陰陽連絡という言葉、もう少し他に適切な表現がないものかと思う。ともあれ日本海側の鳥取県と瀬戸内海側の岡山、姫路、さらには大阪、京都を便利に結ぶ智頭急行は単線で高規格路線として同じ第三セクターのほくほく線に匹敵する魅力がある。

いつもは武庫川河川敷でよく目にする車両だが、ここでは一層自然の中に映えて優雅さがあるように思う。 あわくら温泉付近を疾走する倉吉行スーパーはくと号

西粟倉付近

普通列車は車庫のある大原を起点として運行されており、鳥取まで乗り入れるものもあるが、

本数は少ない。休日のみ恋山形駅で25分ほど停車する試みをしている。実際は山の合間で何もない駅ではあるが。。。

京都行

鳥取と京阪神を結ぶ目的で国鉄時代から工事が始まっていたが、雪だるま式に積る赤字のため国鉄は断念し第三セクターが引き受けた経緯がある。おかげで個性ある車両が注目をあつめた。そしてサービスもいいように思う。

普通 大原行

この塗装は初めて目にする。何を題材にしているのか不明

西あわくら~大原駅間

普通列車もほぼ一時間に一本運転

特急「いなば」6往復 「はくと」7往復 このうち「いなば」の上り最終と下り最初の列車は東京を起終点とするサンライズに岡山で接続している。以前は山陽本線上郡駅にサンライズを停車させていたが、あまりの利用客の少なさに上郡は通過となった。

 大原駅

カーブ速度125キロの制限が誇らしい。

スーパーいなば

「はくと」と比べるとJR車両は編成も短く2両で今一つ高級感がなく安っぽさがぬぐえない。しかしその守備範囲は広く西は新山口まで受け持っている。 

「いなば」同士の交換もまるでケーブルカーのようにほぼ2列車同時に進入し発車する。無駄のない素晴らしいダイヤは「はくと」同士の交換にも見ることが出来る。大原駅周辺は大きな集客力があるほどの人口はないが、一応車両基地もあるので全ての特急が停車する。この日右側の岡山行に乗車したのは一人だけ、左側の鳥取行は乗降客は無かった。