Kさん撮影:2007.6.18 水島臨海鉄道 キハ20 | D51338の ほぼ蒸機ブログ “NO STEAM, NO LIFE!”

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物心がついた時から蒸気機関車が好き。
1970年代に撮った写真はプリントでわずかに残るのみ(泣)
今は関東近県の復活蒸機を撮影するのが楽しみ。
そんな写真を載せたいと思います。
D51338は故郷、飛騨高山にいたカマです。

Kさん、今日は休暇を取って出かけているらしい。さて、どこでしょうね(笑)?

今日はそのKさんシリーズ。13年前の2007618日、以前掲載した三江線、芸備線急行みよしの後に行った、岡山県の水島臨海鉄道とのことです。代理投稿 by D51338

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Kです。今回は、以前ご紹介した三江線、芸備線急行みよしの後に行った、岡山県の水島臨海鉄道の写真をご覧に入れます。

撮影は2007618日、月曜日の朝です。

 

水島臨海鉄道はJR山陽本線の倉敷と臨海部(水島工業地域)の三菱自工前を結ぶ、貨物輸送と通勤通学輸送に特化した路線です(他に貨物専用の支線あり)。

旅客輸送の主力は同社オリジナルの気動車ですが、現在もJR東日本久留里線から譲受けたキハ303738計5両を保有し、平日の朝夕に出動させています。

この国鉄型キハたちの前任者がやはり国鉄型のキハ20で、私が訪問した当時は国鉄一般色2両と水色の同社オリジナル塗装の2両が交代で平日の朝夕の輸送にあたっていました(2014年に元久留里線組と交代)。

そんなキハ20を一度撮ってみようと思い、急行みよしのキハ58系に別れを告げた翌日の朝、ここを訪ねてみました。

 

① 球場前駅 水島臨海鉄道は工場地帯の中や高架線を走る区間が多いのですが、始点の倉敷市の次の球場前駅の先に、倉敷市営球場のある公園のへりに沿った大きなカーブがあり、そこでは(そこだけ?)緑のある風景の中で撮影することができます。朝6時台の倉敷市行のキハ20の始発列車です。国鉄色編成がやってきてくれてホッとしました。

② この後、球場前駅でキハ20に乗車し、しばらく車内を楽しみました。

倉敷市で折り返し、三菱自工前駅に向かいます。

おそらく国鉄時代とほとんど変わりのない運転席です。

③ 製造銘板に「日本車輛會社 昭和35年」の記載。

この車両、おそらく私(昭和36年早生まれ)と同学年です。

④ 2両のうち倉敷市側はキハ203

車内の表示には数字を消した跡があり、元国鉄キハ20 338だったことがわかります。D51338さんと親戚かも()

⑤ 三菱自工前側のキハ205は、車内表示からは元の番号はわかりません。資料によると元国鉄キハ20 321だそうです。車内の網棚はリアル網ですね。

⑥ プレート上の字は読めなくなっていますが、国鉄型車両由来の「センヌキ」はしっかりとついています。

⑦ 三菱自工前駅で折り返した後も続けて乗車し、高架橋上の栄駅で下車。発車していくキハ20を後追いで撮影します。

隣の弥生駅まで一直線、距離は1kmもないくらいで、キハ20のむこうに弥生駅で待避中の貨物列車のDLの姿をはっきりと見ることができます。

⑧ 続けて弥生駅からやってくる貨物列車を撮影。

DE701は国鉄DE11形と同型の自社発注機。

1971(昭和46)年製で、現在も主力として活躍しているようです。

⑨ 福井-浦田 

この鉄道でキハが普通に地上を走っているのを撮れるのは、球場前駅付近とこの区間くらいです。特徴ある屋根の住宅が並ぶ前で撮ってみました。

⑩ 西富井-球場前 

最後に球場前駅付近に戻ってきました。①の写真より少し駅から離れたところに夾竹桃のピンクの花が咲いていたので、コラボさせてみました。

⑪ ⑩を撮った後、球場前駅を倉敷市に向けて発車するキハ20を撮影。

街中のローカル線の雰囲気ですね。

⑫ 球場前-西富井 

朝のキハ20運用の最終の水島行は、で撮影した夾竹桃の花の反対側から撮影。こちらの方が光線の加減が良くキレイに撮れました。

水島臨海鉄道はこの後訪ねていないので、元久留里線車両が元気なうちに一度訪ねてみたいと思います。

岡山県には他に381系やくも、片上鉄道保存会の車両運行など魅力的な被写体があるのですが、どうせ行くならSL人吉→SLやまぐちと西から順番にハシゴしようか、などと欲張った計画をたてていたら、SLやまぐちはコロナ以来ずっとお休み、運転再開したハチロクも肥薩線があんなことになってしまい、当分走れなくなってしまいました。

やくもの後継車両は2022年度から順次投入されるようですので、岡山県に絞って早いうちに行ってくるのが良いのかもしれませんね。