代々木駅【東京都】(都営大江戸線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都渋谷区北東端の新宿に近い市街地に位置する都営大江戸線の駅で、JR山手線、中央総武緩行線との乗換駅、そして予備校「代々木ゼミナール」本部校などの最寄駅である
代々木駅 (よよぎえき。Yoyogi Station) です。
 
尚、JR線の代々木駅の記事につきましては以前UPいたしました⇒記事はこちら
 
 
駅名
代々木駅 (E 26)
 
所在地
東京都渋谷区
 
乗車可能路線
都営地下鉄:大江戸線【都営大江戸線】  
 
隣の駅
六本木方・大門方……………………………………国立競技場駅
都庁前方・光が丘方・飯田橋方 (都庁前乗換)……新宿駅 
 
乗換可能駅
JR東日本:山手線中央・総武緩行線 (中央総武線各駅停車)……代々木駅まで徒歩5分
 
訪問・撮影時
2019年10月
 
 

代々木駅の南口に相当するA1出入口です。東を望む。
右側の、代々木ゼミナール本部ビルの敷地内に、道路に面してA1出入口(階段のみ)が設置されています。
正面にJR線・代々木駅西口駅前のスクランブル交差点(代々木駅交差点)があります。
尚、都営大江戸線・JR線とも代々木駅前に駅前広場は設置されていません。駅前に路線バスは渋谷区コミュニティバスの「ハチ公バス」しか乗り入れていません。
 
 

A1出入口前より東を望む。右後方にA1出入口があります。
正面が前述のスクランブル交差点(代々木駅交差点)で、その先にJR線・代々木駅の西口駅舎があり、駅舎の左端に申し訳なさそうに大江戸線のA2出入口(階段のみ)があります。都営大江戸線とJR線の乗換は便利ですが、都営側にバリアフリー設備がありませんので要注意です(車いすで都営大江戸線をご利用の場合は後述のA3出入口へ回る必要があります。また、JR側にはエレベーターあり)。
また、駅舎の向こう側に見える高層ビルは「NTTドコモ代々木ビル(通称:ドコモタワー)」で、エンパイア・ステート・ビルなど1930年代頃に建てられたアメリカ・ニューヨークの摩天楼を思わせるデザインになっていて、「東京のエンパイアステートビル」と呼ばれています(Wikipediaの本文を引用)。但し、最上部の段になっている箇所は、いわゆる「張りぼて」です。
そして、交差点を左(北)~右(南)に横切る道路は都道414号線で、この地下を都営大江戸線が通っていて北に向けての地下に代々木駅があります。
北側には後述のA3出入口があります。
 
 

代々木駅交差点より南を望む。
手前(北)~奥(南)の道路は都道414号で、後方地下に代々木駅があります。
右側(西)にA1出入口が、左後方のJR代々木駅西口駅舎内にA2出入口があります。
駅周辺は市街地で、ビルが立ち並んでいます。飲食店などの商店も多く立地しています。駅から離れると住宅街になります。
また、駅の南側には日本共産党本部があります。
ちなみに、代々木と言えば予備校の「代々木ゼミナール(通称:代ゼミ)」ですが、経営の悪化に伴い近年になって大量閉鎖を実施し、大手予備校の座から陥落しましたが、今でも本拠地の代々木には校舎が存在します。右側のの縦長のビルは校舎で、系列会社(日本入試センター)が運営しています。そして西口の北西方約400mには高層ビルの「本部校 代ゼミタワー」があります。その手前、小田急線をくぐるガード前の左側には「山野美容専門学校」があります。
また、代々木と言えば専門学校の「代々木アニメーション学院(通称:代アニ)」も有名ですが、こちらは2016年に代々木の地にあった東京校が水道橋に移転しています。
 
 

代々木駅交差点より北を望む。
手前(南)~奥(北)の道路は都道414号で、前方地下に代々木駅があります。
左側(西)にA1出入口が、右側のJR代々木駅西口駅舎内にA2出入口があります。
約100m先の東側(右手)にはA3出入口とJR代々木駅北口があります。
都道沿いには商店街(代々木商店街)が形成されています。
一つ先の信号を左へ曲がった先に山野美容専門学校があり、さらに進んで小田急線を渡った先には前述の「代ゼミタワー」があります。
 
 

代々木交差点より西を望む。
左(南)~右(北)の道路は都道414号で、右手(北)にかけての地下に代々木駅があります。
右後方にあるJR代々木駅西口駅舎内にA2出入口があり、左前方の代々木ゼミナール本部ビルの敷地内にA1出入口があります。
駅西側はオフィスと住宅が混在しています。
写真奥へと進み、一つ目の信号を右折するとターミナル近くに立地するものの乗降人員が少ない事で有名な小田急線の南新宿駅に到達します(約350m先)。
 
 

