石勝線・根室本線全駅間歩き(新千歳空港-十勝清水) その18・鵡川をさらに遡って… | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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その17からの続き

 

下トマム交点(14:22着・14:45発)

 

 

※この全駅間歩きは2015年に歩いたものです。

 

占冠駅から東へ進み、滝ノ沢信号場近くで休憩した続きです。

 

道は鵡川に沿って続いていました。

道は立派ですが、民家どころか畑も見かけなくなりました。

 

 

 

列車が颯爽と通過していきました。

 

 

 

途中、1本の楡の木が立っていました。

道路工事で伐採を試みたものの、そのたびに泣き声が聞こえ、

伐採されず残っているとのこと。

 

看板には、この木にまつわる悲恋の話が書かれていましたが、

立ち止まる人は自分以外誰一人いませんでした。

 

 

 

深い山の中をさらに進みました。

 

 

 

鵡川を遡るように進みます。

 

そこら辺にクマがいてもおかしくない雰囲気です。

ザックを背負う肩が少し痛くなってきました。

 

 

 

少しだけ開けた場所。

 

近くに作業場みたいな場所がありましたが、

やっぱり民家はありません。

 

 

 

ポロカトマム川を渡りました。

いよいよ「トマム」という言葉が入ってきましたよ。

 

 

 

滝ノ沢信号場から1時間半。

T字路にさしかかりました。

 

この近くにあるはずのバス停で休憩しようと思っていたのですが、

なぜか見つからなかったので、空き地で休憩しました。

はじめはオーバーヒート気味でしたが、汗はすぐに引きました。

肩が痛くなっていたので、文字通り「肩の荷が下りた」気分でした。

 

T字路を左折すれば南富良野町の幾寅へ抜けられますが、

20分休憩していて、その道を通った車は1台だけ。

 

 

 

石勝線の高架にスノーシェッドが見えました。

少し先にホロカ信号場があります。

 

 

 

このあたりは下トマムと呼ばれています。

 

トマム地区はかつて林業で栄えていたそうで、

1960年には地区全体で1,300人以上が生活していたそうです。

しかし、林業の衰退とともに、住民の多くはこの地を去ったそうです。

 

2015年現在、下トマムの住民は1世帯2人。

かつてこの近くには小学校があり、信号場も駅として開業する予定だったそうですが、

今は牧草地が点在するのみです。

 

 

放牧が行われているだけで、

生活感を感じるのは異常なのか。

 

 

 

線路をくぐって東へ。

トマム駅まで6kmです。

 

6kmが「近い」と思えるところが、

この路線を歩く怖さ。

 

 

 

右手に民家が見えてきましたが、廃屋でした。

かつては、こんな感じで民家が点在していたようです。

 

 

その19へ続く

 

 

滝ノ沢信号場先からホロカ信号場先までのGPSログ(1/75,000)です。

 

ログ線が若干ずれていますが、このあたりは一本道です。