前編では、近鉄の新型特急「ひのとり」の車内をご紹介しましたが、後編では実際に自分の席での様子をお伝えしていきます。
 
 
■出発進行!
それでは、自分の席に向かいます。。
お付き合いが長いフォロワー様なら、すでにお察しかと思いますが、乗るのは「プレミアムシート」の最前列!!
 
近鉄沿線でない私は、インターネット予約を利用。
1ヶ月前(この時はコロナの影響で1週間前)の10:30~発売にトライして成功🎊
 
きっぷ券面の「ひのとり」マークと「プレミアム」の表記がいいですね。
ちなみに運賃は、大阪難波~近鉄名古屋まで2,410円ですが、金券ショップで1,100円で手に入れた株主優待券を利用しました😁
 
 
 
座席はA席が1人席、通路を挟んで、BC席が2人席です。
バックシェル型になっているので、めいっぱいリクライニングしても迷惑になりませんし、プライバシーも保たれます。
 
 
 
肘掛部分には、いくつものボタンがついています。
電動式リクライニングなので、いろいろ押して最適な姿勢に調節できます。
中央にある波打つ矢印は近鉄特急「しまかぜ」にあるマッサージ機能かと思いましたが、実際には「シートヒーター」でした😆
 
ちなみに窓側のブラインドも電動式です。
 
 
 
枕は柔らかそうに見えますが、緑色のJR会社の列車にありがちなスカスカの枕ではなく、中身も詰まった程よい硬さのしっかり枕です🙌
 
リクライニングをしてみると、椅子全体で体を支えてくれるような感じで、シートとしても相当座り心地がいいです。
 
 
コンセントも使いやすい位置にあります。
 

 

ミニテーブルはスマホよりも一回り大きなサイズで、何かと便利。

さらに、ミニテーブルを少しずらすとドリンクホルダーが現れるスグレモノです。

 

プレミアムシートなので、ビールもプレミアムにしてみました。

 
 
 
■前面展望
あえて2人席の通路側のB席を選んだのは、前面展望を楽しむにはB席が最適だからです。
 

せっかくなので、各座席からの視界をご紹介します。

 

①(近鉄名古屋行の時)進行方向右側の1人席A席。

(大阪難波行の場合には2人席窓側のC席の眺望です)

 

思いほか、視界が妨げされます。

進行方向右側ということで、すれ違う列車がみえないこともあり、少々残念です。

 

 
 
②2人席通路側のB席
(大阪難波行の場合も、2人席通路側のB席に変わりはありませんが、座席位置がもう少し右側になります)
 
私的にはベストポジションです。
 
 
 
③(近鉄名古屋行の時)2人席窓側のC席。
(大阪難波行の場合には、1人席のA席の位置になります)
 
やはり正面の視界は残念ですが、対向列車が見えるのでまだ救われるかもしれません。
 
 
皆様の座席選びのヒントになれば、幸いです。
 
 
■車内で
車両には、横揺れを低減するフルアクティブサスペンションが備えられていることもあり、静かで揺れも少なく、快適な走りです。
 
大阪難波、大阪上本町、鶴橋で乗客を拾った後は、途中の停車駅は大和八木、津の2駅だけでした(列車によっては、津の1駅のみ)。
車内には22インチの大型ディスプレイが2台並べて設置されています。
 
大型で見やすく、乗り換え列車の案内にも対応しています👍
接続列車の遅れまで、表示されているのはお見事です。
 
 
 
今回はごく一部の区間でしか流れていませんでしたが、前面展望映像を放映することも可能です。
 
 
 
ここで、前面展望の見どころ。
伊勢中川付近の、近鉄大阪線から近鉄名古屋線につながる渡り線の分岐に入るところです📷
 
 
乗り鉄の方は、こういった渡り線も全て乗らないと完乗と言えないという方もいらっしゃるみたいです😁
 
再び、車内の案内ディスプレイに目をやると、多言語案内での表示が出ていました。
「つ」をハングルで表すと、顔文字のように見えるのですね😉
 
 
 
■終点へ
近鉄名古屋線はかつて「しまかぜ」に乗車した際に前面展望をしたことがある路線です。
 
終点、近鉄名古屋が近づくと「しまかぜ」にはなかった演出が!
 
LED間接照明により天井の色が変わります
航空機ではB737-800などで見かけますが、鉄道車両では見たことがない演出で、サプライズでした。
 
終着駅到着前の、プレミアムシート限定の演出ですので、プレミアムシートにご乗車の際には、ぜひ終点まで乗車してみてくださいね。
 
 
 こんな演出まであって、名残惜しいところですが、定刻に近鉄名古屋駅に到着😭
 
 改めて、プレミアムシートの窓がかなり高い位置にあることを確認しました。
 
 
名阪間の移動の選択肢としては、高速バスや新幹線もありますが、快適な時間を過ごすなら近鉄「ひのとり」一択という感想でした😚