7200系への復元を画策して豊鉄1800系を追加購入。
途中からは東急的視点より考察します。

旧塗装がセットA、新塗装2種がBとC。改造のしやすさのみを考えてBセットは購入せず。
編成は
A.B:モ1802-モ1812-ク2802
C:モ1807-モ1857-ク2807

モ1802 元デハ7206
モ1812 元デハ7207で運転台は豊鉄譲渡後に撤去。
ク2802 元クハ7507

前面。渡り板は譲渡後に撤去。

モ1857 元デハ7351で、セットCで初めて製品化された中間車。

側面ラッピング。イラストの部分のみインクジェット。
塗装剥離時にインクジェットは残るので改造用の種車には極めて不向きですが、仕方ない。

パンタ周り

都合よくTwitterに実車の東急時代の資料があったので参考までに。登場当初は避雷器の形状が異なっており、現在の形状になった時期は93年頃?なんて情報がありましたが特定には至らず。

N化に際して、パンタグラフを指定のPG16やGMのPT42Lを使うと横控管が避雷器に接触して多少浮き上がってしまいます。トレジャーのPT44改造パーツを使えば解決できるかもしれないので、そのうち検証しておきます。


では東急仕様に戻す場合の問題点をいくつか。

①台車
クハ7500の台車は当初TS-707ですが、まず1990年度から始まった8000系クハの台車更新時に余剰になったTS-708に更新され、更に中小私鉄各社への譲渡後にサハ7950の発生品を使ってTS-839に再度更新されています。(7201Fのクハ7501と7206Fの7508のみ東急時代の1995年度に更新)
製品では台車更新後の姿を再現しているので、ク2800の台車は各製品ともに形状の近いTS-807になっています。
分売で入手可能なTS-708はトレジャーだけですが、2両で4000円程度なので気軽に買えず。実車同様に鉄コレの8000系から回収するのが理想でしょうが、いかんせん事業者限定につき入手が難しいのが玉に瑕。

②側面方向幕
デハ7205.7251.7351.7401.クハ7505.7551のみ方向幕を電動化した上で側面方向幕を設置しています。
製品化されている中間車は元デハ7351のモ1857のみ。1993年以降の目蒲線に限定すると、デハ7300/7400を含む編成だとデハ7351と7401を含む7251Fしか組めないことになります。

①②をまとめると、1993年以降に目蒲線に在籍した7200系8編成のうち、

7201F→デハ7301の方向幕がエラー
7203F→クハ7502の台車がエラー
7205F→クハ7505.7552の台車とクハ7505の方向幕がエラー
7206F→デハ7302の方向幕がエラー
7209F→クハ7507の台車がエラー
7211F→クハ7504の台車がエラー
7251F→クハ7554の台車がエラー
7260F→デハ7451.7452の方向幕とクハ7560の台車がエラー

となり、豊鉄鉄コレの組成変更のみでエラーなく成立する編成は該当なしとの結論に至ります。作りやすいのはTS-708さえ入手出来れば作れる7203、7209、7211、7251Fでしょうか。
ちなみにマイクロ製を使うと7260Fと台車交換前の7201F、7206Fは組成可能(M車さえどうにかなれば大量のデハ7200を消費するものの7205Fと7251F以外は組成可能)ですので参考までに。鉄コレベースにせよマイクロベースにせよ、7205Fだけは加工しない限り無理です。


【追記】
さっき知って衝撃を受けた話。
車端部のコルゲートの長さが2種類あると聞いて、車端部が写ってる写真を見たら本当に違いますね。
鉄コレは短い方のように見えますが、張り上げ(?)の部分のコルゲートの長さが下のコルゲートの長さと一致していないためどっちつかずの形状。
気力があったら調査してみたいですね。