巣鴨新田停留場 (巣鴨新田駅)【東京都】(都電荒川線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都豊島区東部の、大塚駅北口から続く市街地の北端部にほど近い閑静な住宅街に位置する路面電車・都電荒川線【愛称:東京さくらトラム】の電停・駅、
巣鴨新田停留場 (すがもしんでんていりゅうじょう。Sugamoshinden Station) です。
 
 
電停名 (駅名)
巣鴨新田停留場 (SA 22)
(※) 記事内では「巣鴨新田駅」「巣鴨新田電停」と表記する場合があります。 
 
所在地
東京都豊島区
 
乗車可能路線
東京都交通局:都電荒川線【愛称:東京さくらトラム】 
 
隣の停留場 (電停・駅)
三ノ輪橋方……庚申塚停留場 
早稲田方………大塚駅前停留場 
 
訪問・撮影時
2019年11月
 
 

早稲田方面ホームの出入口です。北を望む。後方(南)には三ノ輪橋方面ホームがあります。
巣鴨新田駅ですが、専用軌道区間上、北北西~南南東方向にホームが設けられています。
両ホーム間で都電と東西方向の道路が交差しています。踏切が設置されています。
ちなみに巣鴨新田駅の出入口は早稲田方面ホーム、三ノ輪橋方面ホームとも各2ヶ所あり、早稲田方面ホームは2ヶ所とも段差のないスロープ状になっておりバリアフリーに対応していますが、三ノ輪橋方面ホームの出入口のうち1ヶ所(三ノ輪橋寄り)は階段のみの設置となっています。
また、踏切の左から前方に伸びている道路は西巣鴨新田通りです。
尚、巣鴨新田駅に駅舎・改札口はありません。トイレもありませんのでご注意下さい。
 
 

こちらは三ノ輪橋方面ホームの出入口です。南を望む。後方(北)には早稲田方面ホームがあります。
他の電停とは違い、架線柱の影響なのか踏切道に面したメインの出入口が階段のみの設置となっており、反対側の出入口にスロープが設置されています。
 
 

駅前(東側)の様子です。右に三ノ輪橋方面ホーム、左に早稲田方面ホームがあります。
駅の周辺には住宅街が広がっており、商店は少ないです。
道路左側一帯は東京都立文京高等学校です。
 
 

駅前(西側)の様子です。右に早稲田方面ホーム、左に三ノ輪橋方面ホームがあります。
こちら側も駅周辺は住宅街となっています。駅前にはタバコ屋があります。
また、駅の南西方約200mまで進むとJR線・大塚駅北口側に広がる市街地北端(都道436号・宮仲公園通りと空蝉橋通りの空蝉橋下交差点)に到達します。
 
 

こちらは早稲田方面ホームの北側(三ノ輪橋寄り)出入口です。南を望む。
ホームの向こう側に前述の踏切道があり、ホームの左(東)は都立文京高校の用地です。
また、後方には自動車が通行できない踏切があり、駅北西側へ抜けられます。
駅北側も閑静な住宅街が広がっています。
 
 

こちらは三ノ輪橋方面ホームの南側(早稲田寄り)出入口です。北を望む。
ホームの向こう側に前述の踏切道があります。ホームの左(東)は都立文京高校の用地です。
三ノ輪橋方面ホームのバリアフリー対応出入口はこの1ヶ所のみです。車いすの場合、踏切道からはホーム裏側の路地を通ってこちら側へ回る必要があります。
駅の南側も住宅街ですが、少し進むとJR線・大塚駅北口から続く市街地に入ります。
 
 

早稲田方面ホームの駅名標です。
時刻表、路線図、周辺地図、運賃表と一体になっています。
各所には「都電荒川線」より「東京さくらトラム」の方が先に書かれています。
現在の都電の運賃は一律大人170円 (IC 168円) 、小人80円 (IC 84円) です。
また、駅ナンバリングも併記されています (SA 22)。
ナンバリングの英文字も「東京さくらトラム」の「さ (SA)」となっています。
ちなみに都電荒川線で駅ナンバリングが導入されたのは2017年と、都内の路線では相当遅い方です。
そして、「東京さくらトラム」の愛称は浸透しているのでしょうか? 
 
