代官山駅【東京都】(東急東横線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都渋谷区南西部の閑静な住宅街にある東急東横線の駅で、近年は青山、原宿と並ぶおしゃれなファッションの街として注目を集め、ブティックなどのファッション関連店舗、そしてお洒落なレストランやカフェが沢山ある「代官山」への最寄駅である、
代官山駅 (だいかんやまえき。Daikan-yama Station) です。
 
 
駅名
代官山駅 (TY 02)
 
所在地
東京都渋谷区
 
乗車可能路線
東急電鉄:東横線  
 
隣の駅
渋谷方……渋谷駅  
横浜方……中目黒駅  
 
訪問・撮影時
2019年12月
 
 

代官山駅の中央口です。北東を望む。左の弧を描いた屋根の建物が駅舎です。
代官山駅は地平駅で、橋上駅舎を有していますが、地形の関係で中央口は改札階と同じ高さとなっています。駅舎と駅外の間に段差はありません。
橋上駅舎は2階建てで、1階に改札口と売店「toks」、世界中のナチュラル&オーガニックコスメを中心にアロマやハーブティー、雑貨や洗剤などセレクトするショップ「コスメキッチン」が入居していて、2階には北欧デンマーク発祥のインテリアショップ「BoConcept(ボーコンセプト)」が入居しています。
尚、代官山駅には駅前広場が整備されておらず、中央口は駅前の道路が広くなっているくらいです。また、バス停留所は西口側、北口側の道路沿いに設けられています。
 
 

中央口駅前の様子です。西を望む。前方の角を右へ曲がると中央口で、右後方には後述の東口があります。
駅周辺は住宅街ですが、代官山という事でこじゃれたデザインの建物も多いです。
商店は一定数あり、やはりカフェやレストラン、ブティックといった店舗が多いです。
駅の西側には集合住宅が多く見られます。
約350m南西には東京音楽大学中目黒・代官山キャンパスがあります。
尚、駅周辺は全体的に狭い道路が多く、通行の際は注意が必要となります。
 
 

こちらは東口です。北を望む。代官山駅は橋上駅舎の四方に出入口が設置されています。
東口も地形の関係で駅舎と駅外がほぼ同じ高さですが、若干の段差が存在します。段差には階段しかなく、バリアフリー非対応です。
 
 

東口駅前の様子です。東を望む。2つ上の写真と同一地点にて撮影。
前方の角を左へ曲がると東口があり、左後方には中央口があります。
お洒落な街である代官山において「串カツ田中」が異彩を放っていますが、閑静な住宅街が広がっています。東側には低層の集合住宅が多いです。
駅の東側や南側は恵比寿地区との境界にあり、カフェなどは西側や北側と比較して少ないです。
また、東へ約700m歩くと恵比寿駅に到達します。
 
 

西口です。南を望む。
こちらは2階部分に西口出入口があります(突き当たりの右側)。左側に開口しているのは北口で、北口にもアクセス可能です。
歩道橋の後方(北)には同潤会アパート跡地を再開発して建設された複合施設「代官山アドレス」があります(後述)。
尚、西口付近にはエレベーターがありませんが、「代官山アドレス」のエレベーターを利用する事により車いすでも移動可能となっています。
 
 

西口駅前の様子です。西口と「代官山アドレス」を結ぶ歩道橋より西を望む。
左手に西口があります。中央の道路は代官山通りです。
右側のマンション群は「代官山アドレス」で、マンションの他にタワーマンションもあり、商業施設や公共スポーツセンターも併設されています。
西口側にもカフェやレストランが多く、ファッション関係の店舗も見られます。
 
 

こちらは北口です。南西を望む。
階段を上った右手に北口改札があります。左奥へ伸びる道路を直進すると右手に東口があります。
また、右手には線路と並行して歩道橋が渋谷方(北東)に伸びており、約70m先に東側へ下る階段があります。跨線橋(歩行者・自転車専用)もあり、駅北側や「代官山アドレス」へ抜けられます。
尚、北口は基本的にバリアフリー非対応ですが、「代官山アドレス」からアクセスする場合のみ段差がありません。そして、北側の跨線橋は自転車も利用可能ですが、これはホーム延伸の際に駅北側にあった渋谷1号踏切が廃止された代替措置として跨線橋が建設された際、自転車用のスロープが併設されました。但し、車いすは通行できません。
 
 

北口駅前の様子です。北を望む。右後方に北口とを結ぶ跨線橋、歩道橋への階段があります。
中央の道路は代官山通りで、左側(東)には東横線が走っています。左手には「代官山アドレス」があります。
電線が地中化され、スッキリした景観となっています。
駅の北側も住宅街で、代官山通り沿いには低層のビルやマンションが立ち並んでいます。
北側にもカフェなどが多く見られます。
 
 

