東所沢駅【埼玉県】(武蔵野線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
埼玉県所沢市東部の東京都清瀬市との都県境にほど近い住宅街に位置する武蔵野線の駅で、車庫(東所沢電車区。車両配置なし)があるため当駅を始発・終着とする列車が数多く設定されている駅、
東所沢駅 (ひがしところざわえき。Higashi-Tokorozawa Station) です。
 
 
駅名
東所沢駅 (JM 30)
 
所在地
埼玉県所沢市
 
乗車可能路線
JR東日本:武蔵野線 
 
隣の駅
西船橋方………新座駅 
府中本町方……新秋津駅 (東京都)  
 
訪問・撮影時
2019年2月
 
 

東所沢駅の駅舎です。東を望む。
東所沢駅は掘割駅になっており地下1階相当にホームがあり、地上の1階に橋上駅舎を有しています。南北方向に延びる市道の武蔵野線を跨ぐ陸橋部分、東側歩道に面して出入口があります。
橋上駅舎は一部2階建てで、2階は業務スペースになっています。
1階の平屋部分に改札口があり、2階建ての1階部分にはJR東日本系のコンビニ「ニューデイズ」が入居しています。
また、駅北側(左側)にはロータリーとバスターミナルを有する駅前広場が、南側(右側)には小さなロータリーとタクシー乗り場を有する駅前広場が、それぞれ設置されています。

尚、「鉄道ジャーナル」2020年9月号によると、東所沢駅ではリニューアル工事が行われ、2020年11月頃までに駅舎が「本+本棚」をイメージした外観になる予定です。
 
 

駅前(北側)の様子です。北東を望む。左後方に駅舎があります。
前述の通り、北側にはロータリーとバスターミナルを有する駅前広場が設置されています。
駅前にはチェーン店など商店・飲食店が多く立地していますが、駐車場を有する店舗も多く、郊外の雰囲気が感じられます。
北側は住宅街で、駅前には低層の集合住宅が多いですが、駅から離れると一戸建て住宅の割合が高くなります。
そして、駅前には駐車場(月極駐車場、コインパーキング)が多く見られます。
尚、東所沢駅と西武線の所沢駅は4kmほど離れており、徒歩移動には難があります。路線バスを利用するルートと、武蔵野線で新秋津駅まで移動して西武池袋線(秋津駅)に乗り換えるルートがあります。
 
 

駅前(南側)の様子です。南を望む。左後方に駅舎があります。
左手にはタクシー乗り場を有する駅前広場があります。
駅南側も住宅街で、駅前には商店や飲食店も見られますが、北口側より開発のペースは遅く、奥に延びる駅前道路を300mほど進むと左手に広大な畑が現れます。
また、都営大江戸線を東所沢駅まで延伸する構想があり、可能性は非常に低いもののもし東所沢駅まで延伸されれば駅前が急発展するかもしれません。
 
 

橋上階 (=地平1階) にある改札口の様子です。東を望む。東所沢駅の改札はこの1ヶ所のみです。
後方が出入口で、右が南側、左が北側です。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が4通路あり、右から2番目は幅広通路です。
左端には窓口兼有人通路がありますが、駅員不在時に備えてインターホンが設置されています。
トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
そして掘割の地下1階各ホームとの間は階段・上りエスカレーター・エレベーターで結ばれています。
尚、改札外の右側にはコンビニ「ニューデイズ」が、改札を入って右側には売店「キオスク(KIOSK)」があります。
 
 

こちらは改札口の左手前(改札外)の様子です。北を望む。右手に上写真の改札口があります。
改札口寄り(右)から『みどりの窓口』、指定席券売機、自動券売機(ICカードチャージ可能)の順で、さらに向こうにはATMがあります。
『みどりの窓口』と指定席券売機の間にある立看板の裏には乗車駅証明書発行機があります。
駅員不在の時間帯(始発~6:30)は自動券売機、自動精算機が使用できず着駅精算となるため、証明書を発行してから入場する必要があります。
 
 

2番線に設置されている吊下式の駅名標です。電照式で、バックライトは蛍光灯と思われます。
下部の矢印中央部分には武蔵野線のラインカラー(オレンジバーミリオン)が表示されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (JM 30)。
 
 

