先日、北しなの線の黒姫駅を覗いてみたらとうとう撤去されてしまっていました。
改札口のところから撮った画像なのですが、昨年までは掛かっていた(おそらく国鉄時代から)ホームの案内板が姿を消してしまっていました。
駅本屋側の１番線、向こう側の2番線と３番線ホームへの案内板なのですが、「１番線・長野・松本・東京・名古屋・大阪方面」「３番線・直江津・新潟・金沢・大阪(北陸線経由)」と書かれた案内板が掛かっていたのですが、長野まで新幹線が開業した20年以上前に上野駅からやってきていた特急列車などは姿を消し、中京・関西方面からの季節臨時列車も来なくなり、さらに金沢まで新幹線が開業すると第三セクター化され、かつて当たり前に直江津まで走っていたローカル列車さえすべて隣の妙高高原での折り返し運転となった今でも掛かっていた案内板でした。
かつて夏の避暑や冬のスキー客で賑わっていたのも過去の話となってしまいましたが、あの案内板に往時の賑わいが脳裏に甦っていたものでした。
隣の新潟県側に入ってすぐの妙高高原駅の駅弁としても販売されていた「笹寿司」。製造していた妙高高原駅前の石田屋さんも数年前に廃業してしまってもう味わうことはできません。
笹寿司は信越国境の北国街道や飯山街道沿いの郷土食として食べられるお店はありますが、私は石田屋さんの笹寿司がとても好きでした。