川越市駅周辺訪問 その2

川越線

前回の記事(川越市駅周辺訪問 その1) → https://kawatrain.com/503/

川越市駅近傍の東上本線第157号踏切とその周辺から、今度は豊岡街道跨線橋へと向かいます。

この豊岡街道跨線橋は、開業当時からそのまんまの形で残っています。JR川越線の切り通しにかかっているので、上り下りの勾配は比較的緩やかです。

 ガードレールやフェンスの下部がコンクリートで作られています。

 踏切側から坂道に並行して降りる砂利道は、東武鉄道川越工場の正門前を通って富士見踏切へと続いています。

跨線橋頂点にあるフェンスと注意書きは、劣化具合が似ていました。おそらく1985年(昭和60年)の電化時に設置されたものではないかと思われます。

富士見踏切へと続く砂利道に降りて、跨線橋の写真を撮影しました。全体的にコンクリートは風化し黒ずんでいます。

 跨線橋の線路側天井付近に黒い煤の跡が見えますが、蒸気機関車・ディーゼルカー時代の排煙の跡と思われます。

線路横の砂利道は、砂利こそ比較的新しい様子ですが、かなりの凹凸ができていました。

 この区間の切り通しの法面は、私が中学に通っていた頃は下部のみ補強されており、それから現在のように上部まで補強工事が行われました。銘板にあるように、この下部の法面も電化時に整備されたようです。

 東武鉄道川越工場の建物はかなり年季が入っていました。森林公園検修区ができて川越車庫が移転した1971年(昭和46年)頃に建てられたものなので、まもなく築50年を迎えるはずです。

 ちなみに、アニメ「月がきれい」でもこの陸橋や砂利道が描かれています。確かに、ここにはなんとも言えない風情があります。

 富士見踏切から永井町踏切を経て東上本線第156号踏切も撮影しましたが、それはまた次の記事にしたいと思います。それでは、また。

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