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皆さま、こんにちは!

 

今日はJR東海が管轄する側の紀勢本線から、

紀伊市木(きいいちぎ)駅の訪問記です。

紀勢本線・紀伊市木駅

紀伊市木駅は昭和15年に開業した駅、

レトロな駅舎はその当時からあるモノだそうですよ。

紀勢本線はレトロな木造駅舎が数多く残るので

我々ファンにとってはありがたい存在の路線。

なのに木造駅舎が残る駅は名古屋口からも和歌山口からも遠く、

気軽に向かえないのです。

自分の行動力が無さ過ぎ等のツッコミはいりませんので。

 

そんなマニア好みな駅舎を持つ紀伊市木駅、

開業年月は昭和15年8月ですが

駅舎に貼られていた建物財産票は昭和14年12月でした。紀勢本線・紀伊市木駅

駅が開業する以前に駅舎が竣工してたことになりますけど、

地元の皆さん、早めに完成した駅舎を眺めながら

路線の開通を心待ちにしていたのではないでしょうかね?

 

駅名標が逆向きに表記されてます。

紀勢本線・紀伊市木駅

てっきりレトロブームにあやかって再現されたモノかと思いきや、

国鉄時代末期の駅舎の写真もこの表記みたいです。

だとすると、顔業当時から残る駅名標ってこと!?

紀伊市木駅の駅舎すげー!

 

紀伊市木駅がある旧・市木村は

古くから養蚕業が盛んな地区だったそうですが、

明治時代に入ると養蚕業の衰退から

みかん畑に変わったとのこと。

どちらも自然に恵まれた場所でなければなりませんが、

自然豊かな駅前風景を見たら納得ですよね。

紀勢本線・紀伊市木駅

駅は高台にあるので気づきにくいですが、

駅は海岸線からわずか200メートルの位置になります。

目の前を流れるのは市木川の支川でした。

 

心地よい潮風が流れる紀伊市木駅…

駅舎好きには堪らんシチュエーションでしょうよ。

紀勢本線・紀伊市木駅

 

それでは構内を眺めてみましょう。

紀勢本線・紀伊市木駅

出札窓口にシャッターが施されていたので

最近まで簡易委託駅として出札業務が行われていたのかと思いましたら、

国鉄時代の昭和58年に無人駅化されてたみたいです。

 

JR北海道やJR東日本のように

使われなくなった出札窓口に板を打ち付けない点が、

JR東海さんの優しさなのでしょうかね?

紀勢本線・紀伊市木駅

 

待合室の中はこんな感じでした。

紀勢本線・紀伊市木駅

 

続いてはホームにイン。

紀伊市木駅は単式ホームがあるだけの棒線構造の駅でした。

紀勢本線・紀伊市木駅

紀勢本線・紀伊市木駅

紀勢本線は交換設備がある駅と棒線駅が交互に並ぶ合理的な配線です。

紀伊市木駅が棒線駅だからと言って、

決して規模が小さい訳ではありませんからね。

 

ホームから住宅地しか見えないので、

わずか200メートル先に太平洋が広がっていることを感じさせません。

紀勢本線・紀伊市木駅

 

駅舎以外のモノで気になったモノ ~その1~

紀勢本線・紀伊市木駅

駅舎の南側に何かの基礎が残ってましたが、

これの正体をご存知の方はいらっしゃいますかね?

 

駅舎以外のモノで気になったモノ ~その2~

レトロな駅便(駅の便所)もありましたよ。

紀勢本線・紀伊市木駅

紀勢本線・紀伊市木駅

身動きが出来ない窮屈観がありましたが、

バリアフリーが叫ばれている今、

この駅便が今でも使われているか気になってましたが…

 

自分が紀伊市木駅を訪れたのは今から5年前のこと。

駅便だけではなく、駅舎もろとも半年後に撤去されたらしいです。

現在はガラス張りの小さな簡易駅舎に代わったそうですが、

木造駅舎は「いつでも見れる」と思っちゃいけませんね。

令和2年7月豪雨で被災した鉄道路線をニュースで見るたびに、

そんなことを思ってました。

 

 

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