山陽地方の観光列車たち,おかえりなさい | 金屋代かずおのお部屋

金屋代かずおのお部屋

周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

おかえりなさいと言いつつ,実際は車庫で出番を待っていた(SLも3月に回送・試運転済み)だけであるのは秘密です.

 

JR西日本の山陽地区の観光列車も,順次再開(今年度の運行開始)されることになりました.

 

SLやまぐち号

(12系時代です)

C57 1の牽引により,8/1より運転を再開します.折しも,運行開始41年目の記念日であります.

今年は「SL人吉」が無期限運休に追い込まれてしまったため,列車内外ではより大いに賑わうのではないかと思います.

指定券は発売再開済みで,普通車はまだ余裕があるようです.

11/22まで運転,例年であれば11/23に「SLフェア」と称した,下関総合車両所新山口支所の公開がありますが,今年はわかりません.事実,他社では多くの公開イベントが見送られています.

昨年の様子はこちらをご覧ください.

参考:

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200709_04_SL_yamaguchi.pdf

〇〇のはなし

こちらも8/1より運行再開,2021/1/1・1/2を除く土曜・祝日に運行されます.

参考:

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200709_03_marumarunohanashi.pdf

La Malle de Bois

8/1より運行を再開します.

参考:

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200709_01_La_Malle_de_Bois.pdf

 

なお,いずれの列車も必要な対策が実施・要請され,車内サービスの多くが中止されます.

etSETOra

(改造前の「瀬戸内マリンビュー」です)

 

「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」に合わせて登場する,「瀬戸内マリンビュー」を再改造して運行開始する新たな観光列車です.全車グリーン車指定席の快速列車として運行されます.「青春18きっぷ」では利用できません.

広島発の往路上り列車は呉線経由で尾道まで,尾道発復路下り列車は山陽本線経由で宮島口まで運行です.停車駅は上りは「呉・安芸津・竹原・忠海・三原」,下りは「三原・西条・広島」です.広駅・白市駅は止まりません.下りが山陽本線経由になっていますが,抑速ブレーキを付けたのでしょうか.抑速ブレーキなしでセノハチを営業運転で下ることはできないと思います.一方で,下り列車を呉線経由にすると,時間がかかり「呉→広島」が本来の目的ではない「飲み会列車」のように利用されるため,うまく避けていると思います.

10/3に運行開始,2021年3月までは金・土・日・月・祝日(1/1〜1/4除く)に運行されます.

同時期には「WEST EXPRESS 銀河」が山陽本線を走るはずで,沿線はもっと盛り上がっても良いはずです.

筆者としてはこの列車にはキハ127系などの新型車両を投入し,「特急」として運行しても良かったのではと思っています.

「etSETOra」と組み合わせての利用にお勧めできる新型高速船「SEA SPICA」も同時期デビューです.

参考:

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200710_02_etSETOra.pdf

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200710_01_SEA_SPICA.pdf

 

山陽新幹線の車内販売(「ハローキティ新幹線」の車内サービス含む)も,7/17に再開されます.

参考:

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200710_02_sanyoshinkansen.pdf

 

以上,色々紹介しましたが,山陽地方は逃げませんので,皆様のご都合が

よろしくなった時にぜひお越しください.と申しておきます.

 

とはいえ,最近はそうは言ってもいられない事態となっているのも,また事実であります.