今回は養老鉄道に譲渡された7700系赤帯(TQ03編成)です。

 

パッケージ

東急電鉄に1962年に7000系として製造され、1987年からVVVF化されて7700系となり2018年に引退。登場から車体が50年以上活躍してきた7700系ですが、養老鉄道に譲渡されて2019年より運転を開始しました。

3両編成と2両編成が導入され、今回はその中から赤帯のTQ03編成です。

 

商品情報

・2020年5月発売
・1箱4500円+税
・ユーザー取り付けパーツで列車無線アンテナ、動力化台車枠が付属
・ク7903-モ7803-モ7703の3両セット
同時に緑歌舞伎塗装・3両編成のTQ12編成も発売されました。

メーカー推奨パーツ

・動力ユニット TM-06R(18m級A)※スペーサーMを使用
・走行パーツ TT-03R
・パンタグラフ TOMIX 0278 PT7169-A

レビュー

〇桑名・揖斐寄り先頭車 ク7903

ク7903

桑名・揖斐寄り先頭車のク7903です。東急時代も同じ車番でした。

塗装は東急時代の赤帯をまとっています。

 

正面

東急時代の赤帯となります。

貫通扉にはステップが追加され、こちらはグレーで塗装されています。下部にアンチクライマーが追加されました。

車番(7903)と行き先表示(桑名)が印刷され、ワイパー、ヘッドライト、ライトリムは銀で塗装されています。元の7700系でもライトユニットがFRPのものとステンレスの物が存在しており、色の塗り分けでそれぞれ表現しているようです。

ライトパーツ類はクリアーパーツとなり、譲渡されてから設置されたスカートパーツも付属しています。個体差なのか、私が購入したものはスカートが不良品でした…

 

側面

車番、車外スピーカー、社紋かくしは印刷済みとなります。

TQ12編成と違い、行き先表示は取り付けられていないので印刷表現は無しです。

床下機器はCP、SIVが取り付けられています。

 

表記類

表記類はきれいに印刷されています。

 

妻面

妻面はドアコック、銘版、ステップがモールド表現されています。車内のシートパーツは黄緑色で塗装されています。

 

屋根

ランボードと手すりが一体成型されており、クーラー、無線アンテナは別パーツとなっています。

 

無線アンテナ

ク7903とモ7703にはユーザー取り付けパーツで無線アンテナを取り付けます。

屋根裏にガイド穴がありますが、穴を開ける際にはねじ止めの屋根パーツを外す必要があります。1㎜のドリルを使用し、緩い場合は接着剤を使いましょう。

 

〇モ7803

モ7803

中間車のモ7803です。東急時代も同じ車番でした。

養老鉄道入線時にパンタグラフが菱形からシングルアームに載せ替えられました。

 

妻面(パンタ側・桑名・揖斐寄り)

パンタは桑名・揖斐寄りに設置されています。パンタ配管、手すり、ドアコック、銘版がモールドで表現されています。

 

側面

床下機器はVVVFインバーター、蓄電池類が搭載されています。

 

妻面(大垣寄り)

大垣寄りは手すりとドアコックがモールド表現となっています。

 

屋根

屋根はランボードと避雷器が一体成型、クーラー、ヒューズが別パーツとなっています。

 

パンタ部

配管はモールド済みで前に発売された東急7700系と同じです。

ヒューズ箱は白色に塗ってあげると見た目がよくなりますかね?

 

〇大垣寄り先頭車 モ7703

モ7703

大垣寄り先頭車のモ7703です。こちらも車番は東急時代と同じ。

こちらはパンタ搭載車となります。

 

正面

基本的な部分はク7903と同じ。

 

側面

側面表記はク7903と同じパターンとなります。

床下機器はモ7803と同じ部品が取り付けられています。

 

妻面

パンタ配管、手すり、ドアコック、銘版がモールドで表現されています。

 

屋根

屋根はモ7803と同じものが使われています。無線アンテナはユーザー取り付けパーツとなります。

 

1編成導入

赤帯、赤歌舞伎、緑帯、緑歌舞伎の4パターンが登場しましたが、鉄コレではまず赤帯と緑歌舞伎の2種が製品化されました。東急時代の赤帯なので改造して東急時代の物にする方は多いのではないのでしょうか?

東急時代の歌舞伎塗装も販売されるとうれしいですね~。