2020年7月11日土曜日

八高線真ん中山間の明覚駅 - 駅紹介 Vol.5




今回はJR八高線のちょうど真ん中にあり山に囲まれ風情のある駅、JR明覚駅を紹介します。前回の姨捨駅に続き第5回目の駅紹介です。

八高線の真ん中駅

JR八高線明覚駅駅舎
駅舎
明覚駅はJR八高線の駅で、埼玉県ときがわ町にあります。1934年に八高線の同区間開業とともに誕生した駅で、古い駅です。2013年までは有人駅だったのですが、今では無人駅となっています。八高線は「八王子~高麗川」間は電化されていますが、「高麗川~北藤岡」間は非電化区間で、同駅は非電化区間内にあります。そのため明覚駅で見れる列車は、基本的にディーゼル車のキハ110系だけです。ごくまれにDD51牽引の客車列車が乗務員訓練で運行されます。

ログハウスの八高線明覚駅駅舎
ログハウスでおしゃれな駅舎
駅舎はログハウスで建築されていて、周りの風景ともマッチしていてとてもオシャレです。無人駅ではありますが、しっかり清掃がされていてそのあたりも気持ちよかったです。

八高線の終点からの距離を表す看板
終点からの距離を表す看板
上の看板にあるように明覚駅はちょうど八高線全区間のうち真ん中にあたる駅です。実際の列車の高麗川・八王子への所要時間は看板よりちょっとだけ早く着く列車が多いです。ただ、今は高麗川駅での乗り換えが必須なため、そこでの待ち時間や八高線は単線なので列車交換による時間調整で、これより多くかかる列車もあります。

明覚駅高崎側の景色
高崎側の景色

明覚駅八王子側の景色
八王子側の景色
八高線は高崎方面に進むほど平野部を走るのですが、森や山に囲まれた場所も走ります。ただ、駅の近くまで山が迫っている場所は数えるほどで、私はその駅の中では明覚駅が一番山と駅の組み合わせが調和している駅だと思います。

今では数少ない八高線行き違い駅

明覚駅で行き違いを行うキハ110系
行違いを行うキハ110系
八高線に限らず列車の運行本数の減ったローカル線では行き違い設備の撤去が進んでいます。八高線も例外ではなく、高麗川以北の非電化区間で行き違い設備の撤去がされました。今では「高麗川・毛呂・明覚・小川町・寄居・児玉・群馬藤岡」が高麗川以北で行き違い設備を持つ駅になっています。越生駅すら単線になってしまったのだから寂しいものです。

明覚駅では行き違いを見たいなら朝がお勧めです。通勤時間で列車の運行本数が増えるため、行き違いを見やすくなっています。

スプリングポイントの駅

八高線明覚駅の高崎側のスプリングポイント
高崎側のスプリングポイント
明覚駅は行き違いをするためにポイントが設けられていますが、電動ではなくバネの力で自動で動くスプリングポイントが高崎・高麗川側の両方に採用されています。

スプリングポイントの仕組み紹介動画

このスプリングポイントは基本的に直線側に固定されており、分岐側が列車が入ってきたときは列車の車輪の力でバネが動き一時的にポイントが切り替えられ、列車が通過すると元に戻るしくみです。詳しくは動画を見て頂ければと思います。

明覚駅八王子側スプリングポイント
八王子側スプリングポイント
八王子側のスプリングポイントは道路脇に設置されているため、まじかで動く様子を観察することが出来ますので、お勧めのスポットです。

都心からも近く風光明媚な明覚駅、八高線も乗客は減るばかりなので是非列車でお越しください!

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