みなさんこんにちは! わたかわです。
今回は2019年2月の九州旅行シリーズ、第3弾記事となります。
旅は2日目の朝、福岡市内からスタートです!
2日目 2019年2月18日(月)①
「博多中洲ワシントンホテルプラザ」に宿泊し、迎えた2日目の朝。
まずはホテルを出発し、西鉄福岡(天神)駅へと歩いていきます。
2日目のメインイベントは太宰府観光ということで、まずは西鉄福岡駅から西鉄線に乗車していきます!
西日本鉄道、通称”西鉄”とは、福岡県内で運行される九州最大手の私鉄です。西鉄福岡(天神)~大牟田駅間を結ぶ「西鉄天神大牟田線」を中心に計4路線で構成され、福岡県民の日々の暮らしや県内外からの観光客の移動を支えています。
首都圏に住む私のような人間からすると、そもそも馴染みのない鉄道会社ですし、「西日本鉄道」と聞くと「西日本旅客鉄道(JR西日本)」とごっちゃになり、関西地方にある鉄道会社かなと思ってしまいがちですがそうではありません。
今回は西鉄福岡駅と太宰府駅の間を往復で利用し、太宰府観光を楽しんでいきます!
また、今回はせっかくなので「太宰府和膳きっぷ」という企画乗車券を利用することに。これは、西鉄線内の発着駅~太宰府駅間の「往復乗車券」と、太宰府駅周辺の4つの飲食店の中から1つを選んで利用できる「お食事券」、さらに太宰府のお土産「満天しるこ」の引換券がセットになったお得なきっぷです。現在は名称が「太宰府グルメ散策きっぷ」に変更され、満天しるこの引換も行っていないようですが、この後紹介する食事の様子など是非旅の参考にしてみてください。
今回は「西鉄福岡駅発着」で利用します。大人3,530円で、事前に飲食店への予約が取れた場合のみ発売されます。
それでは、太宰府和膳きっぷを手に、いざ改札の中へと入っていきます!
西鉄のターミナル「西鉄福岡駅」は、通称”天神駅”とも称される九州随一の私鉄のターミナルです。博多駅とは地下鉄で3駅分離れているのですが、博多駅が東京駅なら天神駅は新宿駅や池袋駅のような立ち位置です。
乗車するのは、西鉄福岡9:46発の急行 太宰府行。太宰府は西鉄二日市で西鉄天神大牟田線から分岐する「西鉄太宰府線」の終点の駅で、ほとんどの場合は西鉄二日市での乗り換えが必要になるのですが、この9:46発については貴重な太宰府線直通列車となっています。
頭端式のホームで待っていると、入線してきました!
西鉄のラッピング列車「旅人」(たびと)です! 淡いピンクを基調としたこの列車は、西鉄に1編成のみ存在する特別列車で、天神大牟田線や太宰府線で運用されています。観光列車というほどではないので、平日朝のラッシュ時に通勤通学客で満員の状態で運転されることもあるようですが、せっかくなので今回はこれで太宰府まで行きます!
定刻通り、9:46に西鉄福岡駅を出発。西鉄福岡から太宰府までの所要時間は30分もかからないくらいで、西鉄の路線ネットワーク全体からしてもほんの一部区間のみの乗車ですが、車内は転換クロスシートなので快適です。
沿線は、長らく郊外の住宅街の風景が続きます。東京の郊外と特に風景に変わりはありません。この「旅人」はラッピング列車ですが、車端部には記念スタンプコーナーなどもありなかなか楽しめます。
あっという間に西鉄二日市駅に到着し、方向転換。そして終点の太宰府駅には10:13に到着です!
花柄の紋様が描かれた独特なデザインの駅名標を横目に、太宰府駅のホームへと降り立ちます。
ホームの屋根からは何やら白いカーテンのようなものが(語彙力)。
朱塗りの柱もあいまってめちゃくちゃ雰囲気のあるホームです。
改札口まで朱塗りの梁と金色に輝く装飾が。いやぁこれはすごいですよ。駅というよりはこれ自体が貴重な文化財のような出で立ちをしています。
駅の外に出てみても、やっぱり荘厳な出で立ちです。太宰府天満宮をイメージして再現したということなのでしょうか。これから太宰府天満宮に行くのですが。
駅前で観光マップをもらい、ここからは太宰府天満宮目指して歩いていきます!