東所沢駅は島式ホーム2面4線の地上駅(掘割構造)で、東北東~西南西方向にホームが延びています。
左ホーム(南)が左から1番線・2番線で(ともに上り府中本町方面。2番線は当駅始発・終着列車や出入庫列車が使用)、右ホーム(北)が左から3番線・4番線です(ともに下り西船橋方面。3番線は当駅始発・終着列車や出入庫列車が使用)。外側の1番線・4番線が主本線、内側の2番線・3番線が副本線です。
有効長は各番線とも8両分で、ホームドアは設置されていません。また主要駅の割にはホーム幅が狭いですが、武蔵野線が元々貨物線として計画された事も影響しているかもしれません。ちなみにホーム両端部も一定の幅が確保されています。
上屋は各ホームとも全8両分に設置されています。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機、空調完備の待合室が設置されています。
そして各ホームの府中本町方(写真奥)には橋上駅舎・改札口があり、改札階(1階)との間には階段・上りES・EVが設置されています。
尚、手前の西船橋方には駅舎・改札・出入口が一切なく、乗降客は府中本町方に偏りがちです。
写真は下り3番線より府中本町方を望む。
 
 

上り2番線より西船橋方(東)を望む。
右から1番線~4番線の順で、副本線の2番線と3番線は外側の本線に合流します。
一方、2番線をそのまま直進すると勾配を上がり左へカーブして上り本線を跨ぎ、武蔵野線の北側に位置する車両基地・東所沢電車区へと至ります。尚、出入庫線は複線分の路盤を有していますが現状は単線となっています。
武蔵野線本線はこの先、右へカーブして東所沢電車区への出入庫線をアンダークロスします。その後は短いトンネルを抜けて掘割~高架で農地の中を東へと走り、柳瀬川を渡ると東京都清瀬市に入ります。その後は住宅街の中を北北東へ走り、関越自動車道をオーバーパスすると左手に新座貨物ターミナル駅を見て走るようになります。そして埼玉県新座市に入り、右前方に不二家埼玉工場や新座市街のマンション群が見えてくると新座貨物ターミナル駅が途切れ、すぐに国道254号線をオーバーパスすると程なくして新座駅へと至ります。
 
 

下り3番線より府中本町方(西)を望む。
左から1番線~4番線の順で、副本線の2番線と3番線は外側の本線に合流します。
また、各ホーム端には改札階とを結ぶ階段・上りESがあり、その先の上空に橋上駅舎・改札口があります。
後方には改札階とを結ぶEVがあり、2番線・3番線の上空にはEV乗り場と橋上駅舎を結ぶ通路があります。
 
 

こちらは下り4番線より府中本町方(西)を望む。
右から4番線~1番線の順で、副本線の2番線と3番線は両渡り線を経由して外側の本線に合流します。
この先、住宅街の中を掘割で西南西へ走り、左へカーブしながら短いトンネルをくぐると針路を南西へ変えて高架や掘割で住宅と畑の混在した風景の中を走ります。その後は左へカーブして高架区間になると柳瀬川を渡り、すぐに東京都東村山市に入ると掘割区間になります。そして西武池袋線をアンダークロスすると程なくして新秋津駅へと至ります。西武池袋線(秋津駅)との乗換駅ですが、両駅間は400mほど離れていてやや不便です。
 
 
あとがき
私が東所沢駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。運転上の主要駅だけにホームは2面4線の規模を有していましたが、当初は貨物線で計画されていた影響かホームは狭かったです。駅前は商店が多いですが基本的に住宅街で、駅近くには駐車場が多いです。また、駅から少し離れると畑も残っています。ですが、南口側は開発されていて発展していたものの、北口側は畑や山林も残り開発途上といった感じでした。
  
新宿からですと中央線快速の高尾方面電車に乗り(特別快速は不可)、西国分寺駅で下車して武蔵野線の西船橋方面電車に乗り換えて当駅下車です。あるいは新宿三丁目駅から東京メトロ副都心線の和光市行き電車または東武東上線直通電車に乗り(種別不問)、和光市行き電車の場合は終点の和光市駅で東武東上線下り電車(小川町方面)に乗り換えて朝霞台駅で下車。隣接する北朝霞駅から武蔵野線の府中本町方面電車に乗車して当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車、中央線快速に乗車の上(特別快速は不可)、西国分寺駅で武蔵野線西船橋方面に乗り換えて当駅下車。あるいは京浜東北線北行で南浦和駅まで行き、武蔵野線の府中本町方面電車に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内と駅前にコンビニがあります。一方、気軽に入れる飲食店はほとんどなく、チェーン店は「モスバーガー」「日高屋」「ガスト」「デニーズ」「バーミヤン」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。武蔵野線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は東所沢駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)