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一応、北陸新幹線の敦賀から新大阪の区間については、敦賀から、上中付近を経て、京都、松井山手を経由し、新大阪に至る、ということに内定しております。
北陸新幹線に関しては、奈良県生駒市の学研登美ヶ丘付近まで南下させる案もあったようですが、これは、奈良県側が断った、というのが実情のようです。
というのは、北陸新幹線を登美ヶ丘(奈良)まで持って来たら、リニア誘致の際に、「もう新幹線があるでしょ」と不利になりかねない懸念が生じるのではないかと、いうことがささやかれております。
まず、北陸新幹線ですが、京都市内を南北につらぬくことになり、大深度地下となることが想定されていますが、老舗の豆腐屋や酒屋がひしめく京都で、「地下水に影響が出る」ということで、反対活動が出るのは目に見えています。
今、リニア建設で、静岡県がその工事に反対を表明し、工事が進んでいませんが、同じような理由を並べたてれば、北陸新幹線の大深度地下での京都の地下を貫く路線は、建設できないですね。
京都でも奈良でも、ちょっと掘れば、遺跡や遺構が、というハナシが出ますが、大深度地下なら、遺跡や遺構の問題は出ません。なぜならそれらよりはるかに地下になるので。でも、京都の地下水には影響が出るのはまちがいない。
ここから妄想です。
北陸新幹線は、やはり湖西線を活用したほうが良いと思います。
京都から東海道新幹線に乗り入れることができれば良いとは思いますが、京都~新大阪間は、複々線にしてもいいと思います。
もしくは、
湖西線は260km運転できるのが前提で、山科から在来線で、新大阪、大阪まで。山形新幹線や秋田新幹線のイメージです。
線路的には3線軌条、車両的には交直両用の車両が必要になります。
現状の新幹線では、京都~新大阪は15分ほどですが、在来線だと、23分ほど。富山や金沢を結ぶにあたって、8分ほど遅い、というのは問題にならないと思います。逆に、大阪から乗り換え無しで行ける、メリットが出るような気がします。
次に学研登美ヶ丘のハナシです。
けいはんな線を高の原か新祝園のどちらに延伸するのか?という議論があるのですが、 なぜか、木津まで延伸しようというハナシはありません。
高の原を経由して木津まで延伸すれば、JR大和路線の乗客の半数以上を取り込めることができるのではないかと思います。
さらに言えば、京阪交野線延伸です。
経路的には少しまわり道になりますが、
私市から、生駒市の北田原の工業団地付近を経て、四条畷市の田原小学校辺りを経由して、白庭台か北生駒に至る路線です。理想はけいはんな線との相互乗り入れですが、乗り入れが不可で、乗り換えが必要であっても、この路線ができれば、人の流れはかなり変わると思います。
コロナ騒動で、「通勤」自体が見直されていますが、通勤が不必要な職業で限定的です。私が思うに、職業を全体的にみて、
通勤不要な職業は 1割から2割。
絶対に通勤が必要な職業が、8割から9割だと思います。
バスでも良い、ということもあるかもしれませんけど、鉄道路線は、都市中心部に偏っているというか、都市中心部に向かうことが多いので、周辺部は周辺部で動ける手段があってもいいなと思います。