羽田空港第1・第2ターミナル駅【東京都】(京急空港線。2020年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都大田区南東部・東京国際空港(羽田空港)の敷地内東側に所在する、国内線の第1旅客ターミナルと国内線(一部国際線)の第2旅客ターミナルビルの間を結ぶように設置されている京急空港線の終着駅、
羽田空港第1・第2ターミナル駅 (はねだくうこうだいいち・だいにたーみなるえき) です。
(英語表記は Haneda Airport Terminal 1・2) です。
 
尚、東京モノレールの駅の記事につきましては以前UPいたしました。
⇒羽田空港第1ターミナル駅の記事はこちら
⇒羽田空港第2ターミナル駅の記事はこちら
 
 
駅名
羽田空港第1・第2ターミナル駅 (KK 17)
 
所在地
東京都大田区
 
乗車可能路線
京浜急行電鉄:空港線 
 
隣の駅
京急蒲田方……羽田空港第3ターミナル駅 
 
乗換可能駅
東京モノレール:東京モノレール羽田空港線 

……羽田空港第1ターミナル駅まで徒歩6分、羽田空港第2ターミナル駅まで徒歩6分
 
訪問・撮影時
2018年9月、2019年4月、2020年3月
 
 

羽田空港第1旅客ターミナルです。西を望む。後方(東)に羽田空港第2旅客ターミナルがあります。
第1ターミナルは国内線のみで、主に日本航空(JAL)の便が発着します。
京急の羽田空港第1・第2ターミナル駅は第1ターミナルと第2ターミナルをつなぐ形で地下に設置されており、東西方向(正式には西南西~東北東)にホームが延びています。ホームの両端に改札・出入口があり、西側が第1旅客ターミナル口、東側が第2旅客ターミナル口で、各ターミナルビルの地下1階に通じています。
また、ターミナルビルの手前にはビルと並行する形で第1・第2ターミナル間を環状に結ぶ道路が通っており、その環状道路沿いにバスターミナルが設けられています。そして環状道路の地下には東京モノレール線の羽田空港第1ターミナル駅があります。
 
駅前は空港用地内で、民家はありません。商店・飲食店はターミナルビル内にあります。
手前にあるバス用駐車場の両側は自家用車用の立体駐車場になっています。
 
 

こちらは羽田空港第2旅客ターミナルです。東を望む。後方(西)に羽田空港第1旅客ターミナルがあります。
第2ターミナルも以前は国内線のみでしたが、2020年にビルを増築して一部国際線も発着するようになりました。主に全日空(ANA)の便が発着します。
京急の羽田空港第1・第2ターミナル駅は後方にかけての地下に延びていますが、ホームの真上、コンコース階には両ターミナルを結ぶ改札外地下通路が設置されていて、動く歩道もあります。
また、ターミナルビルの手前を通る環状道路沿いにはバスターミナルが設けられています。そして環状道路の地下には東京モノレール線の羽田空港第2ターミナル駅があります。第2ターミナル駅と第1ターミナル駅の間は北側を迂回して進路を180°変える形になります。
 
こちらも駅前は空港用地内で、民家はありません。商店・飲食店はターミナルビル内にあります。
手前にあるバス用駐車場の両側はマイカー用の立体駐車場になっています。
 
 

第1旅客ターミナルビル地下1階にある、羽田空港第1・第2ターミナル駅への出入口です。
地下1階の中央にあり、正面奥に地下2階改札とを結ぶ階段・上下方向エスカレーター・エレベーターがあります。第2ターミナルへの地下通路もこちらから地下2階経由となります。
右側にはモニュメント「太陽の塔」があり、その先に東京モノレール・羽田空港第1ターミナル駅の南口があります。
そして左側にはモニュメント「月の塔」があり、その先に東京モノレール・羽田空港第1ターミナル駅の北口があります。

