ちびっこジェネラル大作戦・中編 | 鉄道模型900ちゃんねる

ちびっこジェネラル大作戦・中編

津川動力を利用したちびっこジェネラル大作戦、第二回です。
 
そこそこのフォルムを再現できても
動力車としてネックとなるのは集電性能に直結する重量。
テンダー機関車はタンク機関車模型のように
水タンクの中にウェイトを詰めて
重量を稼ぐことができないので困りものです
さらにスマートなジェネラルタイプは、ボイラー内側のほとんどが
モーターとウォームギアに占領されてしまいます
 
 
そこで今回はテンダーも動力化し、
牽引力と集電力を補完することにします

使用するのはこれまた津川のすし電用の動力。

TMC100とデキ3動力の中間の長さで、

2軸テンダーのサイズにぴったりです。

 

そしてこんなふうに極細コードでエンジン部とリンクさせれば

5軸集電となり、走りが圧倒的に安定するはず。

しかし、実車のジェネラル号のテンダーは小さく低いのに
車輪の上の面に底板を合わせて作るると腰高過ぎます

 

そこで車輪の半分を隠し、上げ底ならぬ「下げ底加工」。

フレームは津川のワ1のものを切り詰めて使用しています

 

 

基準が決まったらそれを中心に

4面を囲っていく感じで作っていきます

テンダーモーターを意識させないため、

とにかく小さい仕上がりを目指します

 

 

デキ3のウェイトを装着。

出っぱりがちょうど実車のユーティリティボックスみたい(笑)

 

エンジン部同様、こちらもウェイトを積めるスペースは

ほぼありません

まぁ動力だけでも軽快に走りますが、
集電性能アップはリンクコード頼りです
 
 
この部分もジェネラルタイプのアイコンですね。
放射状に広がる増炭枠は、0.2ミリのプラペーパーで制作。

 

接着だけでは心もとないので薄め液をたっぷり塗った後

リキッドタイプのサーフェイサーで接着面を補強。

 

 

作業中に写真中央左側のローワーレベルの底部を

落下させて折ってしまいましたが、傷は浅かったので

接着を流し込んで無問題。

 

ここで一旦エンジン部の製作に戻ります

 

塗装したカウキャッチャーを

レールから1.5ミリの隙間を空けて本体に接着。

 

思った通りの仕上がりについついニンマリ

 

ここで一旦動力をリンクさせてテスト走行。

車輪径の違いからか、テンダーの方がやや速いものの、
笑っちゃうくらい走りが安定します!

 

下回りに細かい部品を装着。

バルブカバーはグリーンマックスの側溝蓋をカットしたもの。

 

鐘は0.3mmの真鍮線とランナーパーツでつくりました

 

塗装は黒と紺をベースに、金色と銅色を差し色としました

赤とか緑とか、ジェネラル号の色は派手なものが多いですが、
個人的趣味で弁慶号の原型カラーベースとし、
渋めにまとめてみることにします

 

メンテナンスのため脱着式とした屋根の裏側に

ウェイトを貼り付けてみました

 

細かい部品はまだ取り付けていませんが、

エンジン部分、なかなかかっこよく仕上がりました。

テストしたところ、これだけでもすごくよく走ります。

 

いよいよ次回後編ではテンダーともども、完成させます

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さて、その走りやいかに?

走行動画もお届けしたいと思います。

 

ではまた次回。