南大塚第13号踏切訪問

西武新宿線

 先日の川越市駅周辺訪問(その1 / その2 / その3)の際、そのまま川越駅まで徒歩で向かいました。その際通過した西武新宿線南大塚第13号踏切と脇田ガードの写真を、忘れないうちにまとめます。

踏切に到着すると同時に鳴動し、やがて下りの電車がやってきました。西武30000系の8両編成で、西武新宿発の各駅停車でしょうか?タイミングよくガード上を普通充当の東武鉄道50090系がゆっくりと終点川越市駅へ向かっていくところでした。

 西武新宿線の車内は改札に近い先頭車両付近を中心にそこそこ混んでおり、新型コロナウィルスによる自粛緩和を改めて目の当たりにした気分でした。

西武新宿線は、脇田信号場から本川越駅にかけての区間が周囲よりやや低い切り通しとなっており、豪雨時には脇田ガード下や南大塚第13号踏切の排水が追いつかなくなり、運転を見合わせることがあります。踏切のガード側にある水位計もそのためのもので、70センチ以上の冠水で運転見合わせとなります。

平成初期までに行われた本川越駅改修工事の際の仮設ホームは今よりも数十メートル新宿寄りの転轍機付近のところまで伸びており、転轍機は南大塚第13号踏切の新宿側にありました。水位計のあたりまで単線にしては微妙に広いスペースとなっているのは、ここがホームに向かって2本の線路が通っていたためです。

南大塚第13号踏切に並行して、市道中央通り線との大きな交差点があります。この信号は踏切と連動しているため、電車の運行時間帯は基本的に中央通り線側もしくは歩行者信号の方が長く開通しています。その影響もあって、川越駅側のアカシア通りも川越市駅側も慢性的に渋滞が発生しています。

結び

 西武新宿線南大塚第13号踏切は、閉鎖時間が最大で45分程度とそんなに長くないことから危険踏切として公式にリストアップされていませんが、踏切鳴動との不規則なら連動や歩行者・自転車の交通量、何より西武新宿線の線路が数十センチ低いという構造は危険そのものです。

 至急の撤去を望みます。

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