京急駅の手前にモノレール駅があるため、天井にはモノレールの大きな広告が掲示されています。
また、第1旅客ターミナルビルは6階建てで、1階が到着ロビー、2階が出発ロビーです(北ウィングがJALの近畿以東便やスカイマーク、南ウィングがJALの中四国以西便やスターフライヤー・JTA)。
そして3階以上にはレストラン・ショップ・ホールなどがあり、屋上に展望デッキがあります。
 
 

地下2階西側にある第1旅客ターミナル口改札の様子です。東を望む。
後方には第1旅客ターミナルビル地下1階に通じる階段・上下方向ES・EVがあり、右前方には第2ターミナルへ向かう地下連絡通路があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいますが、通常の通路は他の駅よりやや幅が広い印象です。一番左には車いす通行可能な幅広通路が2通路あり、左端は有人通路を兼ねています。尚、京急の羽田空港第3ターミナル駅は改札内に旅客ターミナルのカートの持ち込みOKなのですが、こちらの第1・第2ターミナル駅はカート持込禁止です。
改札口の左手前には「ご案内カウンター(窓口)」と自動券売機があります。トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
そして改札の先には地下3階ホームとを結ぶ階段・上下方向ES・EVが設置されています。
ちなみに、改札口の右側(改札外)にはミニコンビニ「セブンイレブン」があります。
改札内・ホームには売店・コンビニがありませんのでご注意下さい。
 
 

こちらは第2旅客ターミナルビル地下1階にある、羽田空港第1・第2ターミナル駅への出入口です。
地下1階の中央にあり、正面に地下2階改札とを結ぶ階段・上下方向エスカレーター・エレベーターがあります。第1ターミナルへの地下通路もこちらから地下2階経由となります。
右側には東京モノレール・羽田空港第2ターミナル駅の北口があり、左側には東京モノレール・羽田空港第2ターミナル駅の南口があります。
また、第2旅客ターミナルビルは5階建てで、1階が国内線到着ロビー、2階が国内線出発ロビーおよび国際線到着ロビー、3階が国際線出発ロビーです。
そして3階以上にはレストラン・ショップがあり、最上階の5階に展望デッキがあります。
 
 

地下2階東側にある第2旅客ターミナル口改札の様子です。西を望む。
後方には第2旅客ターミナルビル地下1階に通じる階段・上下方向ES・EVがあり、左前方には第1ターミナルへ向かう地下連絡通路があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいますが、こちらも通常の通路は他の駅よりやや幅が広い印象です。
一番右には車いす通行可能な幅広通路が1通路あり、さらに右(右端)には有人通路があります。
改札口の右手前には「ご案内カウンター(窓口)」と自動券売機があります。トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
そして改札の先には地下3階ホームとを結ぶ階段・上下方向ES・EVが設置されています。
尚、改札口の左側(改札外)にはミニコンビニ「セブンイレブン」があります。
こちら側も改札内コンコースに売店・コンビニがありませんのでご注意下さい。
 
 

地下2階コンコースの南側には、第1ターミナルと第2ターミナルを結ぶ地下連絡通路がホームの上層に設置されています。
改札外扱いで、京急に用がなくても利用可能です。右側には動く歩道(双方向とも設置)があり、重い荷物があっても楽に両ターミナル間を移動できます。
左は第1旅客ターミナル口の改札内コンコースです。
写真は第2ターミナル方(東)を望む。
 
 

側壁に設置されている駅名標です。駅名改称後の2020年3月20日撮影。
電照式です。京急の新デザインですが、改称前の羽田空港国内線ターミナル駅時代から青地ではなく白地です。
「羽田空港」より「第1・第2ターミナル」が強調されていて、誤下車の防止に一役買っています。
英語、中国語、韓国語表記もあります。
駅ナンバリングも併記されています (KK 17)。
そして、羽田空港のターミナル番号「T 1」「T 2」も併記されています。
ちなみに、旧駅名は「羽田空港国内線ターミナル駅」(2010年~2020年)で、開業当初(1998年~2010年)の駅名は単に「羽田空港駅」でした。
 
 

