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こんにちは。今日は個人的に好きな北海道の鉄道ニュースについて、見て思ったことをただただ書いています。

今日、早朝に伊豆急行2100系「The Royal Express」が北海道での周遊列車としての運行に向け、甲種輸送され出発したことは、鉄道ニュースサイトでの紹介のほか、TwitterなどのSNSでの撮影記録の投稿などで知られている方も多いのではないでしょうか。

(参考)ザ・ロイヤルエクスプレス、北海道へ向け出発(鉄道新聞、2020/07/21)

私はこの「THE ROYAL EXPRESS」については詳しくありませんが、それよりも興味があるのは、今回の試みが他のJR各社と比べて特に経営の厳しいJR北海道の進むべき方向を見出す存在になりうるのではないかということです。

北海道といえば著名な観光地が多く、経済自体もある程度は観光客に頼る側面があります。そんな中での本列車の運行。今回の企画主体はJR北海道ですので、うまくいけばJR北海道自身が自前のクルーズトレインなどを用意しての運行などにつながっていく期待ができます。

クルーズトレインといえば、2013年のJR九州の「ななつ星in九州」に始まり、現在ではJR東日本の「TRAIN SUITE 四季島」やJR西日本の「Twilight Express瑞風」が追随していますが、JR北海道がそのパイオニアになって欲しかった、と個人的に思います。もともと沿線人口が少なく、道内の都市間輸送はバスに加えて航空機も競合の対象になる北海道ではまともな人の移動だけで食っていくのは難しい。そんなときに今回のような発想がもう少し早く出ていればどうだったのかなぁ?と。もちろん、広大なローカル線網を高々観光列車1列車のみで救えるとは思えませんが、それでも競合する勢力をあまり気にしなくてもよい客単価の大きな列車の存在は収入面では大きいですし、周遊列車の存在が知れ、観光地が知れれば、北海道全体の振興にもプラスになるのではないかと思います。

これまでにも「北斗星」や「トワイライトエクスプレス」など観光を主眼に置いた列車の運行はありましたが、これらが経由する地域は限定的で、移動を目的とした性格の強い列車でした。それに比べて今回はまさにクルーズトレインとしての運行ですので、この運行がどのような結果となるかが気になるところです。

今回のTHE ROYAL EXPRESSの運行は今年と来年の8月、9月のみとのことで、試験的なものになるのでしょうが、その結果がどのようにフィードバックされるかに注目していきたいです。



今回はニュースに触れ思ったことをただただ書いてみました。新型コロナウイルスが猛威を振るう中慎重にならざるを得ないですが、また北海道に行きたいです。



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