途中は石畳が整然と続く参道になっており、両側には多くの飲食店や土産物屋が立ち並びます。
この参道を抜けると、まもなく太宰府天満宮に到着!
福岡市近郊で最もメジャーな観光地と言っていい太宰府天満宮は、学問の神様・菅原道真公を祀る神社として知られています。受験や大事な試験を前に多くの学生がここで合格祈願をすることでも有名ですね。私も残りの大学生活、学業成就を祈願しておきました。
それにしてもすごい人の数ですよね…。コロナ禍の今では考えられない賑わいです。屋外とはいえ人と人が近接していますし、マスクをしている人の姿もありません。いやそりゃ1年半も前の写真でコロナとは全く関係ないのですが、コロナ禍の今当時を振り返って記事を執筆していて、ちょっと違和感すら感じるほどの光景です。
太宰府天満宮の周辺には「九州国立博物館」や「宝物殿」といった各種文化施設もあり、太宰府天満宮とセットで巡るのが王道観光ルートなのですが、何とこの日はあいにくどこも定休日。事前のリサーチ不足が災いし、どこへ行こうかと観光マップをじっくり見て探したところ、この太宰府天満宮の裏に「菅公歴史館」という施設があり、そこは営業していることを知りました。せっかくなので行ってみることに。
入館料は、何と大学生150円。これだけでも十分安いのですが、太宰府和膳きっぷを持っている人は特典として入館料が半額になるので、1人75円で入館できました。駄菓子じゃないんだから(笑)。
館内には人形の入った箱がたくさん並び、菅原道真公の生涯を場面ごとにジオラマで再現しています。独特の雰囲気がありましたが、なかなか楽しめました。何時間もいるような場所ではないですが、入館料もめちゃくちゃ安いですし、太宰府で時間が空いたらオススメです。
また、参道を歩いていると、「梅ヶ枝餅」(うめがえもち)を販売するお店がたくさんあるので、気になって食べてみることに。太宰府の名物だそうで、アツアツサクサクの皮の中にたっぷりのあんこが入っています。とっても美味しいので、みなさんも太宰府に行かれた際は是非食べてみてください!
そんなことをしているうちに、この日最大の楽しみである昼食の時間となりました! 今回は太宰府和膳きっぷのお食事券を使って食べられる「寿し栄」さんに事前に電話で予約を入れておきました。
ここはいわゆる「回らないお寿司屋さん」で、太宰府和膳きっぷのお食事券利用者には特別なランチメニューが用意されています。握り寿司のほか天ぷらやお刺身、茶わん蒸しなどとっても豪華な内容で、大学生がめったに食べられるような代物ではありません。どれをとっても本当に美味しい! こんな豪華で贅沢なランチが食べられると思ったら、往復乗車券を含めて3,530円は安すぎるくらいです。
お腹いっぱいで店を後にし、太宰府駅へと戻ります。その道すがら、「お食事処かさの家」さんに立ち寄り、ここで太宰府和膳きっぷを提示してお土産の「満天しるこ」と引き換えました。これは写真がないのでイメージがつきにくいと思うのですが、太宰府和膳きっぷを持っていると、フリーズドライのおしるこ1人前をサービスでもらえるのです。これは後で自宅に持ち帰って食べましたがこれもとても美味しかったです!
それでは太宰府14:10発の普通列車に乗車し、太宰府を後にします。これは西鉄二日市どまりなので、わずか2駅、所要時間7分で終点の西鉄二日市駅に到着します。
西鉄二日市からは、14:19発の西鉄天神大牟田線 急行 西鉄福岡行に乗り換えます。西鉄の車両形式などはよくわかりませんが、何だかかなり新しめの車両がやってきました。車内はロングシートでした。
そして終点の西鉄福岡には14:38に帰着。
ということで今回は、西鉄の「太宰府和膳きっぷ」で巡る太宰府の旅をお届けしてきましたがいかがでしたでしょうか?
太宰府は思いのほか福岡市内からも近く、またちゃんと事前に調べていけば「九州国立博物館」をはじめとする興味深い観光施設もたくさんありますから、是非みなさんも行ってみてくださいね!
なお、繰り返しですが、「太宰府和膳きっぷ」は現在名称や内容、価格が変更されているようなので、最新の情報は西日本鉄道の公式HPをご覧ください!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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