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富田駅に来た理由はというと・・・
富田駅は三岐鉄道との接続駅となっており、三岐鉄道へ乗り入れる名古屋地区の名物貨物列車に使用される貨車や機関車が、駅構内に留置されています。
わざわざ名古屋駅からやってきた理由は、実物を見たことが無かったこれらの車両を、じっくりと見たいがためでした。
まずはセメント輸送列車用のタキ1900形。
このタンク車は、三岐鉄道 東藤原駅に隣接する太平洋セメント藤原工場から、四日市港駅に隣接する太平洋セメント出荷場までセメントを輸送しています。
かつては各地で見られた粉体セメントの輸送列車も、この列車が日本最後に残るのみとなっています。
隣の番線には「白ホキ」が留置されていました。
この白ホキは、三岐鉄道 東藤原駅に隣接する太平洋セメント藤原工場から、衣浦臨海鉄道 碧南市駅に隣接する中部電力碧南火力発電所の間で、炭酸カルシウムとフライアッシュを輸送しています。
この列車には長らくホキ1000形が従事していましたが、2015年に後継のホキ1100形が登場し、現在は両形式が混結されて運用についています。
そして駅の外からは、それらの列車を牽引する機関車の姿も。
JR線内はDF200が、三岐鉄道線内はED45が重連で牽引します。
といった感じで駅に留置している姿ながら、名古屋地区の名物貨物列車の車両たちを記録することが出来ました。
今度は動いている姿を撮影したいですねぇ~。
・・・という思いを夏休みに抱いたので、その思いを叶えるため秋に決行したのが、以前連載していたこちらの遠征でした。
この遠征で、念願だったセメント列車と白ホキを撮影できたのですが、いずれもJR線内のみで、残念ながら三岐鉄道までは手が回りませんでした。
そのほか「赤ホキ」や西濃鉄道、衣浦臨海鉄道など、撮りたい列車は山ほどあるので、できれば年内に再度遠征すべく策を練っているところであります。
最後に富田駅舎を記録。
それなりの駅舎なものの、無人駅となっています。
数百メートルの距離に近鉄富田駅がありますが、ほかの関西本線の駅と同様に近鉄のほうが圧倒的に強いため、駅周辺は少々寂れた感じでした。
これで富田駅探訪は終了。
本日の宿泊地へ向けて、関西本線を名古屋方面に戻ります。