緊急事態宣言が解除されしばらく経ち、『新しい生活様式』とやらを踏まえながら、少しずつではあるものの、どうにか日常の生活が元に戻りつつあります。新規感染者がゼロになることはなく、完全に収束したとは口が裂けても言えないながらも、当初からの予定通り、6月19日(金)から県を跨ぐ移動が全面的に解禁されました。そんな中、『ひのとり』初乗車以来およそ3か月ぶりに宿泊を伴う乗り鉄旅を決行、今回は兵庫県の未乗路線を含むいくつかの鉄道を巡る旅です。

 

いつものようにJR東海のパックツアーを利用し、神戸市内のホテル宿泊と静岡新大阪間の往復新幹線、これらがセットになりおよそ\20,000、毎度毎度JR東海には感謝しかありません。また兵庫県内の各鉄道は、フリーきっぷの類が非常に充実しており、とても満足のいく旅とすることができました。

 

出発当日の6月23日(火)、静岡発6時07分の始発の新幹線に間に合わせるべく5時少し前に起床。昨日まで数日雨が降り続き、現在梅雨真っ只中の期間ではありますが予報は2日とも晴れ、雨の心配はあまりなさそうで一安心です。

 

愛車デミオを走らせ、静岡駅には5時50分頃の到着。

 

 

前回の3月下旬ではこの時間はまだ薄暗かったと思いますが、日の長いこの季節、既に日は昇り気温も上昇ムードです。

 

ホームではこだま763号が入線済み、6時07分の発車を待っていました。

 

 

 

この列車、ダイヤ改正まではこだま693号でしたが、改正の目玉であるのぞみ増発に伴い、列車番号の大幅な改変があったようです。去年から今年にかけてだけでも5.6回は利用していて、もはやお馴染みの列車になっていたこともあり、時刻には特に変更はなかったものの、正直若干の違和感を感じざるを得ません。さらに唯一の新横浜始発の『超』ひかりとして名高い、ひかり493号533号に変更されています。まぁ今のところは違和感を覚えますが、人間はいつか必ず慣れるもの、そのうち気にもならなくなることでしょう。

 

 

普段自由席では後ろよりに乗ることが多いですが、今回は2号車最前列に陣取り、発車を待ちます。

 

定刻になり静岡駅を発車。結局2号車には私の他には1名がいるのみ。移動の自粛は、いまだ継続中のようです。

 

いつもであれば出張や通勤客を中心に多くの乗車がある浜松豊橋の両駅でも10名ずつほどの乗車で、その多くも7時10分着の名古屋駅で下車していきました。

 

静かになった車内、時折睡魔に襲われつつもなんとか意識を保ち、終点新大阪駅には8時09分の到着です。早朝ということで途中駅での退避が一切なく、わずか2時間余りでの到着に、改めて新幹線の速さを思い知らされます。

 

 

これからいよいよ2日にわたる乗り鉄旅の始まり。初日の今日は阪神電鉄山陽電鉄が全線乗り放題となる『阪神・山陽シーサイド1dayチケット』を利用し、その沿線を中心に巡りたいと思います。