湯の川電停から函館市電5系統の電車に乗って、函館どつく前に向かっています。
後方展望しながら軌道を見ると、なんだかレール周辺がガタガタで荒れてますね。函館駅前に向かって乗客は増えましたが、それ以降は段々と減って行きました。
十字街電停では谷地頭方面の2系統が分岐。路線名は本線、湯の川線、宝来・谷地頭線、大森線とありますが、案内には一切使用せず、系統名だけが使われています。
このレトロな建物は相馬株式会社の社屋で、1913(大正2)年築。さすがは港町って感じですね。
いつの間にか車内は私を含めて3人だけになっていました。床が木製で昭和な雰囲気満点。
湯の川から44分で、終点の函館どつく前に到着。右奥に函館山が見えますね。この山は終戦まで要塞で、今でもその遺構が残っているそうです。
函館どつく前の終端部は、車止めもなくてなんだか不安なぐらい簡素。
函館どっく前には4分の滞在で、すぐに乗って来た電車で折り返します。広い坂道の道路に函館山・・・基坂ですね。函館の有名な風景のひとつ。
十字街で2系統の谷地頭行に乗換え。今度は8000形電車。
2系統も後方展望します。十字街を出発。
青柳町を出ると、函館市電最急勾配58.3‰の坂道を下ります。
前面展望に切り替えると、終点の谷地頭電停が見えてきました。
14時ちょうどに谷地頭電停に到着し、これにて函館市電を完乗達成であります。
次回につづく・・・。