ここからは石勝線を歩きながら、
根室本線の全駅間歩きもしてしまいます。
[そのほかの根室本線シリーズはこちらから]
その6: 滝川-落合
その2: 十勝清水-芽室
その3: 芽室-釧路
その4: 釧路-落石
その5: 落石-根室
-落合(10:30発)-狩勝峠(12:23着)-
※この全駅間歩きは2015年に歩いたものです。
当時は列車が行き来していた、根室本線の落合駅に寄り道した続きです。
いよいよ狩勝峠へ向かいます。
先ほどのT字路を今度は直進。
まもなく深い山の中に入りました。
緩やかなカーブを抜け、直線道路に入りました。
いやぁ、どこまでも続いていますね。
15分経過。
相変わらず一直線です。
道は一応登ってる、という程度の登り坂。
2日前のようなキツイ峠道ではありません。
さらに15分経過。
まだ直線。
いつになったら終わるの?
そしてさらに歩くこと20分。
ようやっとカーブが見えてきました。
意外なことに緩やかな登り坂のまま、
周囲の景色が開けてきました。
国道は右に大きくカーブを切っています。
左手側の景色が思いっきり開けているので、
車に気をつけて反対側に渡ってみます。
正面奥に道路が見えますが、
あの道路は今歩いている国道だったりします。
奥に鉄塔が見えますが、あそこが狩勝峠の頂上でしょうか。
…あそこまで行かなきゃならんのか。
絶句。
この時は写真だけ撮って素通りしてしまいましたが、
写真撮った場所のすぐ近くに根室本線の狩勝信号場があったそうです。
1966年に現在線に変わる前は、写真中央の森の中に信号場と官舎があったそうです。
(1948年米軍撮影USA-R367-51 国土交通省国土地理院HP内「地図・空中写真閲覧サービス」より。一部加工)
青い線が現在の国道。
現在地は写真左側の赤星。
信号場は今歩いている国道の近くにありました。
ひとつ前の写真手前に見える高まりが線路かなと思いましたが、
これはどうやら旧国道っぽい…。
線路はもう少し奥を走っていたみたいです。
さあ、もう一踏ん張り。
少し登りがきつくなったような気がします。
遙か奥に見えてた鉄塔が近くなってきました。
身体がヒートアップしてきたけど、あと少しだから我慢我慢。
どうやらここが狩勝峠の頂上みたいですよ。
緩やかな登り坂のおかげで、落合駅からここまで休憩なしで歩けました。
長かった今回の全駅間歩きもいよいよ終盤戦です。
(その23へ続く)
落合駅から狩勝信号場跡手前までのGPSログ(1/56,000)です。
狩勝峠のアプローチに入ってしばらくは谷間を一直線に進みます。
こういう峠越えも北海道らしさ?