■概要

近鉄の名阪特急で、今年2020年3月14日から大阪難波~近鉄名古屋間で運行を開始した新型特急列車「ひのとり」🎉
将来的には、名阪特急は「アーバンライナー」から「ひのとり」にすべて置き換えされるそうです。
 
先頭と最後尾車両はプレミアムシート、中間車両はレギュラーシートで、全席指定となります。
 
大阪難波駅にやってくると、大々的に広告が!
 
 
期待が高まります🙌
 
ホームに降りてみます。
阪神電車と直通運転していることもあり、列車本数が多く落ち着きません😅
 
そして出発10分前、桜川方面から車内整備を済ませた「ひのとり」が入線してきました。
 
存在感ありますね~🤩
 
 
側面には大きなロゴマーク。
ホームの人が映り込んでしまうほど、ピカピカの車体です✨
 
 
もうひとつ外観の特徴は、側窓の位置。
先頭と最後尾のプレミアムシートは、ハイデッキになっているので側窓がかなり高い位置にありますが、中間車のレギュラーシートは段差がないので低い位置になります。
(写真がなくてスミマセン💦)
 
 
■車内へ
 
 
早速、乗り込んでみましょう。
 
 
■パブリックスペース
座席につく前に、パブリックスペースを探検してみましょう。
こちらは、プレミアムシート車両のデッキです。
右側には大型荷物ロッカー、左側にはカフェスポットがあります。
 
 
右側にある大型荷物ロッカーはもちろん無料。
スーツケースもすっぽり入る大きさで、手持ちの交通系ICカードが鍵になります。
(交通系ICカードではなく、普通の鍵式のものもあります。)
 
特にプレミアムシートへは4段の階段があるので、大きな荷物を持っていくのは厳しそう。
座席回りを広く使うためにも、キャリーケースを持った旅行者にとっては、大変ありがたい設備です😆
 
 
ロッカーの向かいには、カフェスポット
「ひのとり」には、車内販売がありませんのでありがたい設備です。
 
挽きたてコーヒーは200円、右側には紅茶やスナック、そして乗車記念用に「ひのとり」デザインのハンドタオルが売られています。
コーヒーは伊勢志摩サミットの際に、振る舞われたものと同じ銘柄とのことで、ひのとりデザインの紙コップも嬉しいです😚
 
 
続いて、洗面台、お手洗の区画です。
2両ごとに1か所の割合ですが、乗車時間からしたら十分な数ですし、非常にきれいです。
 
もちろん、近鉄名物の「おしぼり」も用意されています😁
 
 
 
6両編成の場合、レギュラーシートの2号車と5号車には、ベンチスペースがあり、ちょっとした休憩スペースとして使えます。
 
 
パブリックスペースの見学はこのくらいにして、客室へまいりましょう。
 
 
■レギュラーシート
まずは中間車両(レギュラーシート)へ。
通路を挟んで2席ずつの配置です。
 
真っ赤な外観とは異なり、車内は落ち着いた雰囲気です。
 
スタイリッシュな印象のシートには、「ひのとり」ロゴ入りのヘッドレストカバーが高級感を添えます。
 
窓は、各座席ごとの独立窓です。
 
 
特筆すべきは、バックシェル型シートになっていること。
背もたれの後ろが、シェル型になっており、めいっぱいリクライニングしても、後ろの方に圧迫感を与えない作りになっているのです。
 
高速バスでは最近見かけるようになりましたが、鉄道車両の普通車での、バックシェルシートはまだ珍しいと思われます。
 
肘掛部分の使いやすような位置に、コンセントが全席設置されています。
 
 
またシートピッチは1,160mmとグリーン車と同じレベル🍀
足置きもついていて、これでレギュラーシートというのは、近鉄の気合いを感じます💪
 
 
■プレミアムシート
レギュラーシートでも十分快適かもしれませんが、「ひのとり」に乗るなら絶対に乗りたいのがプレミアムシート
 
本革張りの座席は通路を挟んで1席&2席の配置で、シートピッチは「しまかぜ」を超える1,300mmで、JR東日本の新幹線にある「グランクラス」みたいな座席との評判です。
 
レギュラーシートはドアから段差なしですが、プレミアムシートはハイデッキになっているので、デッキから階段4段を上ります。
 
この扉の先にプレミアムな空間があるはずです✨
 
 
良く見ると、「ご利用以外の入室はご遠慮ください」と。
レギュラーシートの方や、駅停車中に見学する方の立入りを制限しています🙅
 
これはJR東日本のグランクラスの入口にある表記と一字一句同じです。
プレミアム料金を支払っている側からしたら、静粛な空間を買っているわけですから、ありがたい表示です。
 
 
それでは、プレミアムシートの客室です。
印象は、まさにグランクラス!!
 
床には赤絨毯が敷かれ、車内には本革の香りが漂っています。
 
 
大阪難波~近鉄名古屋の場合で、レギュラーシートの特急料金が2,130円。
プレミアムシートの特急料金は700円増の2,830円。
間違いなく700円以上の価値があると思いますし、ランチ1回我慢してでも、プレミアムに乗りたいです(笑)