羽田空港第1・第2ターミナル駅は島式ホーム1面2線の地下構造で、地下3階にあります。
ホームは西南西~東北東方向に延びています。有効長は8両分で、京急名物(?)の12両編成には対応していません。
左(北)が1番線、右(南)が2番線です。ともに京急蒲田・東京都心・横浜方面です。
日中は1番線がエアポート急行(空港線内各駅停車)中心、2番線が快特中心と思われますが、詳細は不明です。
各番線ともホームドアが設置されています。ホーム幅は非常に広いです。
ホームにはベンチ・飲料自動販売機・公衆電話・係員呼び出しインターホンが設置されています。
後方の京急蒲田方ホーム端付近には第1旅客ターミナル口への階段・上下方向ES・EVが、前方の終端部付近には第2旅客ターミナル口への階段・上下方向ES・EVが、それぞれ設置されています。ちなみに第1旅客ターミナル口への階段・ES周りには第1ターミナルのイメージカラーである赤が、第2旅客ターミナル口への階段・ES周りには第2ターミナルのイメージカラーである青が、それぞれ塗られています。
写真は終端方を望む。
 
 

こちらは終端方から京急蒲田方を望む。
ホームは相当広いですが、乗降客は大きな荷物を持っている場合が多いので、列車到着時は人数が少なくてもホームが混雑します。
2019年2月21日にホームドアが使用開始となりました。
 
 

1番線より京急蒲田方を望む。すぐ先に両渡り線があります。
この先、第1旅客ターミナルビルの直下を横断し、滑走路などの空港用地地下を西南西へ走ります。その後は右へカーブして第3旅客ターミナルビルの直下を斜めに横切ると羽田空港第3ターミナル駅(旧駅名:羽田空港国際線ターミナル駅)へと至ります。東京モノレールと乗換可能です(駅名は京急と同じです)。
 
 

1番線より終端方を望む。
1番線・2番線ともすぐ先に車止めがあります。そのため、到着した列車はすぐに折り返さねばならず、駅に滞留できる列車も2本のみのため、これ以上の列車の増発がままならない状況です。この問題を解消するため、これより先、第2ターミナルの誘導路直下まで線路を延伸して引上線2線を設置する計画があり、早ければ2021年度の着工を目指すとの事です(2021年度着工の場合、完成は2027年度の予定)。引上線完成の暁には1番線が降車ホーム、2番線が乗車ホームになるのでしょうか?
 
 
あとがき
私が京急空港線の羽田空港第1・第2ターミナル駅で下車(乗車)したのは2002年以降何度かあります。乗りつぶし、空港アクセス、車窓風景撮影などの目的で、終着駅ゆえに必然的に改札を出ています。そして2018年以降は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅は第1ターミナルと第2ターミナルの中間にあり、東京モノレールとは違いターミナルごとに下車駅を変える必要がないのは有り難いですが、ターミナルごとに出口の位置が全く異なりますので注意が必要です。駅舎は各ターミナルビルと一体になっていて、出発ロビーまでスムーズに移動できます。駅前は空港用地で、当然ながら住宅は見られませんでした。
 
新宿駅からですと山手線内回り(品川方面)に乗り、品川駅で下車。京急本線~空港線のエアポート快特・快特・エアポート急行の羽田空港行きに乗り換えて終点下車です(エアポート快特は品川~羽田空港第3ターミナルの間ノンストップです)。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅で下車。以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
(飛行機でのアクセスは考慮していません)
 
食料・飲料について、第1・第2旅客ターミナルビル内で済ませられます。各ターミナルにコンビニがあります。そして飲食店も多数ありますが、気軽に入れるチェーン店は少ないです。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。
京急空港線を乗り鉄される際は、羽田空港1・第2ターミナル駅ですぐに出場せずに駅構内も観察されてみて下さい!
そして羽田空港へのアクセスで京急をご利用の際も、ぜひ一度は羽田空港第1・第2ターミナル駅を観察されてみて下さい!
 
(参考:京浜急行電鉄のHP、読売新聞オンライン、地理院地図、Google地図、Wikipedia)