熊本県の八代駅から日本三大急流の球磨川を車窓に川沿いを走るJR肥薩線(川線)
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この風光明媚な景色を楽しめるようにと
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熊本駅から「SL人吉」 「かわせみ・やませみ」 「いさぶろう・しんぺい」と
三本の観光列車も運行されています。
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ところが令和2年7月4日の集中豪雨で
この風景が一変するような大きな災害が起きてしまいました。
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鎌瀬~瀬戸口駅間にある球磨川第一橋梁(205m)
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明治41年(1908年)に架橋され
経済産業省による近代化産業遺産群にも登録された橋です。
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今回の大雨により川が増水して橋が流失してしまいました。
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球磨川上流の人吉方面に進むと
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渡~那良口駅間にある球磨川第二橋梁(205m)
こちらも流失です。
いずれも100年以上の年月幾多の水害や台風、地震にも耐えてきた橋梁ですが
今回ばかりは別、想定外の被害の大きさに改めて自然の恐ろしさを感じました。
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人吉市街も球磨川の増水氾濫により広い範囲が冠水し、一帯に甚大な被害を及ぼしました。
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人吉駅も浸水です。
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近代化産業遺産群の石造りの人吉機関庫車庫も
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駅構内にあるくま川鉄道が保有する全車両5両も浸水です。
2014年に導入された比較的新しい車両で
水戸岡デザインの内装も素敵なKT-500形でしたが。
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駅に隣接する人気の「人吉鉄道ミュージアムMOZOCAステーション868」も浸水しました。
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このミニトレインはどうなった事でしょうか
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くま川鉄道では、川村~肥後西村駅間にある球磨川第四橋梁が流失
1937年に架けられた長さ322mの橋で国の登録有形文化財にも指定されていました。
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橋の上からは川辺川(写真左)と球磨川(写真右)の合流地点を見ることができ
くま川鉄道の中でも人気のビューポイントでしたが
この川が今回の大雨でまさかこんなことになろうとは
テレビでこの地域の被害状況を見ると心が痛みます。
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今回豪雨で被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに
人吉市、球磨村、芦北町、八代市など球磨川沿線の市町村の
一日も早い復興を只々祈るばかりです。