4月23日、新宿まで追ったJR東日本251系RE-2編成の疎開返却回送。
前にも書いた通り、新宿で撮り終えたら後は大宮くらいかな?と思っていた。
大宮操車場(さいたま新都心)でも17分停車するけど、確実性を狙って準備していた。
しかしこの日、ハプニングが発生。
宇都宮線、人身事故!
人身事故発生により、関連各線のダイヤが一気に乱れ始めた。
まるで先の見通せない中、とりあえず北に舵を切る。
13:01頃、池袋駅
普通走行写真を撮るなら2番ホーム側なのだろうし、現に数人はいたのだが、密を避ける取り組みと
いうよりは、階段の乗り降りも面倒だし、単なるひねくれ根性だと言っても差し支えないw
障害物も多かったからとっさには難しいアングルだったけど、どうにか納得のいくカットを収めた。
新宿〜池袋間走行だけで約8分かかっていたし、既にダイヤ乱れの影響が出始めていたようだ。
そしてこちらは、数分後の埼京線で赤羽へ。
普通の考えだったらとっくに通過していったと思いがちなのだが、ホームを眺めるとまだ撮り鉄が。
…あれ?まだ通過してない?
そう考えていたらすぐ、6番線に列車通過の放送が。
撮影場所を細かく精査する間も無く、埼京線ホームで安全を確かめながらカメラを構える。
そして上野東京ラインもダイヤが乱れ始めていたので、わざわざ京浜東北線へ乗り換えた。
結局駅発着中も動く気配は無く、またまたここで先行。
本当にこれで終わりだから、これで…
そう思ってまた京浜東北線に乗って、わずか約4分後の与野駅手前。
この後、物理的に大宮操車場でも撮影が可能だったのだが、遅延しているのでそのまま通過するかと
考えて、あえてさいたま新都心駅では降りて待つことをせず、そのまま大宮駅まで先行した。
結果的には順番通りに列車を動かす観点から、所定以上の停車時間があったようだが。
まぁ大宮駅でE231系の余剰サハの入換作業が見られたから、それも良いかなとの結論に達したが。
約3時間17分の波乱万丈な回送旅は幕を下ろした。
これが自分にとって、251系が自力で動く姿を見た最後の機会になるだろう。
そこから約一ヶ月後の5月20日に、このRE-2編成は長野に廃車回送されていったのだが…
この時の沿線の異様な加熱が、撮り鉄情勢をさらに悪化させていくことになった。
これから先、個々が進んで撮影マナーを律していかなければ、好転することは有り得ない。
もっとファインダーの周りに目を配り、心を配り、なにより安全を第一に遵守して動いていこう。
自分さえ良ければ、の姿勢を改めていかないと、いつまでも疎まれたままだ。