こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

今年度より、10年前に一度手放した鉄道模型に再び手を出し、主にキハ58系の増備に力を入れています。手放す前は100両以上ありましたから。当時は安価なKATO旧製品が多かったですが。今は何両になっているのでしょうか。数えてもいません。。。

 

先日急行「のりくら」セットが発売されるなど、引き続き好調なTomixさんのキハ58系シリーズ。各4両セットでの発売ですが実際は付属編成や増結等で6両・7両といった編成は当たり前でした。そこでキハ58系単品の増備を試みるも・・・。どのネットショップを見ても新品の単品は在庫がありません。。。 せっかく急行色のセットを販売するのですから、単品の市中在庫を見て再生産して欲しいですよね。 そこでネットでOOオクを見ていたところ、手ごろなセットものが見つかり落札。昨日無事に家に届きました。

 

 

品番を見ての通り、HGシリーズの旧製品です。旧集電・線バネのTN・ステッカーの種別幕・フライホイール無しの動力になります。まあ、見た目には問題ないでしょう。動力などは、調子が悪くなったら新動力に交換したいと思います。

 

キハ58のM車1両、T車3両、キロ2300番台1両です。キロが若干余剰気味ですが、「のりくら」セットのキロの予備として、2303番にして使用しようかと。キハ58T車は「のりくら」「きのくに」「由布」の増結に回す予定です。キハ58M車は、単品で集めたT車ばかりのグループに混ぜて使用する予定です。

 

Tomixの旧HGシリーズは久しぶりです。では簡単に中を見てみましょう。時に辛口になりますが、悪気はありませんのでご了承願います。

 

↑まず、400番台で運転室窓バランサーの付いた中期車(9次車以降、549以降)なのに乗務員室床下に機器箱(蛍光灯用のインバーター箱)があるのが問題です。これがあるのはキハ58 440までですので、後でナイフでカットします。この点は現行品でも同じですので、毎回毎回カットする必要があります。あと、その後ろにあるドアステップが成形色のグレーのままになっていますので、黒く塗ります。

それから、、、あれっ!! 乗務員ドアのドアノブ部がモデルチェンジ車のごとく窪んでいます。平窓車原形はドアに直付けでしたのでエラーですね。しかし現行品を見ると直っています。だれか気づいた人がいたのでしょうか。

 

↑ちなみにこれが先日発売された「のりくら」セットのキハ58 796です。乗務員室ドアのドアノブが直付けになっているのがお分かりになるでしょうか? これが正規の姿です。但し、これにもちょっとしたネタがありますので次の機会にご紹介します。本当にキハ58系は奥が深いです。

 

↑下回りは、旧集電の台車に線バネのTNカプラーです。当面問題はないと思いますが、不具合が出てきたら現行部品に交換しようと思います。車輪のみは早期に黒染め車輪に交換しようかな。

 

↑この旧ロットのインレタが大問題です。キハ58の番号は「549・557・561・570・576・582・589・593・600・604・619・628・635・643・651・654」となっています。模型のタイプとしては9次車・10次車に該当し、549~654ですので、この点はあっています。しかし、実車のJR化直前での状況を見ると、

 

549:郡山配置で急行色の冷房車

557:大分配置で1985年にアコモ改造され5001へ改番

561:郡山配置で急行色の冷房車

570:長崎配置で1986年に廃車

576:高松配置で急行色の冷房車 1986年に回転式クロスシートへ改造

582:郡山配置で急行色の冷房車

589:広島配置で急行色の冷房車

593:広島配置で急行色の冷房車

600:亀山配置で急行色の冷房車

604:山形配置で急行色の冷房車

619:山形配置で急行色の冷房車 のちに1988年にエーデルワイスへ改造

628:盛岡配置で急行色の冷房車

635:新潟配置で急行色の冷房車

643:中込配置で急行色の冷房車

651:中込配置で急行色の冷房車

654:徳島配置で急行色の冷房車

 

16両分ありますが、7両は非冷房車です。頑張って非冷房車に改造しよう!ということでしょうか? 数字の張替えをする前提という話もありますが、やってみると非常に難しく、真ん中の数字を剥がすのに苦労したり、数字を転写したら隣の数字も貼り付いたり、もう大変です。キハ58系はそもそも数が多く配置も全国に広がっており、現車のバリエーションも豊富なのでそもそも16種程度のナンバーで網羅するというのが無理でしょう。市販の他社のインレタを活用するのがベストかと思います。今回私は新ロット品やセットのインレタが余っていましたので、そちらから貼っています。

 

↑とりあえずの整備後です。乗務員室床下の機器箱を切断し、乗務員室ドアステップを黒く塗装、台車へ付属の排障器取付け、インレタ入れ、種別幕貼り付けといったところでしょうか。ちなみに当車の車番は、旧ロットインレタの「キハ58 643」を使用し、4を剥がし8を貼り、683にしていますので美濃太田配置で急行「のりくら」用となっています。11次車で本来通風器が8基となったグループですが、冷房化の際にデッキの通風器が撤去されているので、10次車と外観は大きくは変わりません。シール式の種別幕はイマイチですが、ほぼ中間限定で使用しますので問題ないでしょう。しかし乗務員ドアノブが気になるなぁ。。。 どうしようかなぁ。。。

 

↑これで予備のグリーン車を入れて8両になった「のりくら」セット。

 

<キハ65 503+キロ28 2309(予備で2303)+キハ28 2493>+キハ58 796>+<キハ58 683+キハ28 2377>+キハ58 1108>

 

やはりキハ58系は長編成が似合いますね。増備車を用意して、皆さんだけの特別な編成に仕立ててみてはいかがでしょうか。

 

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にも各車の解説がありますのでご覧になってください。