こちらは、6月6日と7日に東武鉄道東武スカイツリーライン(伊勢崎線)の北千住駅で撮影した、浅草行き(浅草~北千住間の区間運転列車)です。

本線系統の10000系列の車両(10000系、10030系、10080型)は、浅草~館林間と東武動物公園~南栗橋間で活躍しているけど、日中は、浅草~北千住間及び久喜~館林間の区間運転に使われています。

ワンマン改造された11201Fと11202Fが群馬ローカル(佐野線、小泉線、桐生線)で活躍するようになったけど、こちらは11801,11802Fとペアが組まれた状態で東上線で活躍していたことがありました。

東武10000系列の車両は、1983(昭和58)年から1996(平成8)年に掛けて、486両(10000系は118両、10030系は364両、10080型は4両)が、アルナ工機(現、アルナ車両)、東急車輛製造(総合車両製作所横浜事業所の前身)、富士重工業(SUBARU(スバル)の前身)の3社で製造された9000系ベースのステンレス車体の電車(地上線専用車)であり、2両、4両、6両、8両、10両編成から成っています。

10000系は、1983年12月22日に東上線でデビューし、翌年の1984(昭和59)年3月20日には本線系統にも進出していました。

東上線用は、8両編成の11801~11806F、本線系統用は、6両編成の11601~11609Fと2両編成の11201~11204Fが導入されたけど、1989(平成元)年に11803~11806Fに中間車2両(10000系と同じ仕様)が増結された10両固定編成(11003~11006F)となっています。

1988(昭和63)年には、マイナーチェンジ車である10030系が本線系統に導入され、同時にVVVFインバータの試作車である10080型が4両導入されていました。

10080型は、100系スペーシアにVVVFインバータ装置が導入されたきっかけとなった車両であり、スペーシアに準じた音となっていたけど、2006(平成18)年に50000系に準じたインバータ装置に交換され、単なるVVVFインバータ車となったのであります。

10030系が東上線系統に進出したのは、1989(平成元)年のことであり、10両固定編成の11031Fと11032Fも導入されていました。

2013(平成25)年には、10030系の一部が60000系の導入と共に、野田線(現在は東武アーバンパークラインと呼ばれている)に進出し、青と黄緑色の帯(ファミマカラー)の10030系も見られるようになっています。

東武10000系列は、1977(昭和52)年から1993(平成5)年までの間に新旧スタイルが製造された西武鉄道の2000系と似通った点があるけど、1984年から1996年まで製造された京王電鉄の7000系(同じ4ドアのステンレス車)にそっくりな点もあります。

東上線の10000系列の10両固定編成を見ていると、京王7000系の10両固定編成を思い出してしまいます。

10000系列の4両編成と6両編成は、本線系統と東上線の両方にあるけど、2両編成と8両編成は、本線系統にあって東上線にはない、10両編成は、東上線にあって本線系統にはない編成となっています。

10000系列の10両固定編成が本線系統にない理由は、浅草駅が8両編成までしか入れないことに加え、50050系とは違って地下鉄半蔵門線への乗り入れに対応していないからであります。

11666Fは、1996(平成8)年にアルナ工機(現、アルナ車両)で製造された6両固定編成であり、当初は東上線(森林公園検修区)所属となっていました。

東上線に配置されていた当時は、6+4での池袋~小川町間での運用のほか、小川町~寄居間の普通列車にも使われていたこともありました。

2013年12月には、30000系とのトレードにより本線系統に移り、現在のように浅草~北千住間と久喜~館林間の普通列車を中心に活躍していたけど、6月6日のダイヤ改正までの間は、太田駅にも乗り入れていました。

北千住駅で回送から普通浅草の表示に切り替わる瞬間を見たけど、この時に普通伊勢崎の表示も見ることも出来ました。

10000系列の列車が伊勢崎から撤退したのは、2006年3月18日の浅草~伊勢崎間の直通準急(現、区間急行)の廃止の時であり、東上線に配置されていた16666Fにとっては営業運転で見られなかった幻の表示となっています。

伊勢崎へは、10000系列のほか、8000系の非ワンマン車、30000系も乗り入れていたことがありました。

半蔵門線直通運用から追われた30000系は、8000系の置き換え用として東上線系統に回されていたけど、31609+31409Fの1編成は、辛うじて半蔵門線直通運用で残されています。

6月6日のダイヤ改正では、竹ノ塚駅の高架化工事の進捗により、竹ノ塚駅での折り返しが不可能となった為に、日中の浅草~竹ノ塚間の普通列車が北千住発着に変更されたけど、都内完結列車であることには変わりはないです。

本線系統の10000系は、6連、8連、2連共にリニューアルされているけど、東上線の10両固定編成(11003~11006F)は、オリジナルスタイル(方向幕)のままとなっています。

6月21日には、11662Fと11664Fによる区間準急を撮影することが出来たけど、前者の11662Fに関しては、1999(平成11)年から2012(平成24)年まで東上線で活躍していたことがありました。

区間準急は、浅草駅を出た後、途中、とうきょうスカイツリー、曳舟、東向島、鐘ヶ淵、堀切、牛田、北千住、西新井、草加、新越谷駅と新越谷駅より先の各駅に停車する列車であり、北千住~東武動物公園間で半蔵門線直通の急行と同じ停車駅に停車する区間急行と共に、朝と夕夜間のみの運転となっています。

東上線の準急は、緑色だけど、かつて青色となっていました。

やはり緑色でないと準急らしくないと思っています。

10000系列は、10080型やVVVF改造車を除いて非VVVF車であるけど、電機子チョッパ制御の9000系とは異なり、界磁チョッパ制御車となっています。

東武のマルーン(栗色)帯は、1981(昭和56)年の9000系試作車(9101F)から導入され、10000系列、20000系列、30000系に受け継がれたけど、50000系列ではオレンジ色に変更されていました。

京阪神エリアを走る阪急電鉄(阪急阪神ホールディングス傘下)の電車では、マルーン塗装が伝統となっています。

東武のマルーン帯の電車には、アルナ工機製も含まれているので、阪急電車からのお裾分けみたいな感じがします。

東武博物館のある東向島駅へは、曳舟または北千住駅で普通列車に乗り換える必要があるので、浅草~北千住間の普通列車は、東武電車で東武博物館に行く時に必ずお世話になる列車と言われています。

一昨年10月14日に東武博物館で行われたステーション♪(東京ステーション♪の前身)のオフ会に行く時に、北千住から東向島まで10000系の11601Fに乗ったので、当時が懐かしいなと思いました。

東武博物館のオフ会では、あーにゃこと水湊あおひ氏😸と一緒の班となっていました。

今日は、れんてつかふぇの浴衣デーの最終日であり、森あんぱん氏の浴衣姿👘が披露されるけど、自分(しゃもじ)🐰は残念なことに仕事で行かれないのが残念であります。

このことも、東海道新幹線で、N700Sの運転予定がN700A(ラージA編成またはスモールA編成)による代走となってしまったことに例えたくなります。

曳舟駅では、浅草発着の列車(6両編成または8両編成)と半蔵門線直通列車(全て10両編成)の対面乗り換え🚃🔃🚃が行われているけど、浅草駅発着のほうが編成が短いので注意が必要⚠️であります。

このように、東武10030系を撮影し、話題にすることが出来て良かったです。