A3出入口前より南を望む。
手前(北)~奥(南)の道路は都道414号で、前方にかけての地下に代々木駅があります。
左前方のオフィスビル(代々木クリスタルビル)1階(実際は半地下階)にJR代々木駅北口と都営大江戸線・代々木駅のA3出入口があります。
A3出入口には階段、上りエスカレーター、エレベーターの設備があります。こちらもJR線との乗換は便利ですが、北口側はJRにエレベーターが未設置で、車いすでJR線をご利用の場合は西口へ回る必要があります。
都道沿いには商店街(代々木商店街)が形成されています。100mほど南の左手(東)にはA2出入口とJR線の西口、そして代々木駅交差点があります。
 
 

A3出入口前より北を望む。
手前(北)~奥(南)の道路は都道414号で、後方にかけての地下に代々木駅があります。
右後方にA3出入口とJR線・代々木駅北口があります。
約200m先には小田急小田原線の踏切があります。踏切の手前で遊歩道&商業施設「新宿サザンテラス」の出入口があり、「新宿サザンテラス」沿いには「小田急ホテルセンチュリーサザンタワー」やJR東日本の本社があり、さらに進むとJR新宿駅の新南改札へ到達します。
そして小田急の踏切を渡った先には「JR東京総合病院」などがあります。駅北側には民家は少ないです。
 
 

都営大江戸線・代々木駅の改札の様子です。南を望む。地下1階にあります。当駅の改札はこの1ヶ所のみです。
前方にA1出入口とA2出入口(ともに階段のみ。途中まで上りES併設。JR駅西口方面)、後方にA3出入口(階段、上りES、EV設置。JR駅北口方面)があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が5通路設置されていて、左端が幅広通路(優先通路。車いすが通行可能な幅を確保)です。
その幅広通路沿いには窓口があり、有人通路を兼ねています。
改札口の左手前には自動券売機と駅長事務室があります。トイレ・だれでもトイレは改札内にあります。
そして、改札口の先には魚(?)のアートが飾られています。
地下3階にあるホームとの間には階段、上りエスカレーター、エレベーターが設置されています。南寄り(六本木方。左側)の階段、上りエスカレーターは地下2階踊り場を経由します。尚、都営大江戸線・代々木駅構内に売店、コンビニは一切ありません。ご注意下さい。
 
 

2番線外回り線(都庁前・光が丘方面)の側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
都営地下鉄の標準デザインで、上下に都営大江戸線のラインカラー(マゼンタ)が表示されています。
駅ナンバリングも表示されています (E 26)。
そして駅名標の下部には列車接近表示灯があります。
 
 

都営大江戸線・代々木駅は島式ホーム1面2線の構造で、地下3階にあります。
隣の新宿駅が地下7階なので、かなり浅い位置にあります。JR線山手線・中央総武緩行線との乗換はこちらの方が手っ取り早いです。
南北方向にホームが延びていて、ホーム階は開削工法で建設されたと思われます。但し、大江戸線の車両がコンパクトな事もあり、天井は低いですが…。
左(東)が1番線で内回り六本木・大門方面、右(西)が2番線で都庁前・光が丘方面です。
有効長は8両分です。ホームは広くも狭くもありません。また、ホームドアが設置されています。
そしてホームにはベンチ、飲料自動販売機、「東京水」が飲める冷水器が設置されています。
写真は六本木方を望む。
 
六本木方はこの先、都道414号の地下を南下しますが、やがて左へカーブしてJR山手線をくぐり、北参道交差点で東京メトロ副都心線と交差しますが、どちらにも駅が設置されていません(すぐ南に副都心線の北参道駅があります)。その後はJR中央本線の南側を並行する内外苑連絡道路(通称:裏参道。都道414号)の地下をカーブしながら東へ走り、JR千駄ケ谷駅の前を通り過ぎると程なくして渋谷区と新宿区の境界に位置する国立競技場駅へと至ります(駅の所在地は新宿区)。
 
一方、都庁前方・光が丘方はこの先、都道414号の地下を左へカーブしながら北進し、小田急線をくぐると今度は右へカーブして新宿駅へと至ります。尚、都営大江戸線の新宿駅は渋谷区に所在しています。新宿駅北端部に位置する甲州街道より先(北)が新宿区です。
 
 
あとがき
私が都営大江戸線の代々木駅で下車(乗車)したのは2004年と2019年の計2度です。2004年は都営大江戸線の乗りつぶしのため、そして2019年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅は意外と浅い位置にあり、山手線や中央・総武緩行線との乗換は当駅が便利です。また、代々木は予備校の街のイメージが強いですが、かつて三大予備校の一角を占めていた「代々木ゼミナール」は近年勢力が大幅に縮小し、「三大」から脱落したと言われています(現在の二強は「駿台予備学校」「河合塾」)。その影響か、駅前は新宿のすぐ近くにあるにもかかわらずやや閑散としている印象でした。
 
新宿駅からですと都営大江戸線の六本木・大門方面内回り電車に乗り1駅目で下車です。尚、新宿西口駅からは乗らないで下さい。また、JR線(山手線、中央・総武緩行線)でもアクセス可能です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅へ。山手線外回り(新宿方面)に乗り換えて代々木駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニが複数あり、飲食店やカフェも駅前にチェーン店を含めて多数あります。事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。都営大江戸線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は代々木駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京都交通局のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)