皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。
さてさて
次の確認試作を兼ねた車両製作を始めようと
紙と接着剤を取り出して
いつも新しい瞬間接着剤をおろすとき
先端の穴をプチッとあけるのに使う
画鋲を取り出しましたところ
先端にちょっとした汚れがついていたんです。
で、そのへんに転がっていた
いつものケント紙の切れ端に軽く何回か刺して
その紙を覗いてみましたところ･･
なんと･･･！！！
素晴らしいことに気付いてしまったのです！！！
そして、ちょっと練習してみると
ごく簡単な道具で、
画期的な工作が出来るようになる可能性があり
ちょっと真面目に研究してみようと
思い立ちました次第(^^)
まあ、ご覧ください(^^ゞ
用意するのは、固い樹脂のマット。
これは百円ショップのまな板として売っていた
1mm厚のポリプロピレン板です。
ワークはいつものケント紙。
厚さ0.3mm程のものです。
これに、いつもの紙工作と同様に
低粘度の瞬間接着剤をしみ込ませて固め、
硬化を待ちます。
よく見たら「型紙キット」の余剰の
イスの背中にするヤツですね(笑)
セミクロスシートの時は役立ちますが
前回のオハフ60の時は使わなかったので
めでたく今回活用する次第。
さて、硬化する間に道具を用意します。
刺す道具は針なら何でもいいと思いますが
その太さや針先の角度によって
出来ばえが異なってきますので
通常の画鋲とともに、
少し先端を尖らせたものを用意します。
左がノーマル、
右が削ったもの。
先端はあまり細くしすぎると折れますので
まあ見た感じ「ナマクラ刃」に見えるくらいが
いいと思います。
これを紙に軽くツンツンと押し当てるのですが
あいにくこの可愛い画鋲は
金属の強度が少し弱かったみたいです。
わりと根元の方から曲がってしまいました。
何でもモノは試しです。
違う画鋲で試します。
今度は少し強いようで、
ちゃんと繰り返し使用に堪えてくれました。
適当に一列になるように紙に刺して
裏面を見ると、このようになるわけです。
そう！
これはイケる！と思いましたのは
リベットの表現
なのでした！(^^ゞ
名にはともあれ練習です。
紙の厚さは0.3mmほど。
そこに0.1mm程と思われる突起を
裏側から押し出そうという事ですが
削ったとはいえ
テーパーのついた断面の針を刺しますから
刺し具合によってもリベットの大きさが変わります。
特に深くは考えず、
ひたすら力加減とリベットの大きさの関係性を
肌で掴む感じでしょうか？
やっているうちに、
納得のいくものが出来てきます。
ちなみに、
下がカッターマットではうまくいきません。
柔らかいと、刺した周囲がマットに食い込み、
表面の出っ張りの断面が富士山型になってしまうのです。
今日わかったのは、ここまでです。
フリーハンドで適当にやった感じだと
まだ少し大きくてシャープさに欠ける印象がありますが
中にはキリッと決まったものがあるという事は
その力加減、あるいは材質や
瞬間接着剤の使い方など
改善の余地は充分に感じられます。
こんなの、ちょろっと確かめてやろう、
などと冗談半分でしたが
意外と先行きも明るそうで、
かつ興味深いテーマ、
クリアすべきテーマでもありますので
ちょっと真面目にやってみたいと思います。
明日もどうぞお楽しみに！(*^^*)
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