橋上駅舎1階にある中央口改札の様子です。北を望む。
右が東口、左が西口で、後方が中央口です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて(左から2番目がワイド改札口)、右端の通路沿いに窓口があります。
改札口の右手前には自動券売機、ICカードチャージ機があります。
トイレ、多機能トイレは改札内にあります。正面には北口改札が見えます。
そして下層(地下1階扱い)にある各ホームとの間には階段、エレベーターが設置されています。
尚、駅構内にコンビニはありませんが、改札外の左後方に売店「toks」と2階のテナント「ボーコンセプト」への階段があります。また、右後方には「コスメキッチン」があります。
 
 

こちらは北口改札の様子です。南を望む。正面に中央口改札が見えます。
後方に通路があり、右が西口方面、左が北口および旧渋谷1号踏切代替の跨線橋方面です。
北口改札は駅員無配置で、左側にインターホンが設置されています。
そして自動券売機、チャージ機もありませんので、それらの設備を利用される場合は西口経由で中央口改札側へ回れます(自動精算機(ICカードチャージ可能)は改札内の設備を利用可能)。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が3通路設置されていますが、ワイド改札口はありませんので車いすをご利用の場合も西口経由で中央口改札へ回る必要があります。
尚、改札内コンコースは前述の中央口改札側と共用です。
 
 

ホーム側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
東急標準のデザインで、東横線のラインカラー(赤色)が使用されています。
駅ナンバリングも併記されています (TY 02)。
また、下部には時刻表・路線図が設置されています。
 
 

代官山駅は相対式ホーム2面2線の地平構造ですが、横浜方の一部(写真奥)は橋上駅舎下層と渋谷トンネル内にかかっています。
北東~南西方向にホームが延びています。
左ホーム(東)が1番線で下り横浜方面、右ホーム(西)が2番線で上り渋谷方面です。
ホーム幅は全体的に狭く、ホームドアが設置されているため圧迫感も感じます。
ホームの上屋(橋上駅舎下・トンネル含む)は各番線とも横浜方の4両分強しかなく、編成の半分近くは停車時に雨ざらしとなります。雨の日に当駅で下車される際は横浜方の4両にご乗車下さい。
そして各ホームにはベンチがあり、少なくとも1番線には冷水器が設置されています。
写真は横浜方を望む。
 
 

こちらは横浜方の端近くより渋谷方を望む。
横浜方はトンネル内にあり、その先は橋上駅舎に覆われていて地下駅のような様相です。
過去の代官山駅ホームはもっと前方に横浜方の始点でしたが、大規模な工事によりトンネル内にもホームが延伸されました。
 
 

渋谷方を望む。
代官山駅のホーム有効長は10両分ありますが、実際に使用されているのは横浜方(手前側)8両分で、ホームドアもその8両分のみに設置されています。渋谷方(写真奥)の2両分は非常時に10両編成の列車が停車・客扱いできるように追設されました。この部分はホーム幅が非常に狭く、普段は柵で仕切られ立入できません。
 
この先、左へカーブして下り勾配になり、地下トンネルに入ります。その後は住宅街の中を北北東へ走り、JR山手線をくぐります。その後は左へカーブして渋谷川沿いを北東へ走り、右へ左へカーブして明治通り地下を走るようになると市街地に入り、右へカーブして渋谷駅へと至ります。渋谷駅より先は東京メトロ副都心線となります。
尚、当駅~渋谷駅の東横線地上線跡は「渋谷代官山Rプロジェクト」として、東急グループによって店舗・オフィスやホテル、保育所、渋谷川沿いの遊歩道などが整備されました。
 
 

横浜方を望む。ホーム端は渋谷トンネル内に位置します。
この先、左へカーブしながら渋谷トンネル内を走り、旧山手通りをくぐると地上に出て目黒区へ入ります。その後は上下線が離れ、その間には地下から東京メトロ日比谷線が顔を出します。そして右へカーブして方向別複々線の形で目黒川を渡ると中目黒駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が代官山駅で下車(乗車)したのは2013年、2019年の計2度です。2013年は東横線が地下化された際、地下区間を初乗りした際に下車しました。そして2019年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅自体は小さく、ホーム横浜方がトンネル内にかかっているのが特徴的です。また、駅前は住宅街で、思ったより閑静な感じがしました。各所にカフェが分散しています。
 
新宿からですとJR新宿駅から山手線内回りで渋谷駅まで行き、東急東横線の各停に乗り換えて当駅下車です。急行・特急・Fライナーは通過するので要注意です。あるいは新宿三丁目駅から東京メトロ副都心線の渋谷・東横線方面電車に乗車して(急行・特急・Fライナーを除く)、当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅で下車。山手線外回り電車に乗り換えて渋谷駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内改札外に売店があり、駅前にコンビニがあります。一方、駅前に飲食店・カフェは多数あるものの気軽に入れる店舗は少なく、チェーン店は「大阪王将」「串カツ田中」くらいでしょうか。尚、東へ約600m歩けば恵比寿駅前に出られ、多数の飲食店がありますが…。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。
東急東横線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は代官山駅でも途中下車されてみて下さい!
そして代官山へお出かけの際はぜひ東急東横線をご利用になり、代官山駅を観察されてみて下さい!
 
(参考:東急電鉄のHP、コスメキッチンのHP、Google地図、Wikipedia)