以前アップした記事で、35年以上も前の微かな記憶を書いたことがありました。
 国道18号線の長野・新潟県境付近のどこかで豚汁定食を食べた時の回想を述べた記事でした。
 その記事に「新井の『たちばな』のことではないでしょうか?」とのコメントをいただいたのでネットで調べてみると店舗などがまったく記憶と違っていたけれど、かなりの年月も経過しているし大きく変わっているかもしれないとは思っていました。

 コメントで教えていただいたお店は調べてみると地元では有名みたいだし、「とん汁ラーメン」なるメニューもあるみたいなので夫婦で出かけてみました。

新井名物
とん汁たちばな

 混雑時の外待ち客への配慮なのか雁木があるのがいかにも雪国らしい配慮です。

 ネットでは投稿されている方の写真などが見られましたが、お店に入ると「店内撮影禁止」の貼紙があったので料理などの画像はありません。
 私は「とん汁ラーメンセット」母ちゃん「レディースCセット」を食べました。
 こちらの豚汁は豚肉の他には玉葱と豆腐だけという白味噌仕立てのもの。好みにもよるでしょうが美味しくいただきました。
 新井市は平成の大合併により妙高高原町および妙高村と合併して現在は妙高市となっています。

 またまた古い記憶で恐縮ですが、やはりトラックドライバーとして「毛の生えたヒヨコ」だった頃、隣の上越市の高田に定期の仕事で東京から来ていたことがありました。
 当時の国道18号線(現在の上越大通り)沿いにある荷主様とは国道を隔てた向かい側にあった喫茶店風のお店の豚汁は美味しくてボリュームもあっていつも食べていました。
 今回行ってみた「たちばな」の味と似ていたと記憶しています。色白の越後美人の奥さんが旦那さんと経営していました。お店の雰囲気からすると夜はスナックに変身していたのかもしれません。


 食後は新潟県から長野県へ移動しました。
 7月4日にデビューしたしなの鉄道SR1系快速軽井沢リゾートを撮影してきました。

 停滞を続ける梅雨前線のおかげで有名な撮影地は背景の風景がすべて雲や濃霧に隠れてしまって全滅ですから選んだ場所は「画」としては面白味のない場所です。

 線路脇の夏草はかなり成長してしまっているし、背景には広域農道の跨線橋があって目障りなのですが、今日のような悪条件の日には逆に開き直って列車の動画にして警笛の音を入れることにしました。

 ここは必ずといっていいほど上り列車がタイフォンを鳴らすところ…天候が悪くて風景がダメならせめて警笛を入れてみようと「逆転の発想」をしたつもりです(?)。