まだ、集中的な豪雨が続く恐れがあるようです。被災された皆様にはお見舞いを申し上げます。

 

昨今異常気象が続いており、災害は他人ごとではなく、自身も見舞われるかも知れません。皆様も健康に留意するとともに災害にも備えておきましょう。

 

さて、

鉄道模型はかっては異端視されていた

「鉄道模型!そんな飾りもん、うちにはないよ」

 

子どもの頃、引っ越し先の街で模型店を見つけて入った時の話です。

 

「鉄道模型ありますか?」と、店の年配の店主に訊いたところ、いきなり怒鳴られました。

 

その模型店は、ラジコンを主に取り扱っていて、それ以外にもプラモデルも置いてありました。オオタキのSLなどのプラモデルもありました。

 

変だな。「飾り物」という言葉が引っ掛かりました。

 

確かにその頃の鉄道模型はほとんどが家内工業的に作られており、完成品は超高価な品物でした。それでかなと思いました。付け足すならば、

 

鉄道模型趣味の人はたいていお金持ちで現在の鉄道オタクが嫌われる原因でもあるマウントな態度をとる人が多かったです。

(私に鉄道模型を紹介した人物もそういうお金持ちのボンボンでした。)

 

店主がいきなり怒りだしたので、おかしな人だなと思い店をさっさと出ました。おもちゃ屋へ寄ってはみたものの、地方の悲しさトミーのNスケールも見当たらず家へ帰りました。

 

実は、その街にはライブスティームを趣味にする人が住んでおり、鉄道模型サークルの支部が存在していたようです。しかし、その会への加入は普通の人には敷居が高すぎたようです。模型店主の態度はそういうことと関係したからではないかと思われるふしがあります。

 

とにかく、市販品であっても昔の鉄道模型は手工芸で作るより他はなかったのでした。そして、子どもに手の届く値段ではありませんでした。