【東武伊勢崎線】
1910年7月13日に、東武伊勢崎線 新伊勢崎駅~伊勢崎駅間が開業し全線開通となりました。
伊勢崎線は、東京都台東区の浅草駅から群馬県伊勢崎市の伊勢崎駅を結ぶ、大手私鉄で最長の55駅114.5 kmの路線です。
北千住駅~北越谷駅間は、私鉄最長18.9kmの複々線化区間になっています。
東武伊勢崎線の歴史は、1899年8月27日の北千住駅~久喜駅間開業から始まりました。
1931年5月25日には、浅草雷門駅(現:浅草駅) ~業平橋駅(現:とうきょうスカイツリー駅)間が開業し、浅草駅が業平橋駅に改称されました。
現在の浅草駅
1960年10月9日には、東武特急のイメージアップに貢献した1720系「デラックスロマンスカー」の運用が開始
1962年5月31日に営団(現・東京メトロ)日比谷線との相互直通運転が開始、1964年8月29日には中目黒駅まで延長となりました。
1974年7月2日に、北千住駅~竹ノ塚駅間で関東私鉄初の複々線化が。
1990年6月1日に、特急用車両100系「スペーシア」の運用が開始
2017年4月21日から特急用最新車両500系「リバティ」の運用が開始
2020年6月6日 ダイヤ改正で、日比谷線との直通列車に座席指定列車「THライナー」を新設
2021年度に、とうきょうスカイツリー駅~曳舟駅間の上り線を高架に切り替え、2022年3月に、竹ノ塚駅付近の高架化完了・とうきょうスカイツリー駅~曳舟駅間の下り線を高架に切り替える予定、さらに2031年度には春日部駅付近の連続立体交差事業が完了する予定で、車窓からの景色も変わりつつあります。
【琴電長尾線600形】
1998年7月7日に、高松琴平電気鉄道 長尾線600形が営業運転を開始しました(長尾線は下半分が青緑色)高松琴平電鉄600形は、長尾線・志度線初の冷房化車両で両路線の主力車両です(一部琴平線で活躍)
1969年から1974年にかけて日本車輌製造で製造された、名古屋市営地下鉄 東山線の250形・700形・300形と名城線の1200形・1600形・1700形・1800形・1900形の各形式を名古屋市交通局から譲り受け、京王重機整備(東京都八王子市)で、集電装置を第三軌条方式からパンタグラフ方式に換装したり、冷房装置を設置したほか、中間車を先頭車に改造するなどの大規模な改造を行い琴電に入線しました。
名古屋市営地下鉄300形
2006年には、長尾線に18m級車両が入線できるよう改良が施され、1200形(上写真 / 元京急600形)が長尾線にも導入されたため、余剰となった600形4両を電装解除し、片運転台の制御車として800番台に改番した上で志度線に転属させ、同線の非冷房旧型車両を置き換えました。
2011年に2編成が長尾線から琴平線に転属しました(琴平線は下半分が黄色)
志度線600形は下半分が赤色(800番台)
名古屋出身の車両は現在、長尾線に600形2両編成2本、琴平線に600形2両編成2本、志度線に600形2両編成6本、600形800番台4両、700形2両編成2本の全28両が在籍しています。
そごうグループと提携し瓦町駅ビルに建設した「コトデンそごう」の経営不振、そごうグループ倒産等の影響で琴電自身も2001年に民事再生法を適用し、事実上の倒産となるなど高松琴平電鉄は幾多の困難を乗り越えてきました。
困難な時期を乗り越えた琴電600形には長く活躍して欲しいと願います。