 

巣鴨新田駅は相対式ホーム2面2線の構造で(実際は相対していませんが…)、北北西~南南東方向にホームが設置されています。
早稲田方面ホームと三ノ輪橋方面ホームは千鳥状に設置されていますが、これは都電の駅ではよく見られる構造です。
写真は早稲田方面ホームです。三ノ輪橋方面ホームは後方の踏切道の向こう側にあります。ちなみに番線は設定されていません。
ホーム有効長は1両分で、転落防止用の固定柵が設置されています。
ホーム幅は広いですが、右側の都立文京高校に隣接したスペースは東京都交通局の用地ではないのか、上屋はホームの線路寄りにしか設置されていません。また、両側のスロープ出入口部分には屋根がありませんので要注意です。
そしてホームには2名分のベンチが設置されています。
後方(南)には踏切道に面したスロープの出入口が、前方(北)には駅北側へ抜けられるスロープの出入口が、それぞれ設置されています。
写真は三ノ輪橋方を望む。
 
 

こちらは三ノ輪橋方面ホームです。早稲田方(南南東)を望む。後方の踏切道の先に早稲田方面ホームがあります。
こちらも有効長は1両分で、転落防止用の固定柵が設置されています。早稲田方面ホームとは違いホーム幅は狭いです。
上屋はホーム全体を覆っていますが、出入口部分は雨ざらしなので要注意です。
ホームには2名分のベンチが設置されています。
後方(三ノ輪橋寄り)の踏切道側ホーム端には階段のみの出入口が、前方(早稲田寄り)のホーム端にはスロープの出入口が、それぞれ設置されています。
 
 

三ノ輪橋方面ホームより早稲田方面ホームを望む。後方に三ノ輪橋方面ホームがあります。
両ホーム間には踏切があり、反対側(写真奥)に早稲田方面ホームがあります。
画面下には三ノ輪橋方面ホームの出入口階段があります。階段の先、線路と架線柱の間隔が狭く車いすが通行困難なため、こちら側にスロープが設けられていないと思われます。
 
 

早稲田方面ホームより三ノ輪橋方を望む。手前に北側出入口があります。
右側に都立文京高等学校があり、左前方へ延びる道路は西巣鴨新田通りです。
この先、右へ急カーブして住宅街の中を北東へ走り、しばらくして緩やかに左へカーブすると旧・中山道との交点にある庚申塚駅(こうしんづかえき)へと至ります。
 
 

三ノ輪橋方面ホームより早稲田方を望む。手前に南側出入口があります。
この先、緩やかに右へカーブしてマンションが立ち並ぶ市街地を緩い下り勾配で南南東へ走ります。そして右カーブが始まると一瞬だけ併用軌道区間を通り、宮仲公園通りと交差すると専用軌道区間に戻って大塚駅北口駅前広場の東端を南南西に走ると大塚駅前駅へと至ります。駅はJR線のガード下にあり、JR線と乗換可能です。
 
 
あとがき
私が巣鴨新田電停で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅前は人通りも少なく、閑静な住宅街といった印象でした。また、駅前には東京都立文京高等学校のグラウンドがあり、私が訪問した休日は部活動が行われていました。
 
新宿駅からですと山手線外回り(池袋方面)に乗車して大塚駅で下車。駅前に発着する都電荒川線の三ノ輪橋行きor荒川車庫前行きに乗車して当電停下車です(1つ目の電停)。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅へ。山手線(品川乗換の場合は外回り、東京乗換の場合は内回り)に乗り換えて大塚駅で下車。以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニは一切ありません(最寄りの店舗は南西へ約200m、宮仲公園通り沿いのセブンイレブン)。そして駅前にタバコ屋がありますが、飲料はともかく食料は期待できません。一方、飲食店は駅前に一切ありません(居酒屋を除く)。隣の大塚駅前まで出れば飲食店があるのですが…。長時間滞在される場合は必ず事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。都電荒川線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は巣鴨新田電停でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京都交通局のHP、Google地図、Wikipedia)