。
元々直流電車の2100系を交流&非電化の北海道で運行するので、そのまま架線から電源は取れません。
JR東日本水戸支社のジョイフルトレイン「485系ゆう」は水郡線等の非電化区間に入線の際、電源車「マニ(ゆうマニ)」を連結していました。しかし「ゆう」の廃車で「ゆうマニ」も用途がなくなり廃車予定になりました。そこに目を着けた東急です。JR東より購入し、ロイヤルの電源車として利用する事になりました。「ゆうマニ」は真っ白に化粧直しされ、見事ロイヤルとコンビを組むこととなりました。
2、別カメラは手前に来て。
金太郎の屋根はパンタの擦り板と架線の摩擦で生じた鉄粉で汚れていますが、北海道入りするに当たり化粧直しされた「マニ50」と「2100系」は、屋根の上までピカピカです。
3、急いでカメラを三脚から外し、道路を横断。後追いを撮ります。
2100系「ロイヤルブルー」が鮮やかです。
皆さんはお気づきですか?……
2100系は電車ですが、集電用のパンタグラフがありません。
北海道ではパンタから集電はしないので、パンタは台座だけを残して取り外したようです。
つまり北海道に行く2100系は、「電車」ではなく「客車」です

4、「松川事件の慰霊碑」の脇を通過します。
ここは、有名な「松川事件」の現場です。線路脇には、亡くなった機関士1名・機関助士2名の計3名の祈念碑が立っています。(架線柱の奥に見えるもの)
9173レは、北海道へ向けて去って行きました。
※動画です。1’20”