題の最初は知恵袋で気になったもの、鉄道模型は付け足してみた!
結論から先に言おう
芸術ではない
もちろん、鉄道模型も。
では、何?
プラモデル、鉄道模型。
カテゴリーを設けるならば、大衆娯楽。
つまり、ブームがあり、過ぎ去れば懐かしのおもちゃ。長く後世にまで伝われば骨董品の一つにはなるだろう。
鉄道模型は芸術ではない
鉄道模型については、TMSの主筆山崎嘉陽氏がミキストで「芸術でなく」と書いている。「鉄道模型は実物の鉄道ではなく、ラジコンなどに近い」と続く。
鉄道模型は鉄道趣味の一つかという趣旨で、実物ファンとの違いを映画をネタにして解説している。
鉄道模型は鉄道模型であって、実物の鉄道趣味の範疇ではなく、かといって芸術の域には(どれほど正確に作っても)とどかない、と言っているわけである。(山崎氏口調)
音楽で例えるならば、ポピュラーミュージックと同じ立位置のものであるということ。
別の例で説明しよう。
彫刻と人形あるいは フィギュアを比べても違いが分かるかもしれない
手段と目的
彫刻(人以外もあるが)も人形も人体を題材としている。ロダンの作品などその精緻さは人形に及ばない。
人形作りの分野では日本は優れた伝統を持つ。
幕末から明治初期には「生き人形」と呼ばれる実物大の人形が最盛期を迎えていた。毛穴の一本一本まで再現する精緻さで、まさに生きている人間そのものを再現した。
ある人形師などは、その恋人のために自身の人形を作り、その歯には自身の歯を埋め込んで作った。魂を込めた作品と言えよう。しかし、多くの名人による作品については現在知る人は少ない。作品自体も残っているものは極めて少ない。
違いは何かと言えば、中心が違うということ。
彫刻では、彫刻家の思念を表現するために手段として人の形を利用するのに対して、人形ではその外観の忠実さを追い求める、つまり人の形は目的である。
その差は、作り方にも表れるが長くなりそうなので、ここまでのまとめ。
鉄道模型は鉄道の模型を作ることが目的である、と言える。
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